目次
1. 鰈(カレイ)とは?

カレイは種類が多い魚だ。そんなカレイのはどのような特徴を持っているのだろうか?カレイの産地やヒラメとの見分け方を合わせて紹介しよう。
鰈(カレイ)の主な産地
カレイは世界中に113種あまり存在しており、日本近海だけでも40種類以上のカレイが存在している。そんなカレイは北海道から九州まで広く分布しているが、その中でも主な産地として有名なのが、宮城や青森、北海道だ。
鮃(ヒラメ)との見分け方
カレイとヒラメは見分け方が難しいと有名だ。簡単な見分け方として右に目があるのがカレイ、左に目があるのがヒラメといわれている。
2. 主な鰈(カレイ)の種類

カレイな種類が豊富だが、その中でも一部のカレイの種類を一覧で紹介しよう。それぞれの見た目の違いや味わいの特徴をチェックしてみよう。
アカガレイ
アカガレイは底曳網で漁獲されることが多く、やや細長い形で見分けるといいだろう。値段も手頃で庶民的なカレイの代表格で、小さいものは手頃だが、大きくなると値段が高くなる。淡泊な味わいでカレイの煮付けとして食べられることが多い。
アサバガレイ
スーパーでよく見かけるお手頃な値段のカレイの種類で、淡泊でクセがない味わいが特徴だ。煮付けや唐揚げにされることが多く、カレイというとこの種類を思い浮かべる人も多い。頬部が円鱗で覆われていることでほかのカレイと見分ける。
イシガレイ
煮付けや焼き物にして食べることが多い価格も安定したカレイで、釣りでもお馴染みのいカレイだ。各地の沿岸域によく見られ、体長は40㎝以上と大型になる。口が小さいので、口の大きさで見分けるといいだろう。
カラスガレイ
その名の通り、真っ黒な色で見分けることができるカレイで、一般的な値段のカレイだ。脂がのっている味わいなので、煮崩れしやすく、焼いて食べられることが多い。スーパーで比較的手に入りやすい。
ナメタガレイ
高級カレイの一種で、煮魚にすると美味しいといわれている。大型なものもあり、非常に高値で取引されており、口に入れると溶けるような柔らかさとゼラチン質のヒレの部分が人気だ。体がほかのカレイよりも長いことで見分けられる。
マガレイ
北海道や東北、関西など水揚げされる場所も多いので、鮮魚の状態で販売されていることも多い。淡泊でクセがない味わいは、カレイの代名詞的な味わいだといえる。マコガレイによく似ているが、両眼間隔に鱗がないことで見分けることができるだろう。
マコガレイ
高級カレイの一種で特に夏の時期に活で取引されるものは、かなり高値だ。夏に美味しいカレイなので、夏に味が落ちてしまうヒラメと違い重宝されている。マガレイよりも側線湾曲が低いことで見分けることができるだろう。
マツカワガレイ
刺身で食べることが多いカレイの一種だ。鱗が松のようにザラザラしているのが特徴で、漁獲量も少なく値段も高い。鱗がザラザラしていることで、ほかのカレイと見分けられる。
ホシガレイ
幻のカレイと呼ばれている高級カレイで、刺身や煮付け、塩焼きなどどんな料理にしても美味しいといわれている。高級料理店でしか味わえないほどの値段も高価なカレイだ。背鱗などが黄褐色をしており、小さな黒色の円斑で見分けることができる。
ヤナギムシガレイ
干物にされることが多いカレイの種類だ。雑味がなく上品な味わいが特徴で、干物にすることで、より旨みが凝縮される。値段も高く主に高級料理店で味わえる。
3. 鰈(カレイ)の食べ方の種類

カレイはさまざまな食べ方を楽しむことができる。そんなカレイのおすすめの食べ方を紹介しよう。
干物
カレイは干物として加工されることもある。特にヤナギムシカレイは干カレイとして食べられることが多い。干物にすることで、旨みが凝縮されてしっかりとした味わいが楽しめる。特にカレイが多く手に入った時などは、干物にしておくと長期保存が可能になる。
煮付け
カレイは煮付けにして食べられることが多い魚だ。その中でもアカガレイやナメタカレイは煮付けに適しているといわれている。
焼き
焼きでカレイを食べるのなら、ムニエルやソテーにするのがおすすめだ。カレイに塩こしょうをして小麦粉をまぶして、オリーブオイルやバターで焼くと美味しい。とくに焼きに適しているカレイの種類は、イシガレイやカラスガレイは焼きに適しているといわれている。
揚げ
カレイは唐揚げなどにしても美味しい。カラっと揚げたカレイは、カリカリの衣とホクホクの白身を同時に楽しむことができる。揚げがおすすめなカレイの種類は、アサバガレイ等が適しているだろう。
結論
カレイは種類が豊富な魚だ。それぞれ見た目や味に違いがあるので、調理法に合わせたカレイを選んでみるのもいいだろう。スーパーで馴染みのあるカレイの種類から希少なカレイの種類まであるので、いろいろなカレイを探してみてもらいたい。
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