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キンメダイ

キンメダイの旬はいつ?産地別の美味しい時期やおすすめ料理も紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2021年12月12日

技術の発展のおかげで、季節を問わず美味しい魚を食べられるようになった。しかし、やはり旬の時期に食べる魚は格別だ。とくにキンメダイのような高級魚は旬の時期に食べるとより美味しく感じる。ここでは、キンメダイの旬について紹介する。併せてキンメダイの選び方やおすすめ料理も紹介するので、気になる人はチェックしよう。

  

1. キンメダイの旬はいつ?

金目鯛
最近は流通技術や冷凍技術の発展により旬が分かりにくくなっている。とくにキンメダイのような高級魚は出回る数も少ないため、とくに旬が分かりにくい。まずはキンメダイの旬についてチェックしよう。

キンメダイの旬の時期は冬

魚によって旬の時期はさまざまだ。キンメダイの旬はタラやブリといった知名度の高い魚と同じく寒い時期が旬となる。とくに12~2月ごろのもっとも寒い時期に旬を迎える。魚にとっても冬は脂を蓄えて乗り越える時期なので、当然ながら12~2月に獲れたキンメダイはほかの時期と比べると脂ののりがよい。そのため、非常に美味だとされている。

キンメダイの産卵期は夏

実はキンメダイの旬は年に2回ある。なぜなら、冬以外にも脂がのる時期があるからだ。その時期というのが産卵期だ。地域によってキンメダイの産卵期は少し異なるものの、5~9月の夏ごろに2回目の旬を迎える。産卵に向けて脂がのるうえに、卵も食べられるので魚卵好きなら外せない。産卵が終わってしまうと脂のりが悪くなってしまうので、産卵前を狙うのがポイントだ。

キンメダイは旬以外も脂乗りがいい魚

キンメダイの旬は冬と夏の2回あるが、実はそれ以外の時期でも美味しいキンメダイが食べられる。キンメダイは深海魚の1つで、海水面に近い場所よりも寒い海域に生息している。そのため、1年を通して脂のりがよいのが特徴の1つだ。ただし、産卵を終えたキンメダイに関しては脂のりが悪く、味も落ちてしまうため避けたほうが無難だ。

2. キンメダイの産地ごとの旬

富士山と清水港
キンメダイは日本各地で漁獲される。そのため、旬と一口にいっても地域によって少しずつ異なる。ここでは、どこでいつキンメダイが獲れるのかをチェックしていこう。

伊豆のキンメダイの旬

静岡の港だけでも多くのキンメダイが漁獲される。そのうちの1つが伊豆だ。伊豆付近の海ではキンメダイのエサが豊富で、冬になると多くのキンメダイがやってくる。ここで、冬に向けてエサをたっぷりと食べるため、伊豆のキンメダイは冬が美味しいといわれている。そのため、伊豆のキンメダイの旬は12~2月となる。ちなみに、伊豆で獲れたキンメダイは「稲取金目」と呼ばれ、ブランド化されている。

銚子のキンメダイの旬

千葉県の銚子も美味しい魚が獲れる港で有名だ。銚子では産卵前のキンメダイがよく獲れる。産卵に向けて丸々と太ったキンメダイが5~6月ごろにやってくるため、その時期が旬となる。冬のキンメダイと異なり、甘みのある脂が特徴で上品な味わいを楽しめる。また、魚卵が入っている可能性も高いので、魚卵付きのキンメダイが食べたい人は銚子産のキンメダイをチェックしよう。ちなみに、銚子で獲れたキンメダイは「銚子つりきんめ」と呼ばれ、ブランド化されている。

下田のキンメダイの旬

伊豆と同じく静岡県にある下田港もキンメダイが獲れる。伊豆と近い場所にあるため、当然ながら下田のキンメダイの旬も12~2月ごろとなる。伊豆と同じく冬に備えて脂ののったキンメダイが獲れる。ちなみに、下田のキンメダイもブランド化されており、「地金目」または「トロ金目」と呼ばれている。同じ静岡県内でも複数のブランドキンメダイがあるので、訪れた際はチェックしてみると面白い。

