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台湾料理の定番朝ごはん「シェントゥジャン」とは?作り方と簡単アレンジ法

台湾料理の定番朝ごはん「シェントゥジャン」とは?作り方と簡単アレンジ法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年1月 2日

タピオカが空前の大ブームになったのを機に、台湾料理に注目が集まっている。台湾の朝食の定番であるシェントゥジャンもそのひとつ。ただ、タピオカに比べるとまだまだなじみが薄く、シェントゥジャンについて、よく知らない人もいることだろう。そこで今回は、シェントゥジャンについて解説しよう。

  

1. シェントゥジャンとは?

冒頭でも少し述べたように、シェントゥジャンは、台湾の朝食の典型的なメニューのひとつになる。シェントゥジャンは、台湾語で、「鹹豆漿」と書き、「鹹」は塩辛い味のことで、「豆漿」は、豆乳のこと。
台湾では、砂糖で味付けされた甘い豆乳を、甜豆漿(ティエントゥジャン)と呼び、塩辛い味付けの豆乳を、鹹豆漿(シェントゥジャン)と呼んで、区別している。甜豆漿(ティエントゥジャン)も朝食でよく飲まれている。
ちなみに台湾の豆乳は、日本の豆乳とは作り方も若干異なり、日本の豆乳よりも、薄くてサラッとしているという特徴がある。この豆乳を温め、塩や醤油などで味付けし、あとは、好みの具材を加え、酢を回しかければできあがる。さしずめ台湾風豆乳スープといったところだろうか。
台湾には、朝食をしっかりと食べる習慣があり、油條(ヨウティヤオ)と呼ばれる、台湾の細長い揚げパンをちぎって、シェントゥジャンに浸して食べるのが定番の朝食スタイルになっている。
なお、外食文化が発達している台湾では、朝食も、外で食べるのが一般的で、朝食にシェントゥジャンを提供する店は数多く存在し、それぞれの店ごとに、使用する具材も味付けも食感も異なっている。

2. シェントゥジャンの作り方

台湾の飲食店などで提供しているシェントゥジャンは、それぞれの店で独自の作り方があるようだが、通常、店で手作りした豆乳が使われている。豆乳まで手作りするのは、かなり手間になるが、市販の豆乳を使えば、シェントゥジャンは、自宅で、簡単に手作りすることができる。
市販の無調整豆乳のほかには、具材、酢、塩、しょうゆ、ラー油などの調味料を用意すればOKだ。シェントゥジャンには、ネギやザーサイ、桜エビ、パクチーなどが、基本の具材としてよく使われるようだが、とくにこれといってきまりはないので、好みの具材や、あり合わせの具材を使っても問題ない。
材料を用意したら、まずは酢やしょうゆ、塩、具材などの食材をあらかじめ器に入れておく。豆乳を火にかけ、沸騰させない程度に温めてから、火から下ろして、器に注ぐ。豆乳は、沸騰させると分離してしまうので、沸騰させないように気をつけよう。なお、用意しておいた具材に火を通す必要がある場合は、別に火を通しておこう。

3. シェントゥジャンのアレンジは自由自在

シェントゥジャンは、使用する具材や味付けを変えることで、自由にアレンジすることが可能だ。たとえば、鰹や昆布の出汁を効かせ、豆腐を加えて、和風にアレンジしてみるのも一案だ。さらに、味噌を加えてみても、風味が変わって美味しいのでおすすめ。逆に、とろけるチーズやミニトマトを加えて、洋風にアレンジしてみるのもありだろう。
あまり難しく考えずに、自由な発想で、加える具材を工夫して、オリジナルのシェントゥジャンを考案してみてはいかがだろう。また、油條(ヨウティヤオ)の代わりに、フランスパンにつけて食べても美味しい。

結論

台湾の朝食の定番シェントゥジャンについては、おわかりいただけただろうか?なお、豆乳は、電子レンジを使えば、さらに簡単に温めることができる。ただし、沸騰させないようにすることは、火を使う場合と同じだ。身体がじんわりと温まってくるので、寒くなるこれからの季節の朝食のメニューに取り入れてみてはいかがだろう。
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  • 更新日:

    2021年1月 2日

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