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紅茶

紅茶の種類や特徴|飲み方別のおすすめ茶葉の選び方も説明

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2021年12月11日

我々の日常生活に浸透している飲み物のひとつ、それが紅茶である。ティーバッグからこだわりの茶葉まで、紅茶の楽しみ方は多岐にわたる。こうした紅茶を購入する際に目にする種類も多く、その実態に疎いというケースもあるだろう。本記事では、紅茶の種類とその特徴について説明する。

  

1. 人気のある紅茶の種類と特徴・違い

ティーポットと紅茶
紅茶を購入する際に目にする名前から、色や香りを想像できるだろうか。茶の葉にお湯を注ぐだけの飲み物とはいえ紅茶は奥が深く、それぞれの特徴は把握できないまま飲んでいることも多い。まずは、紅茶のなかでもとくにメジャーな種類について説明する。

アッサム

アッサムは、インド北東部に位置する州の名前である。紅茶のアッサムは、この土地で生産される茶葉を使ったものである。雨量が多いアッサム平原で産される茶葉からは、香りも味わいも力強い濃い紅茶が生まれる。6~7月、雨期に入ったころに摘まれる茶葉のアッサムがその濃厚さで高く評価される。

ダージリン

紅茶好きならずともその名を知っている種類といえばダージリンだろう。ダージリンは、インド北東部にしてヒマラヤ山麓に位置する土地である。この土地の寒暖差が美味しい紅茶を生み出すといわれ、茶葉の収穫時期による味の相違もまた魅力のひとつになっている。オレンジを帯びる色が特徴のダージリンは、その質の高さから世界三大紅茶の一角とされている。

セイロン

セイロンとは限定された土地を指す言葉ではなく、スリランカの旧名である。世界でも有数の紅茶生産国スリランカからは、日本へも多くの種類が輸入されている。セイロンティーのひとくくりにされる紅茶には、ウバ、キャンディ、ルフナなどさまざまな種類がある。栽培地の標高によって品種は異なり、色や風味も特徴があるとされている。

ウバ

ウバはセイロンティーの一種であり、また世界三大紅茶のひとつでもある。スリランカでも南東部に位置するウバの霧によって、香り高い紅茶が生まれるという説もある。渋みやコクも有した刺激的な味わいで、人気のフレーバーティには高値が付くこともある。赤みを呈したオレンジ色の見た目も、世界三大紅茶の名に恥じない美しさである。

代表的な紅茶の種類一覧

紅茶は、インドやスリランカだけではなくインドネシアやロシア、ケニアなどでも生産され、世界各国に輸出されている。上述した代表的な紅茶以外にも種類は多い。そのうちのいくつかを紹介する。

【ワラエリア】

ウバと並んでスリランカを代表する紅茶のひとつであるが、緑茶に似た風味が特徴である。ほどよい渋みと花の香りがあり、日本茶のような感覚でも飲むことができる。

【キーモン】

ダージリンとウバに並んで世界三大紅茶とされる中国産の紅茶である。生産量が少ない稀少品とされ、東洋的な風味が特徴とされている。

【ジャワ】

日本ではジャワティーの名で知られる、ジャワ島産の紅茶である。苦味や渋みが少ない繊細な味を特徴としている。その癖のなさはさまざまな料理やお菓子と相性がよいといわれている。

2. 紅茶のフレーバーティーの種類

ハイビスカスティー
カフェに赴けばさまざまな種類のフレーバーティーを見ることが多い。市販の紅茶にもフレーバーティーは枚挙にいとまがないほど存在するが、そもそもフレーバーティーとはなんだろうか。イミダスを閲するとフレーバーティーとはフルーツや草花で香りをつけた紅茶と定義されている。その香りのつけかたもいくつかあり、フルーツや花の精油を紅茶に吹きつける方法で生産されるフレーバーティーの一例がアールグレイである。またジャスミンティーは、茶葉のそばに強い香りを設置して吸収させる手法が用いられる。さらに、乾燥させたフルーツや草花のチップを茶葉に混ぜる技法などがあり、ローズティーはその代表である。代表的なフレーバーティーの詳細を紹介する。

アールグレイ

フレーバーティーの中で最も知名度が高いのがアールグレイだろう。アールグレイとはグレイ伯爵の意である。グレイ伯爵は1830年代に英国の宰相を務め、中国からもたらされたこの紅茶をこよなく愛したことからその名がついている。アールグレイは、ベルガモットという柑橘類のエッセンスを茶葉に吹きかけて香りをつける。使用される茶葉はダージリン、キームン、ディンブラなどである。

アップルティー

フレーバーティーのなかでも人気が高いアップルティー。その名の通りりんごのほのかな香りが特徴のアップルティーは、茶葉がもつ渋みとりんごの酸味がマッチする味わいが魅力といわれている。飲みやすいフルーツの香りのフレーバーティにはそのほか、オレンジなどの柑橘系やベリー類、シナモンなどのスパイス仕様、バニラなどのスイーツ系など多種ある。

ラプサンスーチョン

中国産のフレーバーティーの中でも評価が高いのが、ラプサンスーチョンである。正山小種とも表記されるこのフレーバーティは、松場で茶葉を燻して香りをつける製法で作られる。英国貴族にことのほか愛されたというラプサンスーチョンは、非常に独特の香りで好き嫌いがわかれる紅茶でもある。燻製の紅茶は、日本でも茶所静岡で開発されて高い評価を得ている。

3. そのほかの紅茶の種類

ティータイム
紅茶を種類で分けるには、茶葉の生産地やフレーバーのテーマだけにとどまらない。茶葉の形状や収穫される時期によっても、等級に分けられるのである。普段はあまり気に留めることもないこれらの紅茶の種類について概略を説明する。

