目次
- 1斤:340g以上
- 1.5斤:510g以上
- 2斤:680g以上
- 3斤:1020g以上
- 厚み:28mm
- おすすめの用途:トースト、フレンチトースト、ポケットトーストなど
- 厚み:23mm
- おすすめの用途:トースト、フレンチトースト、ピザトーストなど
- 厚み:19mm
- おすすめの用途:トースト、ホットサンド、サンドイッチなど
- ※出典:日本パン公正取引協議会「包装食パンの斤表示(保証内容重量の表示)の義務化」 https://www.pan-koutorikyo.jp/display.html
1. 食パン1斤のサイズは決まっている?

斤という単位は重量を示すもので、正式には1斤=600gである。しかし、食パンに関してはこの正式な基準ではなく、独自の目安が用いられているという。
食パンの1斤は厚みなどのサイズではなく「重さ」で決まる
食パン1斤の目安は、本来の単位の用い方と変わらず重量が基準となっている。日本パン公正取引協議会(※)によると、食パンの重量は下記のように決められている。
食パン1斤・1.5斤・2斤・3斤それぞれの重さの目安
下限値のみが設定されているため、350gでも400gでも1斤となる。また、これは包装食パンに適用される基準のため、パン屋などで販売される包装されていない食パンは該当しない。
食パン1斤の縦横のサイズ(cm)はどれくらい?
食パンのサイズに関しては、12.5cm四方が1斤あたりの目安とされている。しかし、重量と異なりサイズには明確な基準が定められていないため、メーカーによっても差がある。
包装食パンに記載されている「保証内容重量」とは?
「包装食パンの表示に関する公正競争規約」によると、かつては任意表示だった包装食パンの斤表示が、平成24年5月31日より義務表示に変更された(※)。そのため、現在スーパーなどで販売されている袋入りの食パンには、保証内容重量が表記されている。食パンは重量にばらつきが出やすい食品のため、統一された重量を商品に表示できない。その代わりに、最低重量を保証していることを表示しているのである。
2. 食パンをスライスしたときのサイズは決まっている?

食パンの大きさは厳密には決められていないものの、12.5cm四方のものが目安となっていると紹介した。では、スライスした場合の厚みに関してはどうなのだろうか。
スライスした食パンの「厚み」には決まりがある
12.5cm四方が目安の食パンを等分するため、スライスした場合もだいたいのサイズは決まってくる。スーパーなどで販売されている、代表的なスライス食パンの厚みの目安を見ていこう。
4枚切りのサイズ
5枚切りのサイズ
6枚切りのサイズ
3. 食パンの「1斤」と「1本」は何が違う?

塊で販売されている食パンに関しては、1斤のほかに1本という単位で表示されている場合がある。1斤と1本には、どのような違いがあるのだろうか。
「1本」は焼き型から出したままの状態のもの
1斤の場合、340~500g程度の重量で12.5cm四方のサイズが目安の食パンを指す。一方、1本とは焼き型から出して切らずに販売する場合の単位である。1斤分の型で焼いた場合は1本も1斤も変わらないサイズだが、2斤分や3斤分で焼いた場合も1本とされる。つまり、食パン1本あたりのサイズは、確認しないとわからないのだ。
4. 食パンの厚みや重さなどのサイズ感を覚えておこう

食パン1斤あたりの重量やサイズ、またスライスした際の厚みを覚えておくと、人数や用途に合わせてスムーズに購入することができる。とくに食パンを1本単位で購入する際は、1斤のつもりが3斤分だったというケースもあるため、注意が必要だ。スーパーで販売されている、4~6枚切りの包装食パンがだいたい1斤と覚えておくと間違いないだろう。
結論
包装食パンは1斤あたりの最低重量が340gと定められている。重量以外に関しては明確な基準はないものの、12.5cm四方が平均的な1斤のサイズだ。食パンはスライスの仕方により厚みが変わり、食感や食べごたえ、適した用途も変わる。1斤あたりや1本あたり、また1枚あたりの大体のサイズを把握しておくと便利である。
(参考文献)
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