室戸のキンメダイの旬

キンメダイは高知県の室戸でも漁獲される。室戸でも銚子と同様に産卵期のキンメダイを獲るため、夏ごろが旬となる。ただし、室戸のほうが産卵期を迎える時期が遅いため、旬の時期は7~9月と銚子より少し遅い。しかし、室戸のキンメダイは脂のりがよいことはもちろん、肉厚で食べ応えがあるのが特徴だ。当然ながら、室戸のキンメダイもブランド化されており、「室戸沖取れ金目鯛」という名がついている。

3. 旬のキンメダイのおすすめ料理

金目鯛の刺し身
旬のキンメダイが手に入ったときに問題となるのが、どんな料理を作るかだ。脂のりのよいキンメダイはそのままでも、加熱しても美味しい。そのため迷ってしまうことが多い。ここでは、さまざまなキンメダイ料理の中からとくにおすすめの料理を紹介する。

キンメダイの刺身

刺身は新鮮なキンメダイでなければ作れない。そのため、旬の時期に獲れたてのキンメダイを使って作る刺身はまさに贅沢な一品だといえる。刺身はキンメダイそのものの味わいを楽しむことができ、脂の甘みもしっかりと堪能できる。また、キンメダイのなめらかな口当たりを楽しめるのも刺身ならではだ。刺身といえば皮をとって食べるのが一般的だが、皮付きだとコリコリとした食感を楽しめる。キンメダイの刺身が余ったら、カルパッチョにアレンジするのもおすすめだ。

キンメダイの塩焼き

塩焼きは数ある魚料理のなかでもシンプルな料理だ。使う調味料は塩だけだが、塩気によってキンメダイの甘みや旨みが引き立てられる。また、キンメダイは脂がのっているため焼いても身が硬くならず、ふっくらとした食感を楽しめる。皮をパリッとしっかり目に焼けば、ふっくらとした身とのコントラストを堪能できる。旬のキンメダイだからこそ、シンプルな塩焼きが贅沢な一品になる。

キンメダイのしゃぶしゃぶ

キンメダイの旬である冬は鍋物が恋しい季節だ。旬のキンメダイを使って贅沢にしゃぶしゃぶを作るのもおすすめだ。軽く茹でて、火を通すことで刺身とも焼き魚とも違った食感を楽しめる。また、キンメダイから出た出汁を使えるのもしゃぶしゃぶのメリットだ。キンメダイから出た出汁がほかの具材の味わいを引き立ててくれる。最後に残った出汁で雑炊やうどんを作れば、余すところなくキンメダイの味わいを堪能できる。

4. 旬のキンメダイの値段

金目鯛
キンメダイは高級魚をして知られているため、普段はなかなか購入することができない。魚によっては旬の時期とそうでない時期を比べると、旬の時期のほうが安くなる。しかし、キンメダイに関してはブランド化されていることもあり、旬の時期でも高いことが多い。その年の漁獲量にもよるが、1kgあたり5千円~1万円が相場だ。ブランド化されているキンメダイであれば1kgあたり1万円を超えることもある。

5. 旬の美味しいキンメダイの選び方

金目鯛
高級魚であるキンメダイが売られていたら、すぐに購入してしまうかもしれない。しかし、せっかくなら美味しいキンメダイを購入したいところだ。ここでは、旬の美味しいキンメダイの選び方を紹介する。キンメダイを選ぶときのポイントは以下の3つだ。
  • キンメダイの目が金色のように輝いているか
  • キンメダイ全体が鮮やかな赤色か
  • エラが赤色か
魚の目を見るのは鮮度をチェックするうえで非常に重要となる。とくにキンメダイは目が特徴的で状態を見やすい。目の色が濁っている場合は鮮度が落ちている証拠なので購入するのを避けよう。また、色ツヤの確認も重要だ。キンメダイは赤い体表が特徴だが、鮮度が悪いとツヤがなくなり白っぽくなってくる。また、エラは鮮度が落ちてくると色がくすんでくる。エラまでチェックするのは難しいかもしれないが、鮮度の違いが分かりやすいのでぜひチェックしてみよう。
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結論

高級魚であるキンメダイだが、冬に向けて脂を蓄える12~2月と産卵前に栄養を蓄える5~9月の2回、旬がある。キンメダイが獲れる地域は日本全国にあるが、下田は冬、銚子は夏といったように地域ごとの旬が異なる。旬のキンメダイは脂がのっているため、刺身や塩焼きといったシンプルな料理でも十分に美味しさを堪能できる。気になる人は旬の時期に魚売り場をチェックしてみよう。
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  • 更新日:

    2021年12月12日

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