目次
1. 献立構成って知ってる?イタリア料理の種類と名前

イタリア料理にはパスタやピザなどのメインの料理以外にもさまざまな種類があり、それぞれに名前もある。ここではイタリア料理の献立構成について触れながら、料理の種類を紹介していこう。
前菜:アンティパストの種類
前菜はイタリア語でアンティパストと呼ばれる。アンティパストは作り置きができるよう、カプレーゼやカルパッチョなどの冷たい料理が一般的だ。
主菜1:プリモ・ピアットの種類
プリモ・ピアットとはコース料理の一皿目を指し、パスタやリゾットといった炭水化物の料理やスープなどがこれにあたる。
主菜2:セコンド・ピアットの種類
セコンド・ピアットはメインディッシュを指し、魚・肉料理のどちらか、もしくは両方提供するイタリア料理店もある。
副菜:コントルノの種類
コントルノは副菜を意味し、メインディッシュとともに出される野菜料理である。じゃがいもを使った料理やほうれん草のソテーなど、メニューの種類は豊富にある。
デザート:ドルチェの種類
ドルチェは多くの人が聞いたことがあると思うが、デザートのことを指す。ティラミスやパンナコッタ、ジェラートなどのほか、フレッシュフルーツもドルチェにあたるのだ。
2. 定番人気のイタリア料理の種類一覧

定番のイタリア料理にも、多くの種類が存在する。ここではスープ・ピザ・パスタについて、なじみのある料理から聞き慣れない料理まで5種類を紹介していこう。ちなみにこれから紹介するスープの料理名には、「ズッパ」と入っているものが多いが、これはイタリア語でスープのことを指す。
イタリア料理のスープの種類
・ズッパ・ディ・ズッカ
カボチャベースのスープにニンジン、じゃがいもなどの具材が入っており、甘みがあるのが特徴だ。
・ズッパ・ディ・ぺッシェ
魚介を使ったスープで、白身魚やムール貝、トマトなどを用いて作られるのが特徴。イタリアの漁師めしにあたるイタリア料理だ。
・ズッパ・ディ・レグーミ
豆をメインとしたスープで、豆の種類はひよこ豆やレンズ豆、白いんげん豆などが使われる。具材は玉ねぎやベーコンなどが入り、豆と同じ大きさに切るのが基本的な作り方だ。
・パッパ・アル・ポモドーロ
硬くなったパンをトマトソースで煮込んだトスカーナ地方の家庭料理で、スープというよりは洋風のおかゆのようなイタリア料理だ。
・ミネストローネ
キャベツやニンジン、ポロネギ、セロリ、トマト、じゃがいも、豆類などをじっくり煮込んだ料理で、ショートパスタなどを一緒に入れて主食として食べられることもある。
イタリア料理のピザの種類
・マルゲリータ
マルゲリータはトマトとモッツァレラチーズ、バジルが乗ったピザで、日本でもポピュラーなピザのひとつだろう。
・マリナーラ
マリナーラはチーズが乗っておらず、トマトソースとオリーブオイル、オレガノのみで味付けされたシンプルなピザだ。
・バンビーノ
バンビーノはツナやコーンなどが乗った、主に子ども向けに作られたピザである。
・ビスマルク
ビスマルクはピザの真ん中に目玉焼きが乗っているのが特徴のピザだ。目玉焼きの乗ったビーフステーキが好物だったドイツの宰相「ビスマルク」の名前が由来となっている。
・ボスカイオーラ
ボスカイオーラは木こりを意味し、たくさんのキノコが乗っているのが特徴で、キノコ好きにはたまらないピザだろう。
イタリア料理のパスタの種類
・カッペリーニ
カッペリーニは髪の毛という意味を持つように、直径0.9?1.1mmと最も細いパスタだ。冷製パスタやスープパスタに最適である。
・スパゲッティーニ
スパゲッティとは別にスパゲッティーニと呼ばれるものがあり、直径1.5?1.7mmの丸型でやや細めのパスタのことをいう。シンプルなオイル系のパスタによく合う。
・スパゲッティ
日本でよく聞くスパゲッティとは、直径1.9mmのパスタのことを指す。さまざまな食材やソースと相性がいい万能パスタだ。
・タリアテッレ
幅が5?10mm程度の平麺タイプのパスタだ。小麦の味を主張した太いパスタのため、ボロネーゼやクリームソースなどの濃い味のソースとバツグンに合う。
・ペンネ
円筒状の両端を斜めにカットしたショートパスタのことをいう。ペンネはアラビアータをはじめとしたトマト系のソースや、濃厚なチーズソースに最適だ。
3. イタリア料理のソースの種類

ソースはパスタに和えたり肉にかけたりと、イタリア料理には欠かせないものだ。ここではイタリア料理のソースを3種類紹介していこう。
トマトソース
イタリア料理を代表とするトマトソースは、完熟トマトやオリーブオイル、ニンニク、塩などシンプルな食材から作られている。パスタに和えるだけではなく、肉料理や魚料理、卵料理など、さまざまな種類の食材と相性がいい万能のソースだ。
サルサ・ヴェルデ
緑のソースという意味を持ち、イタリアンパセリがふんだんに使われたソースだ。イタリアのピエモンテ州の郷土料理、ボリート・ミストには欠かせないソースであるが、ローストした肉や魚、グリル野菜などとも相性バツグンだ。
ベシャメルソース
ベシャメルソースとはホワイトソースのことである。イタリアでは既製品を買ってくるのではなく家庭で作ることが多いため、家庭ごとにレシピの種類、味があるのが特徴。ベシャメルソースはグラタンやラザニアには欠かせないソースだ。
4. イタリア料理のレストランの種類

日本にも至る所にイタリア料理店があり、リストランテやトラットリアなど多く種類が存在しているが、その違いをご存知だろうか。なんとなく聞いたことのあるイタリア料理店の種類をここでは紹介していこう。
リストランテ
正統派なレストランで、シックなレストランから庶民的なレストランまでさまざまだ。コース料理を味わえるのが特徴だ。
トラットリア
賑やかでカジュアルなイタリア料理店だが、前菜やメイン料理も楽しめる。
ピッツェリア
ピッツァの専門店のことをいい、庶民的でファストフードのように気軽に食事をすることができる。
エノテカ
ワイン専門店でワインの種類が豊富。料理はつまみを中心に提供している。
バール
酒やコーヒー、軽食などが気軽に楽しめ、カウンターで立ち飲みスタイルが多いのが特徴だ。
結論
イタリア料理と一口にいっても、ピザやパスタだけではなく多くの種類が存在している。イタリア料理店でなじみのあるメニューしか頼まなかった人も、ここで紹介したものを頭の片隅に入れておくと、メニュー表を見るのもおもしろくなるだろう。
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