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なんきん

冬至の食べ物は「ん」を付くもので運気をUP!七種と食べ方まで紹介

投稿者:ライター 上野圭代(うえのたまよ)

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2021年12月19日

季節感を大事にする日本では、一年で一番夜長の冬至はとくに重視されている。冬至を境に厳しい寒さがくるのが通例だ。冬至のときには「ん」のつく食べ物がよいとされ、各地域に違いはあるが食べる習慣がある。しかしなぜそんな風習ができたのだろう。ここでは由来や歴史をはじめとする、食べ物にまつわる話を紹介していく。

  

1. 冬至にんのつく食べ物を食べる理由や由来

冬至を迎える際に食べるのが「ん」が付く食べ物だ。とはいっても、どんな食べものにんが付くのかわからない。そこでここではなぜ冬至にんの付く食べ物が食べられているのか、由来や歴史を紹介していこう。

運盛りとんの付く食べ物の関係

冬至にんの付く食べ物を食べる習慣は、冬の寒さを越すための日本人の知恵が詰まっている。たとえばよく食べられているかぼちゃには、栄養素がたくさん含まれているために風邪予防などになると考えられていたのだ。また、かぼちゃは収穫してから保存ができる野菜。早めに収穫をしても冬至の頃まで自宅で保管できるのも、昔の日本人にとっては大事な食べ物であったことがわかる。んの付く食べ物は運勢がUPするという意味もある。もう一説には、運盛りだと信じられていたからだとする話もある。一年で一番夜が長い日が終わると新しい一年が始まる冬至は、んの付く食べものを食べ、よい運勢を呼び込む意味合いもあるのだ。

2. 冬至に食べるんの付く食べ物

実際に冬至で食べられている、んの付く食べものにはどんな物があるのだろうか。冬至でかぼちゃを食べる習慣があることは知っていても、それ以外を知らないという人も多いだろう。ここでは冬至で食べたい、んの付く食べ物を紹介していこう。

冬至七種とはどんな食べもの?

冬至で食べるんの付くものは、冬至七種と呼ばれている。んの付く食べ物のなかで、とくに二回付くものが運盛りの効果があるとされていたのだ。その食べ物とは南瓜(なんきん)、人参、銀杏、金柑、うんどん、寒天、レンコンである。地域によってはコンニャクを入れる場所もあるように、エリアの名産などで食べられているものが変わることもある。

んの付く食べ物の栄養素

農林水産省によると、かぼちゃにはカロテンが多く含まれているため、それがビタミンAのもとになっている(※)。栄養素が豊富なので風邪などを予防する効果が期待できるというのだ。冬至の七種にはこのように栄養素が高いものが多く取り入れられているので、保管できることと同様に意欲的に食べたいとされてきたのだ。

3. 冬至にんの付く食べ物を全部食べるには

冬至の日に野菜を七種食べるということはわかった。とはいえ、一度にそんなたくさんの種類の食べものを食べるのは難しい。それではどのように食べればよいのか。ここでは冬至で全部の食べ物を食べる方法を提案していこう。

冬至七種の煮物

一度にすべての食べ物を使いたいなら、煮物がおすすめ。寒天を入れる場合は糸寒天を使うとよい。野菜をすべて一口サイズにカットしたら、鶏肉などと一緒にオリーブオイルで炒め調味料で煮込むだけ。煮物なら子どもでも食べやすいので、挑戦してみよう。

冬至七種の食べ物で煮物うどん

次に作りたいのが煮物うどん。かぼちゃや人参などとうどんを茹で、上にぎんなんをのせる。デザートに金柑と羊羹を出せば全部一度に食べられる。好みで野菜を増やすとよいだろう。

冬至七種の食べ物で寒天寄せ

和食の前菜などとしても合う寒天寄せは、冬至で食べたい食べ物をカットして、寒天で固める簡単さが嬉しい。見た目にもキレイなので、挑戦してみよう。

結論

ここでは冬至で食べられている食べものについて、んが付く食べものを食べる由来や意味、さらにどんな物を食べるのかなどを中心とし、全部食べるためのアイデアも紹介してきた。冬至には冬至七種という食べものがあり、栄養素も豊富。運盛りともいわれているのでぜひ取り入れたい。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2021年12月19日

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