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伝統的なメキシコのサルサ

メキシコ料理の種類!タコスやサルサ以外にも美味しい量が目白押し!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2022年1月20日

メキシコ料理は世界無形文化遺産にも選ばれており、ひとつの食文化として確立した存在だ。その特徴は紀元前からあるアステカやマヤの食文化と16世紀にやってきたスペインの食文化の融合にある。とうもろこし、唐辛子(チレ)、いんげん豆(フリホール)を主軸に多彩な料理がある。今回はそんな本物のメキシコ料理について学んでいこう。

  

1. メキシコ料理の種類:トルティーヤ編

ビールとメキシコのカルニタタコスのプレート
トルティーヤとは、そもそもメキシコ伝統の薄く焼いたパンのようなもののことだ。原料は、とうもろこしの粉がベーシックである。現在は小麦粉を使ったものもある。メキシコでは主食としても親しまれている存在だ。ここではトルティーヤを使ったメキシコ伝統の料理を見ていこう。

タコス

メキシコ料理の中でも抜群の知名度を持つのがタコスである。日本でいうところのおにぎりにあたる国民食で、トルティーヤに具材を挟んで食べるものである。
具材は牛肉や魚のフライ、豆に野菜などさまざまだ。トッピングに欠かせないのが、味の決め手となるサルサソース。さらにライムを絞って食べるのも定番だ。我々がよく知るトマトの入ったサルサはサルサ・メヒカーナと呼ばれている。実はサルサにもいくつか種類があるのだ。地域や店によってさまざまな組み合わせを楽しむことができる。

ブリトー

ブリトーは、タコスと混同されることも多い食べ物だ。タコスがトルティーヤに具材を挟むものだとすれば、ブリトーはトルティーヤで具材を包むものである。こちらは小麦粉のトルティーヤを使うのが特徴で、メキシコ北部にあるチワワ州の伝統的料理でもある。たっぷりと具材が巻かれたものは、テックスメックスいわゆるメキシコ風アメリカ料理のもので、元々のブリトーは具材が少なめでシンプルだ。

ケサディーヤ

ケサディーヤは、トルティーヤにチーズを挟んで焼いたものにサルサなどのソースをかけたもののこと。メキシコではフィリングはチーズだけというのが定番だ。メキシコではタコス同様、とうもろこしの粉で作ったトルティーヤを使うのが一般的だが、小麦粉タイプも存在する。
テックスメックスでも人気のメニューでこちらでは小麦粉を使ったトルティーヤが使われることが多い。ハムなど、フィリングも多彩だ。

2. メキシコ料理の種類:スープ編

メキシコ産モートビッグコーンシチューのポソレ
メキシコ料理はスープも充実している。寒い時期に身体が温まるようなメニューが盛りだくさんだ。

ソパ・デ・トルティーヤ

トマトベースのスープに揚げたトルティーヤがトッピングされているもの。チーズやアボカドが入ることもある。別名ソパ・デ・アステカ。

ポソレ

アステカ時代からある伝統的なスープで、大粒でももちもちとした食感のトウモロコシを具材にした豚肉のスープ。手間隙がかかる料理で、現地では赤、白、緑と3タイプのポソレが存在する。祝い事にも食べられている。

3. メキシコ料理の種類:サラダ編

ワカモーレのボウル
メキシコ料理におけるサラダは、ヘルシーなものが多い。とくにアボカドを使ったものは、日本でもよく知られる存在だ。

ワカモーレ

アボカドを使ったディップは、日本人にもよく知られる存在だ。現地では、唐辛子やライムの絞り汁を使うことが多く、よりスパイシーでさっぱりとしている。

エンサラーダ・デ・ノパリートス

メキシコといえば、サボテンを思い浮かべる人もいるかもしれない。メキシコではサボテンは食材としても食べられる存在だ。主に食用にされるのは、ウチワサボテンの若芽で表皮や棘を取り除くなど、下ごしらえをして薄切りにしたものが使われる。このエンサラーダ・デ・ノパリートスは、サボテンとトマトや玉ねぎを合わせたサラダのことである。ねばねばした食感がクセになる。

セビーチェ

マリネした魚介類を使ったサラダは、コリアンダーやライムでさっぱり仕上げるのが特徴である。メキシコ以外にもペルーで広く食べられている。

4. メキシコ料理の種類:メイン編

メキシコ料理エンチラーダ
メキシコは魚介類も肉類も豊富でそれぞれ、メイン料理にも使われる。さらにトルティーヤを使ったメイン料理も存在する。人気の料理を見ていこう。

エンチラーダ(エンチラーダス)

コーントルティーヤに肉や豆を巻き、オーブンで焼き、ソースやチーズをかけて食べる料理のこと。モーレと呼ばれるソースをかけて食べるのが定番で、ソースにはチョコレートベース、グリーンチレベースなど、さまざまな種類がある。

モーレ・ポブラーノ

モーレは、メキシコではハーブや香辛料、野菜、ナッツ、唐辛子などを使ったソースを意味する言葉だ。モーレ・ポブラーノは、チョコレート入りのモーレで鶏肉や七面鳥を煮込んだ料理のこと。ライスにかけて食べることも多い。

ペスカド・フリート

ペスカドは魚、フリートは揚げるを意味する言葉でその名の通り、魚のフライのことである。シンプルにまるごと揚げた魚にライスとサラダが添えられたものが一般的だ。

5. メキシコ料理の種類:サルサ・ソース編

オマトサルサ
我々がよく知るトマトと玉ねぎ、パクチーを使ったサルサだけでなく、メキシコにはさまざまなサルサソースが存在する。そもそもサルサとは、水分量の多い調味料のことをさす言葉でもある。ここでは代表的なサルサの種類について見ていこう。

サルサ・メヒカーナ

日本でもっとも広く知られているサルサがこれだ。ほかのサルサとの違いは、火を通さないことである。玉ねぎ、トマト、青唐辛子、コリアンダー、ライム果汁などが主な材料である。さっぱりとした味わいが特徴だ。

サルサ・ヴェルデ

その名の通り、緑色のサルサで緑トマトを使っているのが特徴だ。ハラペーニョが入っているので辛味も強い。

サルサ・チポトレ

唐辛子を燻製したチポトレを使ったサルサのこと。赤い色が特徴で、コクと甘みが強い。テックスメックスではマヨネーズを混ぜて使うこともある。

結論

日本で広く食べられているメキシコ料理は、テックスメックスが優勢だ。本格的なメキシコ料理は、より地味深く、ほっとする味わいのものが多い。ぜひ、一度本場の味を確かめるべく、本格メキシコ料理店を訪れてみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2022年1月20日

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