1. はちみつはどうやってできる?
ここでは、はちみつがどのようにできるか解説していこう。
蜂の酵素が花蜜を蜂蜜に変える
蜂蜜とはただの花蜜ではない。蜂の唾液や体内の酵素が花蜜の成分を分解することで、とろみのある蜂蜜になるのだ。
花によって味や栄養が変わる
蜂蜜にはさまざまな種類があり、花の種類によって味や栄養価が異なる。
2. はちみつの分類
ここでは、はちみつの分類について見ていこう。
単花蜜
単花蜜とは、1つの花の蜜のみでできた蜂蜜のことを指す。
百花蜜
基本的に蜜蜂は一種類の花からしか蜜を集めないが、環境的な要因でその花から蜜が充分に花蜜が取れない場合がある。そのため、足りない分をほかの花から補う必要があるのだ。そのように、複数の花蜜が混じった物を百花蜜と呼ぶ。
3. はちみつの種類
蜂蜜には、有名なものや珍しいものなどさまざまな種類がある。ここでは、蜂蜜の種類を紹介していこう。
れんげはちみつ
れんげはちみつはれんげの花の花蜜が元になっており、まろやかで濃厚な味が特徴だ。ヨーグルトやパンに合わせるのがおすすめだ。
アカシアはちみつ
アカシアはちみつはアカシアの花の花蜜が元になっており、クセがなくサラッとした味わいが特徴だ。サッパリしているので紅茶に合わせるのがおすすめだ。
そばはちみつ
そばはちみつはそばの花の花蜜が元になっており、香りが強く黒砂糖のような味わいが特徴。牛乳との相性がよいためチーズに合わせるのがおすすめ。
ヒマワリはちみつ
ヒマワリはちみつはヒマワリの花の花蜜が元になっており、爽やかな酸味と濃厚な味が特徴。パンやスイーツに合わせるのがおすすめだ。
コーヒー花はちみつ
コーヒー花はちみつはコーヒーの花の花蜜が元になっており、酸味と苦味、淡いコーヒーの香りが特徴だ。アイスコーヒーにガムシロップの代わりにいれるのがおすすめだ。
ミカン花はちみつ
ミカン花はちみつはミカンの花の花蜜がもとになっており、柑橘系のサッパリとした香りと甘みが特徴。粘りが強いので和え物におすすめだ。
リンゴ花はちみつ
リンゴ花はちみつはリンゴの花の花蜜が元になっており、リンゴのような酸味と味わいが特徴だ。パンやヨーグルトに合わせるのがおすすめだ。
レモンはちみつ
レモンはちみつはレモンの花の花蜜が元になっており、柑橘系のサッパリした味と爽やかな香りが特徴。スイーツや冷たい飲み物に合わせるのがおすすめだ。
ソヨゴはちみつ
ソヨゴはちみつはソヨゴの花の花蜜が元になっており、スッキリとした香りと、コクのある味わいが特徴。パンケーキや、コーヒーなどに合わせるのがおすすめだ。
トチはちみつ
トチはちみつはトチの花の花蜜が元になっており、柔らかい甘さと濃厚な味が特徴だ。
ヨーグルトやパン、紅茶などと合わせるのがおすすめだ。
4. はちみつの製法の種類
蜂蜜の種類が分かったところで、今度は蜂蜜の製法について見ていこう。
純粋はちみつ
純粋蜂蜜とは天然成分100%の蜂蜜のこと。小さなごみを取り除くための、ろ過以外は一切加工をしていない。
加糖はちみつ
加糖蜂蜜とは、原価を安くするために蜂蜜にぶどう糖・水飴・ショ糖を加えたたものだ。砂糖が主な原料になるので蜂蜜の栄養成分は少なめ。料理の調味料に向いている。
精製はちみつ
精製蜂蜜とは、蜜の水分を加熱して飛ばす製法で作られた蜂蜜のことだ。蜂蜜は60℃になると栄養が壊れてしまうといわれているため、蜂蜜の栄養はほとんどない。おもに清涼飲料水に使われている。
5. 美味しいはちみつの選び方
ここでは、美味しい蜂蜜の選び方を紹介しよう。
産地・花の種類
はちみつは花の種類によって味わいや香りに違いがあるので、好みのものを探して選ぶのがよいだろう。また、国産では長野県がトップの生産量だ。
養蜂場
ラベルに養蜂場が記載されているものは品質や安全性が高い傾向にあるため、しっかりと明記されていか確認するようにしよう。山田養蜂場やかの養蜂場などが有名だ。
製法
蜂蜜の製法には純粋はちみつ・加糖はちみつ・精製はちみつがある。それぞれ価格や用途が違うので自分のスタイルに合わせて選ぶのがよいだろう。
結論
蜂蜜とはただの花蜜ではなく、蜂の唾液や酵素によって作られている。1つ花の蜜からできているものを単花蜜、複数の花の蜜からできているもを百花蜜という。また、製法にも違いがあり、純粋はちみつ・加糖はちみつ・精製はちみつがある。この記事を読んで、蜂蜜を選ぶ際の参考にしてみてはいかがだろうか。
この記事もCheck!