目次
1. 桃の種類

ここでは桃の種類について見ていこう。
白桃
白桃とは果肉が白いのが特徴で、サイズはやや大きめ。「袋がけ栽培」で育てられており手間や技術が必要なため、高級品として扱われるのは白桃が多い。また。果肉は白いが外皮は白と赤の品種が存在する。
黄桃
黄桃とは果肉が黄色いのが特徴で、さくらんぼを表す桜桃と区別するために「きもも」と読むこともある。完熟しても果肉が硬いままなので、生で食べるより缶詰などに加工されることが多い。
ネクタリン
ネクタリンとは桃の一種で、桃のような産毛がなくツルツルした外皮が特徴。果肉は黄桃のように黄色で甘酸っぱくジューシーな味だ。
2. 収穫期による分類

桃は収穫時期により早生・中生・晩生に大別される。ここでは、収穫時期による分類について詳しく見ていこう。
早生
早生の収穫時期は、通常より1~2ヶ月ほど早い6~7月頃からはじまる。
中生
中世は桃の収穫の最盛期で7~8月頃から収穫がはじまる。
晩生
晩生は9~10月頃からはじまり、ハウス栽培の普及に伴い12月でも桃を楽しめるようになった。
3. 桃の品種|白桃・白鳳

ここでは、白桃や白鳳の品種を紹介していこう。
川中島白桃
川中島白桃の主な産地は長野県で、8月の下旬頃~9月にかけて収穫がおこなわれる。「晩生種の川中島白桃」と言われ人気が高い品種。
加納岩白桃
加納岩白桃の主な産地は山梨県で、7月上旬頃から収穫がはじまる早生種だ。糖度が12~14℃と高く甘いのが特徴。
あかつき
あかつきの主な産地は福島県で、8月中旬頃から収穫がはじまる中生種。白桃と白鳳を掛け合わせて作られたもので、ほかの品種に比べ特に甘いのが特徴だ。
浅間白桃
浅間白桃主な産地は山梨県で、7月下旬~8月にかけて収穫される中生種だ。よい香りで酸味が弱いのが特徴。
暁星
暁星の主な産地は福島県で、あかつきより少し早い7月下旬頃から収穫される早生種だ。果汁が多くなめらかな味わいが特徴。
一宮白桃
一宮白桃の主な産地は山梨県で、7月下旬から8月下旬頃に収穫をされる中生種だ。市場に出回ることが少ないため貴重な品種となっている。
白鳳
白鳳の主な産地は山梨県で、7月中旬~8月中旬頃に収穫される中生種だ。中頃で果汁が滴るほどジューシーで甘いのが特徴。
日川白鳳
日川白鳳の主な産地は山梨県で、6月下旬~7月上旬頃に収穫される早生種。酸味が少ないため甘く感じるのが特徴だ。
みさか白鳳
みさか白鳳の主な産地は山梨県で、7月上旬~下旬に収穫される早生種。果汁が多くとろけるような味わいが特徴だ。
4. 桃の品種|黄桃

ここでは、黄桃の品種について紹介していこう。
黄金桃
黄金桃の主な産地は長野県で、8月下中~9月中旬に収穫される晩生種だ。黄桃は果肉が固く缶詰などで食べることが多いが、黄金桃は果肉が柔らかいため生食に向いている。
黄貴妃
黄貴妃の主な産地は長野県で、8月下中~9月中旬に収穫される晩生種。黄金桃より果肉がやや硬めでマンゴーピーチとも呼ばれ桃とマンゴーを合わせた風味が特徴だ。
スウィート光黄
スウィート光黄の主な産地は山形県で、8月中下旬~9月上旬に収穫される晩生種。黄色に赤みが混じった果肉が特徴だ。
黄ららのきわみ
黄ららのきわみの主な産地は福島県で、9月上旬~9月下旬頃に収穫される晩生種。黄色の鮮やかな外見と、甘みが強くジューシーな果肉が特徴だ。
5. 桃の品種|ネクタリン

ここでは、ネクタリン品種について見ていこう。
フレーバートップ
フレーバートップはネクタリンの品種のひとつで、原産国はアメリカ。甘みと酸味が強く黄桃のようにマンゴーとオレンジを合わせたような味わいが特徴だ。8月上旬~下旬ごろが旬な時期になる。
秀峰
秀峰とは長野県で誕生したネクタリンの一種で、産地によって違いがあるが9月上旬~中旬が旬な時期になる。ほかのネクタリンよりも糖度が高く酸味が少ないため、フルーティな味わいが楽しめる。
ファンタジア
ファンタジアは、8月中旬~9月上旬ごろが旬の時期になる。果実は通常の桃よりもやや小さく、強い甘みと適度な酸味が特徴。春先に桃の花を咲かせるため、観賞用などに植えるのもよい。
結論
桃は大きく分けると白桃・黄桃・ネクタリンの3種類に分かれる。それぞれに多くの品種があり、さまざまな特徴がある。また、収穫の時期によっても早生種・中生種・晩生種の3つに分類される。この記事を読んで、桃を食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。
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