目次
1. 日本でも人気!定番おすすめ台湾料理の種類

最初に台湾料理全体の特徴を紹介しよう。台湾料理とはどんなものなのか、料理名やその読み方を解説する。
魯肉飯
代表的な台湾料理のひとつが、魯肉飯と書いてルーローハンと読む一品だ。作り方は豚肉にしょうがやにんにく、八角などを入れて甘辛く煮込むだけ。食べるときは煮汁ごと、ごはんにかけるのが本場流だ。いまや日本でもよく知られた料理で、とろとろとした豚肉がクセになる美味しさである。
小籠包
小籠包と書いてショウロンポウと読むが、食べたことがあるという人も多いのでは?作り方は豚肉で作ったタネを小麦の薄い皮で包み、蒸籠に入れて蒸すだけだ。スープが入っており、食べると中から濃厚な肉汁があふれてくる。小籠包の具は基本の肉あんやカニ味噌、ヘチマなどさまざまだ。
牛肉麺
台湾料理のひとつである牛肉麺は、ニュウロウミェンと読む。ラーメンのような中華麺は使用せず、小麦粉の麺で見ためは細いうどんのような感じだ。味付けは地域で異なり、八角を入れるところもあれば、しょうがをきかせたり、花椒を使ったりとさまざまである。
担仔麺
担仔麺と書いてタンツーメンと読む台湾料理は、もともと台湾南部の町である台南の名物で、いまでは台湾全土で食べられている。細麺の上に肉味噌や香菜をトッピングし、スープをかけた麺料理だ。見た感じはシンプルで素朴だが、サッパリとした味で、あとをひく美味しさである。
炒米粉
台湾料理の種類の1つである炒米粉は、チャオミーフェンと読む台湾風の焼きビーフンだ。日本の焼きそばのように、台湾の庶民の味といっても過言ではない。とくに干し椎茸のもどし汁を使うと、味に深みが出る。
2. B級グルメ!屋台の台湾料理の種類

ここでは台湾の屋台文化や、どんな料理が食べられるかを紹介しよう。台湾の人達は毎日自宅で料理をする習慣がない。もちろん料理好きで作る人もいるが、なかには朝食を店でテイクアウトし、学校や会社で食べる人もいるようだ。また、日本より外食の値段が安いことも、台湾に屋台文化が根付いていることと関係しているだろう。
台湾料理を食べようと夜市に出かけたが、漢字が読めないため、どんな料理かわからなかったという経験をした人もいるのでは?夜市で人気の料理をピックアップして紹介する。
魷魚
夜市で味わえる台湾料理のひとつが、魷魚と書いてヨウイーと読む一品だ。魷魚とはイカのことで、夜市で人気を集めているのがイカの姿焼きだ。
葱抓餅
葱抓餅と書いてツォンジュアビンと読む台湾料理で、夜市で人気を集めている一品だ。作り方は小麦粉の生地にネギやごまを練りこんで油を塗りながら何度もこね、お好み焼きのように丸く焼く。薄い生地の層ができているのが特徴だ。
甜不辣
甜不辣と書いてティエンプーラーと読む、夜市で人気の台湾料理は日本でいうさつま揚げだ。食べ方は甘辛いソースをかけて味わうのが特徴である。
大雞排
夜市で味わえる台湾料理のひとつが、大雞排と書いてダージーパイと読む、人の顔くらいの大きな鶏のから揚げだ。鶏肉を薄く延ばして揚げており、しっかりと濃いめの味付けで、やわらかな肉がとてもジューシー。
臭豆腐
臭豆腐と書いてツォウドウフーと読む台湾料理は、独特の臭みがあるのが特徴だ。揚げたものを、台湾泡菜という漬物と一緒に味わうと美味しい。
3. 地方の台湾料理の特徴と種類

