1. チャツネの作り方:野菜編

まずは、野菜を使ったチャツネの作り方を見ていこう。自宅にある調理器具で簡単に作れる。
野菜を切る
ここでは、野菜の代表として玉ねぎとトマトを使ったチャツネの作り方を見ていく。まず、トマトを小さく切る。さいの目切りがよいだろう。最終的に加熱してペースト状にするので、小さめのほうが完成が早くて楽だ。玉ねぎは、薄切りにする。歯ごたえを残すよう、繊維方向と垂直に切るのがおすすめだ。もし食感よりも溶かすことを優先するなら、すりおろすのもアリだ。
じっくり炒める
下ごしらえが終わったら、あとはフライパンに入れ、スパイスを加えて炒めていく。大きいスパイスはパウダー状のものを使うほうが、香りが出やすいのでおすすめだ。
野菜は加熱したまま放っておくと焦げてしまう。せっかくの香りを損ねてしまうので、かき混ぜながら炒めていこう。とくに玉ねぎは焦げやすいので注意したい。混ぜながら時間をかけて炒めるだけで、美味しいチャツネが仕上がる。シンプルな作り方なので、ぜひ気軽に試していただきたい。仕上がったチャツネは粗熱を取って使い、残りは瓶などの保存容器で保存しよう。
2. チャツネの作り方:果物編

次に、果物を使ったチャツネの作り方を見ていこう。野菜の場合と同じく簡単に作れるので、ぜひ試していただきたい。
好きな果物を使おう
チャツネは、さまざまな果物で作れる。よく使われるのは、りんご、柿、レモン、バナナなどだ。いくつかを組み合わせて作っても美味しい。どの果物を使っても作り方は基本的に同じなので、好きなものを選んでよいだろう。果物の特徴である甘みや酸味を活かして、美味しいチャツネに仕上げたい。
スパイスと一緒に煮込む
まず、果肉を小さめに切り分けよう。煮込んで水分を出すことになるので、果肉が小さいほうが早く仕上がる。ほかに、レモン汁やはちみつ、砂糖など、加えたい調味料を揃えておこう。スパイスは甘みと相性のよいもの、たとえばシナモンやナツメグ、クローブなどがおすすめだ。野菜の場合と同じく、パウダーなら使いやすい。
下ごしらえができたら、果肉やスパイス、調味料を鍋に入れてじっくり煮込んでいく。ジャムの作り方と似た要領で、果肉をゆっくりと煮溶かしていこう。なお、加熱前に白ワインを加えれば、加熱でアルコールが飛び、香りを楽しめる。好みで使ってみるのもよいだろう。
しっかり水分が出て、粘度が出たら完成だ。このまま使ってもよいが、好みによってはさらにフードプロセッサーにかけ、ピューレのようにして使うのもよい。保存する前には粗熱をしっかり取っておこう。
なお、はちみつを使う場合は、1歳未満の子どもには食べさせないように注意しよう。
3. チャツネの作り方:チャツネの活用法

作ったチャツネを、ぜひさまざまな料理に使って味わっていただきたい。ここでは、チャツネを活用できるおすすめの料理の作り方をいくつか紹介する。
カレー
チャツネを使う定番料理といえば、カレーだ。スパイスなどの香りがカレーの辛さと合わさり、豊かな味わいになる。野菜のチャツネを使うともちろん美味しいが、果物のチャツネもおすすめだ。果物由来の甘みや酸味は、カレーのスパイスともよく合うのだ。カレーはスパイスをきかせたインド風でもよいし、ルウを使った通常の作り方でもよい。
洋風煮込み
たとえばビーフシチューなどにも、チャツネがよく合う。こってりした味に甘みや酸味がよく合い、複雑な味を楽しめる。コンソメ味などのあっさりした煮込みなら野菜のチャツネ、こってりした味ならどちらのチャツネを使っても美味しいだろう。使うチャツネに応じて、煮込みの作り方を変えるのがおすすめだ。
ディップ
チャツネをクリームチーズなどと混ぜ、ディップにするのもおすすめだ。作り方は加熱不要で簡単、急いでいるときにもさっと準備できる。チャツネ入りのディップはエスニックな香りたっぷりなので、野菜スティックなどのあっさりした料理に付けるだけでも美味しい。また、フライドポテトなどの揚げ物に付けても美味しく食べられる。ホームパーティーなどにもうってつけの食べ方だ。
結論
チャツネは材料さえ揃えれば、簡単に作れる。野菜の場合は炒める、果物の場合は煮込むことが多いが、逆にして作ってみるのも面白い。普段の洋風料理に使って美味しく食べられるので、苦労せず消費できるのではないだろうか。ぜひチャツネを試しに作って、美味しさを体感していただきたい。
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