目次
- ※参照:農業試験場「穀物のもち性とうるち性について」 https://www.pref.nagano.lg.jp/nogyokankei/letter/documents/ntk481agri1-1.pdf
1. もち麦ってどんな麦?

もち麦とは大麦の一種で、食物繊維を多く含むことから健康を考える人や、ダイエット中の人に人気がある。ここでは、もち麦とうるち麦の違いなどを紹介しよう。
うるち麦ともち麦の違い
大麦もお米と同様にうるちとモチに分類される。うるちはアミロペクチンとアミロースという二種類のデンプンから構成されており、もちはアミロペクチンのみで構成されている。アミロースは粘りの少ないデンプンで、うるちは主にアミロースで構成されているため、モチに比べて粘りが少ない。(※)
押し麦とは?
押し麦とは加工の方法で、炊いたときに白米と水分の吸収が同じになるように、外皮を一部残すのがもち麦だ。反対に外皮を全て取り除き、大麦を精白した後に蒸して押したのが押し麦である。
2. もち麦の茹で方

もち麦がどのようなものか分かったところで、今度は茹で方について見ていこう。
鍋に水を入れ、沸騰させる
もち麦を茹でる前に、鍋に約1Lに水を入れて沸騰させよう。
もち麦を入れ、茹でる
水が沸騰したら、鍋にもち麦を100g 入れて茹でる。茹でている間は、ときどきかき混ぜるようにしよう。もち麦のクセが気になる場合は、酢を入れるとクセが和らぐのでぜひ試してほしい。
茹で時間
茹で時間は中火で約20分を目安に、好みの固さになるように調整するのがよいだろう。
ザルにあけ、流水でながす
茹で上がったらゆで汁ごとざるにあけ、流水でぬめりを落としたら完成だ。
水から茹でても大丈夫?
水を沸騰させてからではなく、水から茹でることも可能だ。中火でアクを取りながら20分ほど茹でた後、火を止めてふたをする。水気無くなるまで約20分蒸らしたら完成だ。
3. もち麦のレンジでの茹で方

ここでは、レンジでもち麦を茹でる方法を紹介しよう。
茹で方
レンジでもち麦を茹でる場合は、耐熱容器にもち麦を45gに対して水を150ml入れてレンジレンジに入れる。
加熱時間
600Wで約8分加熱したらスプーンでかき混ぜる。味見をしてまだ固いと思ったら、水を大さじ2杯を振りかけて約30秒~40秒加熱する。繰り返して好みの固さに仕上げるのがよいだろう。
4. 茹でたもち麦の保存方法

もち麦は、まとめて茹でて冷凍保存をすると便利だ。ここでは、茹でたもち麦の保存方法を紹介していこう。
冷凍方法
もち麦を冷凍保存する際は、水気を十分に切り、冷凍するようにしよう。また、保存袋に小分けにして保存すると食べるときに便利なのでおすすめ。小分けにするなら、氷を作る製氷皿に入れたり、袋の上から箸などで板チョコのような形にしたりする方法などがある。
解凍方法
冷凍したもち麦を解凍する際は、耐熱皿にラップをしたまま置きレンジで1~2分解凍するだけで手軽に食べられる。保存期間は2~3週間を目安にしよう。
結論
もち麦とは、大麦の一種で食物繊維を多く含んでいる。お米と同様に含まれるデンプンの違いにより、うるちとモチに分類される。鍋やレンジで茹でることができ、小分けにして冷凍保存をしておけば食べるときに便利だ。この記事を読んで、もち麦を食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)
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