目次
- 1. 生焼けの鶏肉には食中毒の危険がある
- 2. 生焼けの鶏肉を食べてしまったらどうする?
- 3. 食感でわかる?鶏肉が生焼けかどうかの見分け方
- 4. 鶏肉の生焼けを防ぐ加熱方法
- 5. 妊婦が生焼けの鶏肉を食べるリスク
- ※1 東京都福祉保健局 生焼けの豚肉、鶏肉を食べてしまった場合は、どうしたらよいでしょうか?【食品安全FAQ】 東京都福祉保健局
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kenkou/anzen/food_faq/chudoku/chudoku09.html - ※2 株式会社マイナビ 妊婦は生肉に注意! 気を付けたいトキソプラズマの影響と食べてしまったときの対処法【管理栄養士監修】
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/10385
1. 生焼けの鶏肉には食中毒の危険がある

生焼けの鶏肉は食中毒の危険がある。食中毒になる原因や食中毒の症状について詳しく紹介しよう。
生焼けの鶏肉で食中毒になる原因
鶏肉は生の場合、カンピロバクターやサルモネラなどの食中毒菌を持っていることがある。そのため、生焼けで食べてしまうと食中毒になってしまうことがあるのだ。食中毒菌は加熱により死滅させることが可能なので、しっかりと加熱することで、食中毒の危険なく鶏肉を食べることができる。(※1)
生焼けの鶏肉の食中毒の症状
生焼けの鶏肉を食べるとさまざまな食中毒の症状が現れる場合がある。食後8時間から3日の間に腹痛やが下痢、発熱ような症状が現れたり、14日以内に血便を含む激しい腹痛や下痢が起こる場合があるのだ。食中毒の症状が現れるのは、人それぞれだが、生焼けの鶏肉を食べた場合は、このような症状が起こることがあるので、注意したい。(※1)
2. 生焼けの鶏肉を食べてしまったらどうする?

生焼けの鶏肉を食べてしまった場合は、どのような対処法を行うのがいいのだろうか?具体的な例を元にチェックしてみよう。
症状が出たらすぐに病院へ行く
生焼けの鶏肉を食べたからといって全ての人が食中毒になるわけではない。平気な場合もあるが、7日以内に腹痛や下痢、熱などの症状が出た場合はすぐに病院に行くのがいいだろう。
自己判断での薬の服用は危険
食中毒のような症状が出たからといって、自己判断での薬の服用は危険だ。カンピロバクターによる食中毒が疑われる場合、病院では対処療法を行うことが多い。安静にして自然治癒をさせることが多いが、症状を和らげるための頓服や整腸剤などが処方されることがある。
子どもが生焼けの鶏肉を食べた場合
子どもは大人よりも免疫力が弱いので、食中毒には十分な注意が必要だ。もしも生焼けの鶏肉を食べてしまった場合は、食中毒の症状が出たらすぐに病院に行くようにしよう。また、症状がない場合も、数日間は体調に変化がないかチェックする必要がある。
3. 食感でわかる?鶏肉が生焼けかどうかの見分け方

食中毒を防ぐためにも、鶏肉の生焼けは防ぎたい。鶏肉は加熱した後に赤い汁が出てくる場合があるが、これは脊髄液の場合があり、加熱しても赤い色が残ってしまうことがある。脊髄液は主に骨の周りにあることが多く、食べても問題はない。しかし、鶏肉がピンク色の場合は生焼けである可能性があるので、切り口の色を見るなどして判断するのがいいだろう。また、食べた際に、弾力がない場合は生焼けの場合が多い。
4. 鶏肉の生焼けを防ぐ加熱方法

鶏肉の生焼けを防ぐには、どのような加熱方法をしたらいいのだろうか?生焼けを防ぐ加熱方法のコツを紹介する。
鶏肉の生焼けを防ぐコツ
鶏肉の生焼けを防ぐためには、冷凍鶏肉は解凍してから調理するのがおすすめだ。鶏肉が冷たいと中心部まで温まるのにどうしても時間がかかってしまう。また鶏肉をひと口大にカットしてから焼いたり、厚さを均等にすると、火が通りやすく生焼けを防ぐことができる。
生焼けの場合の再加熱方法
鶏肉は生焼けの場合は、再加熱を行うのがおすすめだ。唐揚げなどの場合は、低温でじっくり火を通したり、フライパンの場合は、ふたをして蒸し焼きにすると中心部まで火が通りやすい。また、手軽にレンジを使って再加熱するのもいいだろう。
5. 妊婦が生焼けの鶏肉を食べるリスク

妊娠中は特に生焼けの鶏肉は注意したい。加熱が不十分は生肉にいるトキソプラズマという寄生虫は、妊婦が感染してしまうと、体内感染が起こる可能性がある。その場合は、流産や死産などの可能性があるので注意したい。また、授乳中も食中毒には注意が必要だ。妊娠中は、鮮度のよい鶏肉を十分な温度で加熱し、鶏肉を切る包丁やまな板も清潔なものを使うように心がけるようにしよう。(※2)
結論
生焼けの鶏肉は食中毒を引き起こす危険があるので、十分に加熱してから食べる必要がある。もしも生焼けの鶏肉を食べてしまった場合は、数日間は体調の変化に注意し食中毒のような症状が現れた場合は、すぐに病院に行くのがおすすめだ。
(参考文献)
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