目次
1. 真鱈の旬の時期はいつ?

タラ目タラ科タラ属に分類される鱈は、一般的に真鱈をさす。旬の時期は冬で、生の生鱈や塩をした塩鱈、素干しにした棒鱈、塩漬けにしてから干した干し鱈のように種類がある。
鱈の旬の時期は冬
生鱈としてよく出まわっている真鱈の旬は、11~2月にかけての時期だ。塩味が付いている塩鱈は1年を通して、ほぼ変動なく出まわる。産卵期は日本近海で冬から春にかけての時期だ。
鱈の白子の旬も冬
鱈の白子の旬は1~2月にかけての時期だ。この時期が白子が1番美味しく、この時期を過ぎると量が減って水っぽさが出てくる。
2. 北海道の鱈の旬の季節

ここでは鱈の産地の漁穫量とおもな産地の旬の季節を紹介しよう。情報は令和2年度のものだ。
北海道:44,900t
青森:3,200t
岩手:2,400t
宮城:2,500t
数字で見ると鱈の主な産地は北海道と青森だ。北海道の漁獲時期は10月~翌3月にかけての時期である。青森の鱈の旬は12月~翌2月にかけての時期だ。
3. 新鮮な旬の鱈の選び方

次に新鮮な旬の鱈の選び方を紹介しよう。
切り身の鱈の選び方
多くの鱈は切り身で販売されており、生鱈であれば透明感がありピンクがかった色で、弾力がしっかりあるものが新鮮だ。パックの中に汁がたまっている鱈は、時間が経過している可能性が高いため避けること。塩鱈は切り口がシャープで、身がしっかりしたものがおすすめだ。
まるごとの鱈の選び方
鱈をまるごと1尾選ぶときは大きくて背中のまだら模様がハッキリしており、腹が白いものが新鮮だ。
旬の鱈の値段
旬の時期の鱈の値段の目安は1尾(4kg以上)で、15,000円ほどだ。スーパーで販売されている鱈の切り身は2切れで350円前後だ(2021年11月現在)。
4. 旬の鱈が美味しい人気料理

ここでは旬の鱈を食べるのにおすすめの料理を紹介しよう。
鱈のムニエル
旬の鱈を食べるのにおすすめの料理のひとつが鱈のムニエルだ。バターの風味が食欲をそそり、仕上げにパセリを散らし、レモンやほうれん草を添えると見栄えがよくなる。コツは鱈に塩をかけて10分ほどおき、水分を拭き取ること。このひと手間でくさみを軽減できる。あとはキッチンペーパーで水分をとり、薄力粉をまぶすと身がくずれにくくなる。
鱈鍋
旬の鱈を味わうのにおすすめの料理が鱈鍋だ。おすすめの理由は一品で魚も野菜も食べられるうえ、身体が温まるから。またキムチ味や味噌味と味のバリエーションを楽しめるのもポイント。
5. 実は鱈じゃない?銀鱈の特徴や旬

銀鱈は名前に鱈とつくが、鱈とは異なりカサゴ目ギンダラ科に分類される魚で鱈の仲間ではない。名前に鱈がついているのは、もともと鱈の代用品として販売されていたからだ。見ためは鱈に似ているが、銀色の濃い目が特徴のひとつ。北海道や三陸沖で獲れるが、量は多くなく、基本的には海外からの輸入がおもだ。旬は秋から冬にかけての時期である。
結論
鱈の旬の時期や美味しい食べ方、選び方のポイントを紹介した。改めて解説するとタラ目タラ科タラ属に分類される鱈は一般的に真鱈をさし、旬の時期は冬だ。新鮮なものは生鱈であれば透明感があってピンクがかった色と弾力がしっかりあるものを選ぶこと。
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