目次
1. 日本で捕れるカニの種類は?

日本で捕れるカニの主な種類には、ズワイガニ・ベニズワイガニ・毛ガニ・花咲ガニ・タラバガニ・ワタリガニなどがある。また、カニの種類によって旬の時期が異なる。今回は、よく食べられているカニについて詳しく紹介していこう。
2. ズワイガニ

本ズワイガニとも呼ばれ、主な産地は鳥取県と兵庫県である。甲羅に黒いつぶつぶ(カニビルの卵)がついているのが特徴だ。
ズワイガニの旬の時期
ズワイガニの旬の時期は雄と雌により違いがある。雄のズワイガニは11~3月で、メスのズワイガニは11~1月が旬の時期だ。
3. ベニズワイガニ

ベニズワイガニは本ズワイガニよりやや小ぶりで、加熱する前から赤いのが特徴。主な産地は鳥取県と兵庫県だ。
ベニズワイガニの旬の時期
鳥取産のベニズワイガニは9~6月が旬な時期だ。
4. 毛ガニ

毛ガニは甲羅が毛に覆われているのが特徴的で、名前の由来にもなっている。岩手県や北海道が主な産地だ。
毛ガニの旬の時期
毛ガニは通年して日本のどこかで水揚げされているため、産地によって旬の時期が異なる。主な産地である岩手県では12~3月、北海道では一年中が旬の時期だ。
5. 花咲ガニ

花咲ガニはヤドカリの仲間で、主な産地が北海道の花咲港なので花咲カニと呼ばれている。とげが多く、ハートを逆さにしたような甲羅の形が特徴的だ。
花咲ガニの旬の時期
花咲ガニは7~9月が旬の時期になる。
6. タラバガニ

タラバガニはヤドカリの仲間で、主な産地は日本ではなく、ロシアやアラスカで水揚げされたものがほとんどだ。そのため、日本で水揚げされたタラバガニは希少価値が高い。
タラバガニの旬の時期
タラバガニの旬の時期は年に2回ある。4~5月と、脱皮を終えた11~2月が旬の時期になる。
7. ワタリガニ(ガザミ)

ワタリガニはガザミとも呼ばれており、漁場が広く通年して食べられているカニだ。青森県・秋田県・有明海・三河湾・瀬戸内海が主な産地になる。足がヒレのような形をしており、海をわたるところから「ワタリガニ」と呼ばれている。
ワタリガニの旬の時期
ワタリガニの旬は、日本海側は春から秋だ。太平洋側は秋から冬が旬の時期になっている。
結論
日本で捕れるカニの主な種類には、ズワイガニ・ベニズワイガニ・毛ガニ・花咲ガニ・タラバガニ・ワタリガニがあり、種類によって旬の時期が異なる。また、通年して旬のカニもいれば、タラバガニのように日本ではほとんど捕れない貴重なカニもいることが分かった。この記事を読んでカニを食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。
この記事もCheck!