目次
- ※1 農林水産省 特集1 だから、お魚を食べよう!(1):農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1401/spe1_01.html#:~:text=%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%80%81%E9%AD%9A%E4%BB%8B%E9%A1%9E%E3%81%AB%E3%81%AF,%E5%A4%9A%E3%81%8F%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
- ※2 厚生労働省 不飽和脂肪酸 | e-ヘルスネット(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-031.html
- ※3 一般社団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所 脂質 https://www.orthomolecular.jp/nutrition_cat/lipid/
1. ツナ缶の簡単な油切り方法

ツナ缶に入っている油は、旨みがたっぷり入っているが、料理によっては油切りをする必要がある。そんな時の上手な油の捨て方を見てみよう。
大きめの器を使うやり方
ツナ缶と大きめの器を用意すれば、上手に油切りを行うことができる。やり方は、ツナ缶のプルトップを立てて、少しだけツナ缶が開いた状態を作っておく。あとは、大きな器にプルトップ部分をひっかけて裏返しにツナ缶を置いておくだけだ。置いてく時間は数分から15分程度だ。いつまで置いておくかによって、油切りの状態が変わってくる。
キッチンペーパーとラップを使うやり方
ツナ缶の油切りをすると、器や手がベトベトになると思っている人は、キッチンペーパーとラップを使うやり方がおすすめだ。やり方は、大きめの器を使うやり方とほぼ同じだが、器にキッチンペーパーとラップを敷いておく。こうすることで、器は汚れず油はキッチンペーパーが吸ってくれるので、後片付けが簡単なのだ。
スプーンを使うやり方
ツナ缶の油切り専用のスプーンが販売されている。スプーンの先端がカーブになっており、穴が開いているのが特徴だ。この専用スプーンを使えば、穴の部分から油だけを出すことができる。
ツナ缶のフタを使うやり方
道具を使わず簡単にツナ缶の油切りをするのなら、フタを活用するやり方がいいだろう。ツナ缶のフタを半分ほど開けたら、手で押さえながら逆さまにすると油だけを出すことができるのだ。この時、押さえる手に力を入れるとしっかりと油を切ることができる。
2. 油切りしたツナ缶の油の捨て方

油切りしたツナ缶の油は処理に困ることが多い。そのままシンクに流してしまうと排水管が詰まる原因になってしまう。ツナ缶の油を使わない場合は、新聞紙やキッチンペーパーにしみ込ませてごみ箱に捨てるのがおすすめだ。この捨て方にすれば、排水管が詰まったり環境汚染になることがない。
3. ツナ缶の油切りに便利な道具

ツナ缶の油切りに便利な道具として挙げられるのが、先ほど紹介したツナ缶の油切り専用のスプーンだ。100均で購入することができるアイデア商品になる。ツナと油を分けるので、穴の開いたザルのようなものをうまく活用することもできるだろう。
4. ツナ缶の油切りをするのはなぜ?

ツナ缶は、なぜ油切りしてから使うことが多いのだろうか?その理由を見てみよう。
ツナ缶の油はカロリーが高い
ツナ缶の油は栄養豊富だといわれるが、カロリーが高い。そのまま油を使ってしまうと太る原因になってしまうのだ。
リノール酸が多い
ツナ缶の油には、オメガ6系脂肪酸のリノール酸が多く含まれている。このリノール酸は炎症や血栓などの原因にもなるといわれており(※3)、摂り過ぎはよくないのだ。
5. ツナ缶は油切りをしないメリットもある

ツナ缶の油はカロリーが高いので捨てる人が多いが、油切りをしないメリットもある。そのメリットはどんなものなのだろうか?
栄養や旨味が溶け込んでいる
ツナ缶の油には、旨味や身体にいいとされるDHAやEPA、リノール酸が溶け込んでいる。ツナに含まれるDHAやEPAは血液をサラサラにする働きや認知症予防、高血圧予防などの働きがあるのだ。(※1)また、過剰に摂りすぎると血栓や炎症などの原因にもなるといわれるリノール酸は、必須脂肪酸でもあり、LDLコレステロールを減らす効果が期待できる。(※2)
ツナ缶の油を使うコツ
ツナ缶の油を使う際は、リノール酸を摂取しすぎないように、少量ずつ使うのがおすすめだ。少量ずつ使うことで、身体に悪影響を及ぼすことなく、いい影響のみを得ることができる。
ツナ缶の油切りしない食べ方
ツナ缶の油切りをせずそのまま食べる場合は、白菜などの野菜と一緒に煮込んだり、炒飯に使うのがおすすめだ。炒飯に使う場合は、ツナ缶を油ごと使うことで調味料をあまり使わなくても美味しく仕上がる。
結論
ツナ缶を料理に使うとき、油切りを行うことが多いが、油切りもさまざまなやり方がある。コツをおさえて行うことで、上手に油切りを行うことができるだろう。また、切った油はそのままシンクに捨てずにキッチンペーパーに吸わせてごみ箱に廃棄するのがおすすめだ。ツナ缶の油はカロリーは高いがそのまま使うことで、旨味や栄養素を逃さず食べることができるので、料理に合わせて活用してもらいたい。
(参考文献)
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