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2粒の苺

【あまおう】の歴史や名前の由来|福岡県のブランドいちご誕生史

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2022年1月 8日

福岡県のブランドいちごとして人気の「あまおう」。見た目の美しさと甘さから多くの支持を集めている。そんなあまおうの誕生の歴史や名前の由来などを詳しく紹介して行こう。あまおうの歴史を知れば、その美味しさの秘密がわかるかも知れない。

  

1. 福岡県のブランドいちご「あまおう」の歴史や由来

新鮮な苺
あまおうは、福岡県のブランドいちごとしてスーパーなどでよく見かける果実だ。そんなあまおうは大きく濃赤色でツヤのある見た目が特徴で、味は酸味が少なく甘さがあり人気を集めている。

「あまおう」は福岡県が発祥

あまおうの産地は主に福岡県だ。あまおうは1999年に誕生し、福岡県でしか栽培されていない。あまおうは元々福岡県で栽培されていた、とよのかという品種の弱点を補うために開発され、大粒で赤く色づき、大きく成長するのが特徴になっている。

「あまおう」の名前の意味

あまおうという名前は、4つのキーワードの頭文字を組み合わせて作られた。「あ」赤い、「ま」丸い、「お」大きい、「う」うまいという意味が込められている。

「あまおう」は久留米53号と92-46の交配品種

あまおうは、母としてとよのかとてるのかいう品種を掛け合わせた久留米53号と、父として女峰ととよのかを掛け合わせた久留米49号にさちのかを掛け合わせてできた92‐46の交配品種だ。交配させることで、大きな味と強い甘味を実現し、食味に優れたたあまおうが誕生した。

2. 「あまおう」の発祥の歴史

ハウスで栽培されているいちご
福岡県を代表するいちごとして成長したあまおうの発祥にはどのような歴史があるのだろうか?あまおう誕生の歴史を紐といてみよう。

福岡県は「とよのか」が有名だった

福岡県はもともと「とのよか」といういちごの栽培で有名だった。とよのかは、大粒で香りがよく、酸味と甘味のバランスがよいのが特徴だ。

「とよのか」は色や見た目に問題あり

福岡県で栽培されていた「とよのか」」は寒さに弱く、着色や大きさが未熟なまま成熟してしまうという欠点があり、見た目が悪いという弱点があった。そんなとよのかの持つ弱点を改善させるべく、あまおうの開発が始まったのだ。

「とよのか」の弱点を改善した「あまおう」誕生

とよのかの弱点を改善するべく開発されたあまおうは、1999年に誕生した。あまおうは、とよのかよりも大きく、厳寒期でも赤く色づくというメリットがあり、安定した収穫ができるようになったのだ。

3. 「あまおう」発売後の歴史

パックに入ったあまおう
今では、福岡県を代表するいちごとして人気を博している「あまおう」はどのような歴史を得て、ブランド化に成功したのだろうか?あまおうの発売後の歴史を見てみよう。

「あまおう」のブランド化

あまおうをブランド化するために、さまざまな努力がされていた。あまおうは今までの品種に比べて果実が大きいのが特徴であり、通常サイズのパックや箱には収まらず、あまおう専用のパックを開発したのだ。このような大きい果実を活かした販売方法で、あまおうは徐々に人気を集めた。また、一定の品質を保つために、どのくらい着色した時点で収穫するかの基準を設け、常に品質の維持を保つことで、安定した人気を得ることに成功した。

「あまおう」の生産量の拡大

あまおうのブランド化に成功したことにより、あまおうは生産量をどんどん拡大している。また、近年では、あまおうはアジア諸国をはじめ海外に輸出されて人気を集めているのだ。

結論

あまおうは福岡県のいちごとして人気を集めている。その開発には、さまざまな努力が行われ、いままで栽培されてきた、とよのかの弱点を補うような形で開発された。それにより、大きく真っ赤で甘いいちごであるあまおうが誕生したのだ。あまおうの歴史を知ったことで、よりあまおうの魅力に気付くことができたのではないだろうか?
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  • 更新日:

    2022年1月 8日

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