ここでは地方の台湾料理の特徴と種類を紹介しよう。
台北料理の種類と特徴
台湾の大都市である台北市で食べられている台北料理の特徴は、日本料理と中華料理をあわせた感じだ。洗練された高級料理とは異なり、どこかなつかしい家庭料理のようなグルメがいろいろとある。
菜脯蛋
台北の家庭料理の定番である菜脯蛋と書くツァイプータンは、切り干し大根入りの卵料理で台湾風のオムレツとして知られている。
蚵仔煎
蚵仔煎と書くオアチェンは牡蠣入りのオムレツのような台北料理だ。台北鉄板グルメのひとつで夜市でも味わえる。
台南料理の種類と特徴
台南は首都が台北になるまで、台湾の中心都市だった。日本でたとえるなら京都のように歴史のある街だ。台南料理は牛肉・もち米・魚介類のような新鮮な食材を使用するものが多く、滋養あふれる味が特徴である。
意麵
いったん揚げた麺を茹でた意麵(イーミェン)は台南料理のひとつだ。インスタント麺のはしりといわれており、汁麺や汁なし麺のようにいろいろな食べ方があるのが特徴だ。
牛肉湯
牛肉湯と書くニョウロウタンも台南料理のひとつだ。台北では牛肉麺をよくみかけるが、台南では牛肉湯が有名である。湯はスープの意味で、牛骨や野菜でダシをとったスープを新鮮な牛肉にかけていただく料理だ。
4. ほかにもいろいろ!台湾料理の種類

ここでは、そのほかの台湾料理の種類を紹介する。
台湾料理のスープの種類
台湾の多くの食堂で味わえるのがスープだ。いろいろな種類があるのでピックアップして紹介しよう。
貢丸湯
台湾では貢丸湯と書くゴンワンタンを提供している店が多い。特徴は弾力のある肉団子が入っているところだ。肉団子の大きさや一緒に入っている野菜の種類は、食堂によってさまざまだ。
蘿蔔湯
蘿蔔湯と書いてルォボータンと読むスープも台湾料理のひとつだ。特徴はやわらかく煮込んだ大根が入っているところ。やさしい味で、こってりした料理とともにいただくのがおすすめである。
蛤蜊湯
蛤蜊湯と書くグーリータンは、海鮮系のスープを飲みたいときにぴったりのはまぐりのスープだ。澄んだスープが特徴で、小籠包を食べたあとの口直しにもおすすめ。
台湾料理のデザートの種類
芒果冰
芒果冰と書いてマングォビンと読む台湾料理は、日本でいうマンゴーのかき氷だ。ふわふわ食感のかき氷に、角切りにしたマンゴーやアイスクリームなどがたっぷりとトッピングされているのが特徴。
愛玉
愛玉と書くアイユーは、愛玉という植物の種で作るのどごしのよいゼリーだ。ゼリーに味はほとんどないので、レモンシロップなどをかけて味わう。
豆花
豆花と書いてトウホワと読む台湾生まれの豆腐デザートは、豆乳と石膏を混ぜて作る。甘いシロップやフルーツがトッピングされていて、夏は冷たく、冬は温かくしていただくのが特徴だ。
台湾の家庭料理の種類
台湾の家庭料理にはどんな特徴があるのだろうか。台湾の一般的な家庭料理は各家庭でお母さんが作る、日本でたとえるなら肉じゃがのようなものが多い。具体的に例をあげると乾物を使う料理や、調味料で甘辛く煮た料理など。いずれもいろいろな地方の料理に影響を受け、台湾で独自に確立された料理だ。
具体的には、上述した菜脯蛋や、鶏肉を醤油やごま油で甘辛く煮込んだ三杯鶏(サンベイジー)などである。
結論
台湾料理の種類と特徴を紹介した。日本で広く知られている料理もあるので、食べたことがあるという人もいるだろうが、逆に全く知らない料理があったという人もいるのではないだろうか?あらかじめ料理名の読み方や特徴を知っておくと、屋台などで注文するときに役立つだろう。
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