グラノーラで太る5つの理由｜朝食やおやつに食べるのはダメ？

グラノーラは、注意しないと太る原因になるという。では、なぜグラノーラが太ると言われるのが理由を探っていこう。

グラノーラが太ると言われる理由にカロリーや糖質が高いということが挙げられる。グラノーラのカロリーは1食50gあたり207kcal、糖質27.3gになる（※1）。このグラノーラに牛乳1カップをかけたときのカロリーは336kcal、糖質37.4gだ（※2）。つまりグラノーラを単体で食べるよりも、牛乳がプラスする分、カロリーや糖質は高くなることがわかる。

グラノーラは、栄養バランスがいいと思われがちだが、実は筋肉の材料であるたんぱく質が不足している。たんぱく質が不足すると、筋肉量の減少によって基礎代謝が下がり、脂肪燃焼が滞るおそれがある（※3）。

グラノーラは砂糖や小麦粉の量が多く、たんぱく質が少ない。そのため、一食分ではなかなか満足感が得られず、ついつい食べ過ぎてしまうことがあるのだ。

グラノーラには、トランス脂肪酸が含まれている。トランス脂肪酸は腸内環境によくない影響を与えるといわれている。摂取しすぎてしまうと腸内環境の悪化を引き起こしてしまうことがある。腸内環境が悪いと、食事から取り込むエネルギー量が多くなり、肥満に結びついてしまうのだ（※4,5）。

グラノーラは、甘く食べ応えがあるので夜食やおやつに食べてしまう人も多い。しかしカロリーや脂肪が多いグラノーラを食べ過ぎてしまうと太る原因になる。

グラノーラは、手軽に食べられることから、朝食に取り入れる人が多い。朝食は1日の栄養を摂取するタイミングでもあるので、食べ方次第によっては、グラノーラでも太ることはない。グラノーラはカロリーが高いので、朝食に食べる場合は足りない栄養素を補うように心がけて食べてもらいたい。

スーパーに行くと、さまざまな種類のグラノーラが販売している。市販のグラノーラのカロリーや糖質をチェックしてみよう。

森永製菓から販売されているプロテインバーのカロリーは1本（33g）あたり117kcal、糖質は16.1gだ。（※6）

日清食品から販売されているごろっとグラノーラチョコナッツのカロリーは、1食（40g）あたり180kcalで糖質が23.1g になる。（※7）

カルビーから販売されているフルグラは、100gあたり440kcalだ。糖質は、63.2gになる。（※8）

ケロッグから販売されているフルーツグラノーラハーフは、1食（40g）あたり155cal、糖質は32.6gになる。（※9）

グラノーラとオートミールは、意外とその違いが知られていない。オートミールは、オーツ麦を加工したもので、グラノーラは玄米や穀物、ナッツなどをオイルとシロップで合わせてオーブンで焼いたものだ。この2つを比較してみると、加工過程が多いグラノーラのほうがカロリーが高くなる。グラノーラはシロップやオイルを使っているのに対して、オートミールは使っていないからだ。つまりダイエット中にはオートミールのほうがおすすめになる。

グラノーラをダイエットに取り入れるには、コツがある。コツを抑えれば、上手にカロリーをコントロールしながら太らずグラノーラを摂取できるだろう。

ダイエット中は、よく噛んで食べることで満腹感が得られやすい。グラノーラも同じくよく噛んでゆっくりと食べるようにすると、少量でも満腹感を得られる。噛む回数を増やすようにナッツやフルーツを合わせるのもおすすめだ。

グラノーラといっても、さまざまな種類が販売している。ダイエットに取り入れるときは、できるだけ糖質やカロリーが少ないものを選ぶと効果的になるだろう。

グラノーラを置き換えダイエットに取り入れるなら、一食分として置き換えるのがおすすめだ。主食だけグラノーラに置き換えるのではなく、グラノーラを一食として置き換えてみよう。ただしグラノーラだけでは栄養バランスが偏るため、毎食をグラノーラに置き換えるのは避けよう。

グラノーラは、糖質やカロリーが高くダイエットには向いてないといわれている。しかし、取り入れ方を工夫することで、ダイエットにもグラノーラを活用することができるのだ。グラノーラを食べる際は、一食として置き換えて食べることでカロリーの過剰摂取を防ぐことができるだろう。