紅茶の等級の種類

紅茶の種類は、茶葉サイズで等級を表すこともある。かつては葉の形をそのままに等級を分けるリーフグレード(OP)が大半であったが、製法が時代によって変わり嗜好も変化したことで、近年はブロークンタイプ(BOP)が増えている。等級を上から列記する。
  • オレンジ・ペコー(O・P)芯芽を多めに含んだ針金状の茶葉で上級品
  • ペコー(P)O・Pよりも太く短めで香りとコクのバランスがよい中級品
  • ペコー・スーチョン(P・S)ペコーの葉柄部分を丸めた形状の下級品
  • ブロークン・オレンジ・ペコー(B・O・P)オレンジ・ペコーを裁断したタイプで需要が非常に多い上級品
  • ブロークン・ペコー(B・P) ペコーを細かくした中級品
  • ブロークン・ペコー・スーチョン(B・P・S) ペコー・スーチョンを細かくした下級品
  • ファニング(F)風選によって浮いた葉を使用した非常に小さいサイズの茶葉。ティーバッグや水出しに使用される
  • ダスト(D) ふるい分けされた際に出る粉茶で濃く出るのが特徴
  • CTCティー つぶし(crush)、ひきさき(tear)、まるめる(curl)の頭文字をとったもので、濃い色と香り、浸出時間の短さからティーバッグにされることが多い

紅茶の収穫期による種類

緑茶同様、紅茶も茶葉の収穫期によって味が変わるといわれている。たとえばダージリンの紅茶の茶葉は、年に3回春夏秋に収穫される。春に収穫されるものをファーストフラッシュ、以下セカンドフラッシュ、オータナルと呼ばれているのである。ファーストフラッシュは新芽を摘むために味わいもマイルドで、一般的な評価が高い。セカンド、オータナルと進みにつれ味わいも成熟していく。またセイロンティーは、ベストシーズンとクオリティーシーズンに分けられている。ベストシーズンは、収穫量が多い時期のものを指す。いっぽう、品質がより高いのはクオリティーシーズンの紅茶で味や香りが優っているといわれているのである。

4. 飲み方別におすすめの紅茶の種類

マサラティー
紅茶の飲み方は多様で、レモンを入れたりミルクを加えたりすることで味わいは大きく変化する。それぞれの飲み方で美味しく飲用したい紅茶、飲み方別にマッチする紅茶の種類を紹介する。

ストレートにおすすめの紅茶の種類

紅茶をストレートで飲む場合には、芳香が強かったりまろやかさがあったりと繊細な紅茶ならではの味わいがあるものが望ましい。たとえば蘭を思わせる香りがあるキーモン、緑茶と似た風味のヌワラエリアなどはストレート向きである。またダージリンの中でも、フレッシュな風味が楽しめるファーストフラッシュとセカンドフラッシュ、甘い香りを持つウバもストレートで楽しむことが多い。

ミルクティーにおすすめの紅茶の種類

ミルクティーに向く紅茶の筆頭はアッサムである。アッサムは色も甘みやコクも強く、ミルクとは好相性の紅茶である。また芳醇な香りをもつウバもミルクと飲むことを好み人は多い。渋みが強くなるダージリンのオータムナルもまた、ミルクティーとして美味しく飲むことができるだろう。ミルクの濃厚さに負けない強さがある紅茶を選ぶのがコツである。逆にミルクティーに向かない紅茶としては、薄い色や風味のヌワラエリア、ファーストフラッシュのダージリンなどである。

アイスティーにおすすめの紅茶の種類

夏に美味しいアイスティーには、どんな紅茶が向いているのだろうか。紅茶は冷たくすると風味を感じなくなる傾向にあるため、少し渋みがあるものがアイスティー向きとされている。たとえばセイロンティーのひとつディンブラは、渋みと清涼感を併せ持ちアイスティーにはもってこいである。またベルガモットの香りが涼し気なアールグレイ、アップルティーなどのフレーバーティーも冷たくして美味しい紅茶といえるだろう。

5. 紅茶の効能の種類

紅茶
朝食や休憩時に飲用することが多い紅茶には、どんな栄養成分が含まれているのだろうか。紅茶を飲むことで期待できる効能を見てみると、まずミネラル分が多いことがわかる。紅茶100g当たりの数量を列記する。(※1)
  • カリウム2000mg  塩分の摂り過ぎに有効(※3)
  • カルシウム470mg  骨や歯形成のための主要素(※4)
  • マグネシウム22mg  骨の形成や代謝に寄与(※5)
  • 鉄17.0mg 人体に必須のミネラルで不足は貧血を喚起する可能性がある(※6)
またいくつかの種類のビタミンも含まれている。
  • βカロテン900μg 体内でビタミンAとなり皮膚や目の健康に寄与する(※7)
  • ビタミンE10.4mg  不飽和脂肪酸の過酸化を防ぎ抗酸化作用が強い(※8)
  • ビタミンK1500μg 血液凝固や骨の形成に有益である(※9)
このほか、体内の代謝やエネルギーを生み出すためにに有益なビタミンB群が含まれている。
さらに紅茶には、強い抗酸化作用を有する抗酸化作用が多く含まれている。(※2)日常的に引用される飲み物のなかで、赤ワインや緑茶、コーヒーについで多く抗酸化成分を含んでいるのが紅茶で、100g当たり96mgを有している。(※2)

結論

飲用頻度が高い飲み物のひとつ、それが紅茶である。普段は気にすることがない紅茶には、茶葉の品種や産地、また形状や収穫の時期による種類が非常に多い。これらを意識して飲むことによって、より美味しく奥の深い紅茶を味わえることができるだろう。それぞれの茶葉の特徴を活用して紅茶を極めてほしい。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2021年12月11日

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