目次
1. 殻付きホタテの基本の焼き方

最初に殻付きホタテの焼き方を紹介しよう。バーベキューの鉄板や七輪の網を使って焼く方法だ。
殻をはずす
殻付きホタテは、ナイフで殻をはずす。まず、指がはさまれないように注意しながら、両端を支えて持つ。次に貝の平らなほうを上に向け、上側の殻に沿ってナイフを差し込む。貝に沿って左右に動かせば、貝柱がはずれて開く。殻をはずしてホタテの下にナイフを差し込み、下を切り離す。貝柱と黒い内臓の境に指を入れ、貝柱のみをはずす。まわりにあるヒモと肝は加熱調理に使えるが、それ以外は使えないため取り除くこと。
ホタテをよく洗う
貝柱は海水と同程度の濃度の塩水(水2カップに対して塩小さじ1弱)でさっと洗い、ペーパータオルで水気を拭き取る。次にホタテの殻をしっかりと洗う。
平らな面から焼く
ホタテの殻の平らな面を下にして置き、貝柱をのせて焼く。強火で一気に焼くのがおすすめだ。
ひっくり返して焼く
汁が沸騰しはじめたら、貝柱を殻の上でひっくり返して反対の面を焼く。汁が熱いため、ヤケドしないように軍手やトングを利用すると安心だ。
焼き上がりの目安
焼き上がりの目安は、貝柱が両面白くなり、汁がぐつぐつとと沸騰すればOK。焼き上がったらすぐに火を止める。中が少し生かなと思えるくらいの焼き加減が、最もプリプリな状態だ。
2. 調理器具を使った殻付きホタテの焼き方

ここでは、調理器具を使う殻付きホタテの焼き方を紹介しよう。先述の下処理したホタテの下側の殻と貝柱を使う方法だ。
魚焼きグリルを使った調理方法
ホタテの貝柱は魚焼きグリルを使用して焼くことも可能だ。グリルに殻をおき、その上に貝柱をのせる。好みでバターを入れて焼いてもOK。火加減は中火で、汁が出はじめたら身を裏返して焼く。焼き時間の目安は5~8分程度だ。途中で焦げないよう、様子をみながら焼くのがポイント。
フライパンを使った調理方法
次にフライパンを使う焼き方を紹介しよう。お酒のおつまみにおすすめな、バターじょうゆで味付ける方法を紹介する。フライパンに殻をおき、貝柱をのせてふたをする。火加減は強火で、焼き時間は5分ほどだ。貝柱から汁が出はじめたら身を裏返し、弱火で3分ほど焼く。貝柱に火が通ったら醤油をかけ、バターをのせて火からおろせば完成だ。
オーブンを使って焼く方法
ホタテはオーブンで焼くこともできる。具体的な焼き方を紹介しよう。オーブンはあらかじめ200℃に予熱しておく。殻にホタテをのせ、好みでバターをのせて天板におく。10分ほど焼けば完成だ。かなり熱いため、オーブンから取り出すときはヤケドに注意すること。
3. 殻なしホタテの焼き方

ここでは、殻なしのホタテの貝柱のみの焼き方や、冷凍ホタテの貝柱の調理方法を紹介しよう。
冷凍ホタテの解凍方法
冷凍ホタテの貝柱を使うときは、あらかじめ解凍しておくこと。解凍方法は、冷蔵室に移せばよい。ホタテの大きさにもよるが、解凍に半日くらいかかることもある。急いで解凍したいときは、ポリ袋に入れて流水にさらせばよい。直接水に浸すと水っぽくなりやすいため、必ずポリ袋に入れて解凍すること。解凍したホタテの貝柱は、ペーパータオルで水気を拭き取る。
ちなみに刺身やカルパッチョのように生食するときは、塩と氷を使ってじっくりと解凍するのがおすすめだ。塩を使うと0℃前後の低い温度を長時間保てるうえドリップが出にくく、浸透圧の働きで水っぽくなりにくい。
解凍するホタテと同じ量の氷を用意し、塩を混ぜる。その氷で、冷凍のホタテ貝柱を覆い、3時間ほどおいておけば解凍される。冷凍前に近い旨みや食感を楽しむことができるのでおすすめだ、ただし、必ず生食用の冷凍ホタテの貝柱を使うこと。
ホタテの貝柱の美味しい食べ方
ホタテの貝柱の美味しい食べ方のひとつが、香ばしい香りが食欲をそそるバター醤油焼きだ。少ない材料で作れるうえ調理時間が短く、思い立ったときに作れるのが嬉しいポイント。次におすすめの食べ方が、ホタテとアスパラガスのにんにくバター炒めだ。ホタテの旨みと、やわらかで甘みのあるアスパラガスの相性がよく、ごはんのおかずはもちろん、お弁当のおかずにもおすすめできる。
結論
今回は、ホタテの焼き方を紹介した。殻付きホタテを購入することはあまりないかもしれないが、もし入手できることがあれば、紹介した方法で焼いてみるのもありだ。ただし汁が熱いため、くれぐれもヤケドに注意して焼くようにしよう。
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