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数の子

全部一緒じゃない?数の子は産地によって味も食感も変わる!?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2021年12月31日

プチプチとした食感が堪らない数の子。とくに正月には欠かせない食材で、年末年始は必ずチェックするという人は多いのではないだろうか。スーパーに並ぶ数の子を見ると、産地が異なることに気付く。ここでは、産地によって数の子の味は異なるのか、数の子の有名な産地はどこか、といった疑問に答えていく。

  

1. 数の子は産地によって味が違う?

数の子
数の子を購入するときには何をチェックするだろうか。数の子の形や値段に注目する人は多いと思うが、ぜひ産地もチェックしてほしい。日本で売られている数の子は北海道産、ロシア産、アメリカ産、カナダ産、オランダ産があるが、産地によって数の子の食感は大きく変わる。なぜ、産地によって数の子の食感が変わるのかというと、卵を産みつける場所が関係している。
太平洋で産卵するニシンは昆布に卵を産みつけるのだが、卵同士がしっかりとくっついていないと昆布から外れてしまう。そのため、太平洋で獲れた数の子は卵同士の結着が強く、ポリポリとしたした食感を楽しめる。一方、大西洋で産卵するニシンは岩の隙間(砂場)に産みつけるため、卵同士の結着が弱く、柔らかい食感となる。ポリポリとしっかりとした歯ごたえがあったほうがよい、逆に歯ごたえはあまりないほうがよいなど、産地が分かっていれば好きな食感の数の子を選びやすくなる。

2. 数の子の産地

アラスカ州シトカの港を航行する商業漁船のショット
スーパーに並ぶ数の子には、北海道産やアメリカ産といったように産地が記載されているが、ここではさらに詳しく名産地とされる漁場についても紹介していく。気になる人はぜひ、地図で確認してみよう。ちなみに、数の子は各地で獲れるが日本に流通している数の子の多くは北海道で加工されているため、加工地に北海道と記入されている場合もある。産地と加工地は異なるため、注意しよう。

北海道

海に囲まれている日本ではさまざまな海産物を食べることができる。しかし、数の子は北海道でしか獲ることができず、ほかの産地と比べて獲れる量も少ない。ちなみに、北海道の中でも日本海側が数の子の主な漁場となっている。希少価値の高い北海道産の数の子だが、大粒で歯ごたえがしっかりとしているため、根強い人気がある。

カナダ

カナダは太平洋と大西洋に面している国だ。そのため、カナダ産の数の子でも太平洋側と大西洋側、どちらで獲れたのかによって食感は大きく変わる。太平洋側で獲れた数の子(カナダ西海岸産)の数の子は歯ごたえがしっかりとしており、色や大きさ、見栄えもよい。そのため、贈答用の数の子としても使われている。一方で、大西洋側で獲れた数の子(カナダ東海岸産)の数の子は卵が柔らかいのが特徴だ。ちなみに、カナダ産としか記載されていない数の子は、西海岸産であることが多い。

ロシア

北海道より北に位置するロシアでも数の子を獲ることができる。より北で産卵するニシンのほうが大きく、数の子も大きい。そのため、ロシア産の数の子も北海道産の数の子と比べると大きい。しかし、数の子が大きいと脂が多くなってしまい、数の子特有の食感が損なわれてしまう。そのため、北海道産やカナダ西海岸産の数の子と比べると歯ごたえがないように感じるだろう。

アメリカ

アメリカもカナダと同様に太平洋と大西洋に面している国だが、主な漁場は西海岸側にある。シトカ産の数の子はカナダ西海岸産と同様に質がよいことで有名だ。もし、カナダ・アメリカ産といったように併記されていれば、シトカ産の数の子だと思ってよい。また、ブリストル産の数の子も根強い人気を誇る。ニシンが大きいため、数の子の大きさもほかの産地のものに比べて大きい。歯ごたえは少し柔らかめだが、歯触りがよく口の中でばらけやすいのが特徴だ。

オランダ

数の子といえばカナダ産やアメリカ産が有名だが、オランダ産の数の子が出回ることもある。オランダは大西洋に面した国なので、獲れる数の子も柔らかめなのが特徴だ。塩数の子として流通することもあるが、味付け数の子や珍味に加工されて流通することが多い。

3. 数の子の種類

明太数の子松前漬け
海外で獲れた数の子はそのままではなく、加工されてから流通する。ここでは、加工された数の子の種類と産地の関係について紹介する。

干し数の子

干し数の子は、その名の通り数の子を干したものだ。食べる際は水で戻さなければならず手間暇がかかるため、現在ではあまり流通していない。しかし、干し数の子特有の芳醇な味わいは高級食材として好まれ、料亭などで使われることがある。

塩数の子

塩数の子はおせちでよく使われる。その名の通り塩漬けにした数の子で、食べる際は塩抜きする必要がある。上手に塩抜きしないとえぐみや苦みが出て、せっかくの数の子の風味が損なわれてしまう。ポイントは薄い塩水で塩抜きすることだ。塩抜きした塩数の子はそのまま食べることが多いため、歯ごたえがしっかりとしたカナダ西海岸産やアメリカ産の数の子を使うことが多い。

味付け数の子

味付け数の子は醤油や出汁で味付けした数の子だ。塩数の子のように塩抜きする必要がなく、そのまま食べられるのが大きな違いだ。味付け数の子には、水分量が多く柔らかいカナダ東海岸産の数の子やオランダ産の数の子がよく使われる。
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結論

数の子の産地には北海道やアメリカ、カナダなどが挙げられる。太平洋で獲れた数の子は卵同士が結着しているため、しっかりとした食感を楽しめる。アメリカ産やカナダ西海岸産は大きさも歯ごたえもよく、贈答用としても人気だ。一方で、大西洋で獲れた数の子は水分量が多く、オランダ産やカナダ東海岸産は味付け数の子に加工されることが多い。数の子を購入する際は産地もチェックして美味しいものを選ぼう。
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  • 更新日:

    2021年12月31日

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