目次
- 黒皮栗かぼちゃ
- 赤皮栗かぼちゃ
- えびす南瓜
- 味平かぼちゃ
- 坊ちゃんかぼちゃ
- ロロンかぼちゃ
- 雪化粧かぼちゃ
- コリンキー
- 鈴かぼちゃ
- こふきかぼちゃ
- プッチィーニ
- ダークホースかぼちゃ
- 宿儺(すくな)かぼちゃ
- 栗マロンかぼちゃ
- バターナッツかぼちゃ
- 菊座かぼちゃ
- 小菊かぼちゃ
- 黒皮かぼちゃ
- 島かぼちゃ
- 鶴首かぼちゃ
- 鹿ヶ谷かぼちゃ
- ひょうたんかぼちゃ
- ズッキーニ
- 金糸瓜(そうめんかぼちゃ)
- 韓国かぼちゃ(カボッキー、リッチーナ、マッチャン)
- アトランティックジャイアント(ハロウィンかぼちゃ、おばけかぼちゃ)
- バターナッツかぼちゃ:南アメリカ原産で、ベージュ色の外皮とねっとりとした食感が特徴
- 鹿ヶ谷かぼちゃ:京野菜の一つである早生品種で、あっさりとした味わい
- ひょうたんかぼちゃ:宮崎県など南九州で栽培される品種で、モチモチとした食感が特徴
- 宿儺(すくな)かぼちゃ:主に岐阜県で栽培され、灰緑色の外皮をもつブランドかぼちゃ
- 鶴首かぼちゃ:愛知県を中心に栽培され、鶴の首のような形状が特徴
- ズッキーニ:太いキュウリのような外見。淡泊な味わいでイタリア料理によく使われる
- 韓国かぼちゃ(ホバク):カボッキー、リッチーナ、マッチャンが代表的な品種。見た目はズッキーニに似ているが、よりやわらかい
- 赤皮栗かぼちゃ:中身もオレンジ色で、強い甘みと水分が多くねっとりとした食感が特徴
- コリンキー:小さめのかぼちゃで、未熟な状態で収穫される。生食が可能
- プッチィーニ:外皮にオレンジと黄色の線が入ったミニサイズのかぼちゃ。甘くねっとりとしている
- アトランティックジャイアント(ハロウィンかぼちゃ、おばけかぼちゃ):大きなかぼちゃだが味や食感は劣るため、鑑賞用とされる
- アトランティックジャイアント(ハロウィンかぼちゃ、おばけかぼちゃ):一般的なかぼちゃが1~2kg程度であるのに対し、100kg以上に育つものもある巨大なかぼちゃである。食用ではなく、ハロウィンの飾りとして用いられる。また、飼料にも使用される。
1. かぼちゃの種類は大きく3つに分けられる

かぼちゃは「西洋かぼちゃ」、「日本かぼちゃ」、「ペポかぼちゃ」の3種類に分類される。それぞれの種類の特徴と、代表的な品種を見ていこう。
西洋かぼちゃの品種一覧
スーパーや八百屋などの店頭に並ぶかぼちゃは、ほとんどが西洋かぼちゃである。緑黄色野菜として扱われ、でんぷん質が多く甘みやホクホクとした食感が特徴だ。
日本かぼちゃの品種一覧
16世紀にポルトガルから日本に伝わり、1960年代まで主流とされていた。西洋かぼちゃより水分が多くでんぷん質が少ないため、ねっとりとした食感と甘み控えめの味わいが特徴である。また、煮崩れしにくく煮物にも向く。
ペポかぼちゃの品種一覧
北米南部で栽培されていた種類で、日本でも近年いくつかの品種が栽培されるようになった。淡泊な味わいのため、肉やほかの野菜とともに食べられることが多い。ヨーロッパでは、春の訪れを告げる野菜とされる。
2. 外見が変わったかぼちゃの種類

日本で一般的に食べられているのは、黒い皮に丸っこい形をした「黒皮栗かぼちゃ」という品種である。しかし、一般的なかぼちゃとは異なるユニークな外見をしたかぼちゃも数多く存在する。代表的なものを紹介しよう。
ひょうたん型のかぼちゃの種類
細長いかぼちゃの種類
皮がオレンジのかぼちゃの種類
大きいかぼちゃの種類
3. 美味しいのは?いろいろなかぼちゃの種類と味の違い

タイプの異なる代表的な種類のかぼちゃについて、味の特徴やおすすめの料理を紹介する。それぞれの特徴を踏まえて、美味しい食べ方をチェックしよう。
黒皮栗かぼちゃ
濃い緑色の外皮をもつ、一般的なかぼちゃである。加熱すると甘みが増し、ホクホクとした栗に似た食感を楽しめる。煮物をはじめ、サラダ、きんぴらなどに向く。
バターナッツ
ひょうたん型のピーナッツのような外見のかぼちゃで、ナッツのような風味やねっとりとした食感が特徴である。とくにポタージュスープにすると美味しい。
坊ちゃんかぼちゃ
甘みとホクホクとした食感が特徴の、手のひらサイズのかぼちゃである。中身をくり抜いてまるごと食卓に出す料理がおすすめだ。グラタンなどの料理のほか、プリンなどのお菓子も楽しめる。
ロロンかぼちゃ
ラグビーボールのような形状のかぼちゃで、栗のようなホクホクとした食感と甘みがあり、味は黒皮栗かぼちゃと似ている。コロッケやポタージュスープ、プリンなどに向く。
雪化粧かぼちゃ
株式会社サカタのタネが販売する、白皮栗かぼちゃの品種である。白っぽい外皮が名前の由来だ。甘みとホクホクとした食感が楽しめる。外皮は硬いが、煮物にするとやわらかくなり美味しく食べられる。
4. 北海道でメジャーなかぼちゃの種類

かぼちゃの主な産地である北海道では、さまざまな品種が栽培されている。とくに、ホクホクとした食感のかぼちゃが多い。代表的な品種は、下記の通りである。
えびす
西洋かぼちゃを代表する品種で、北海道での作付面積が最も多い。濃緑色の外皮、濃黄色の果肉で甘みが強く、揚げ物や煮物に向く。
みやこ
えびすと並ぶ西洋かぼちゃの代表品種で、比較的小ぶりでやや細長い丸形である。甘みが強い。大浜みやこというブランド品種もある。
栗ゆたか
病気に強い品種で、えびすに次ぐ作付面積の西洋かぼちゃである。甘みが強く粉質で、栗のような味わいが特徴だ。和菓子の餡の材料にも用いられる。
味平
日持ちのよい品種で、栗や男爵いものような食感と高い糖度、風味のよさが特徴である。
結論
かぼちゃには、大きく分けて西洋かぼちゃと日本かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類がある。さらに、同じ種類のかぼちゃでも、外見や味などの特徴は品種によって異なる。さまざまな種類のかぼちゃを食べ比べたり、特徴を生かして食べ方を工夫したりしてみよう。
この記事もCheck!