目次
- ※1 公益社団法人長寿科学振興財団 ポリフェノールの種類と効果と摂取方法 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/polyphenol.html
- ※2 農林水産省 平成29年9月・10月:東北農政局 https://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/kako/201709_10.html
- ※3 農林水産省 蜜入りりんごの蜜は何ですか。また、蜜は時間とともに消えてしまうと聞いたことがあるが本当ですか。:農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1612/02.html
1. 梨は皮ごと食べれる!皮のまま食べる4つのメリット

梨は、皮ごと食べることで、さまざまなメリットを得ることができる。あまり知られていなかった梨の皮のメリットを見てみよう。
1:なしの皮にはポリフェノールが含まれる
梨の皮には、ポリフェノールが含まれている。このポリフェノールには、抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果や動脈硬化の予防が期待できるのだ。(※1)
2:皮周辺の栄養価が高い
梨には、むくみなどに効果があるカリウムやアスパラギン酸(※2)、梨の甘みの素となるソルビトールなどが多く含まれている。(※3)さらに皮の周辺にはこれらの栄養素がとくに多く含まれているのだ。
3:皮周辺は甘みも強い
梨の皮周辺は、糖分を多く含んでおり甘みが強い。より梨の甘みを楽しみたい人は、皮ごと食べるのがおすすめだ。
4:劣化を防げる
皮がついていることで、梨の劣化を防ぐことができる。これは、梨が空気に触れると酸化して変色してしまうからだ。梨の水分を残し、キレイな色を保つのなら、皮を残したまま切るのがいいだろう。
2. 皮ごとの梨に農薬の心配はない?

果実を皮ごと食べると、農薬が残っているのではないかと心配になる人も多い。しかし日本の農薬基準はとても厳しく、皮ごと食べても健康に害を及ぼすことは少ない。さらに、梨は虫を寄せ付けないために、袋を被せて栽培することが多いので、残存農薬は少ないといわれている。もしも農薬が心配なら、低農薬の梨を購入するのがおすすめだ。
3. 梨を皮ごと食べるならしっかり洗おう

梨を皮ごと食べるのならしっかり洗うことが大切だ。流水で洗う場合は、なでるように優しくこすりながら洗うのがいいだろう。さらに農薬が気になる人は、野菜専用の洗剤を使ったり、塩を使って洗う方法もある。ほかにもボウルに水と重曹を入れ梨をつけてから流水で洗う方法でもよい。
4. 皮ごとの梨のおすすめの食べ方

梨を皮ごと食べるなら、切り方を工夫するのもおすすめだ。梨のおすすめの食べ方を見てみよう。
スティック状に切る
梨を皮ごと食べるなら、スティック状に切るのがいいだろう。皮をむかずに梨を縦に輪切りにする。さらにスティック状にカットするのだ。この時、芯は包丁で切りおとしておこう。後は、爪楊枝を縦に刺すと食べやすくなる。
皮ごとコンポートにする
梨は、そのまま皮ごと食べるのもいいが、コンポートにして食べるのもおすすめだ。皮つきの梨に砂糖をかけて加熱してから、レモン汁をふりかけておく。冷蔵庫で冷やしてから食べると皮つきの梨がオシャレなデザートに変身する。ひと手間かけていつもとは違う梨の食べ方をしてみるのもいいだろう。
結論
梨は、皮ごと食べることで皮周辺の栄養素や甘みを余すことなく食べることができる。梨を皮ごと食べる場合は、洗ってからカットしよう。梨を皮ごと切ることで、色の変色を防げ、無駄なく味わうことができるのだ。
(参考文献)
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