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青森県が誇る西洋梨【ゼネラル・レクラーク】とは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2019年8月10日

西洋梨は多種類あるが、一つ一つの特徴は種類によって違う。ゼネラル・レクラークは西洋梨のなかでも大きいことが特徴だ。ただ大きいだけでなく、味も上等である。ゼネラル・レクラークは青森県での生産量が一番多く、力を入れている品種である。青森県が誇る西洋梨、ゼネラル・レクラークについて今回は紹介したい。

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1. ゼネラル・レクラークの歴史

ゼネラル・レクラークは1950年頃に発見されたとされており、西洋梨のなかでは歴史が新しい品種である。

ゼネラル・レクラークの歴史

フランスのパリ近郊で発見された品種で、幻の洋梨といわれる「ドゥワイエンヌ・デュ・コミス」の自然交雑実生と推察されている。日本には1977年に青森県の県南果樹センターに導入された。その美味しさに魅了された南部町の人々が、ゼネラル・レクラークの栽培に力を入れて現在も栽培している。ちなみに、自然交雑実生とは、新しい品種の作られ方のひとつであり、自然に新しい品種が生まれたことをいう。自然交雑実生の場合はもとの品種の食味を受け継いだまま、果実の色が変わったり、熟す時期が早くなったりなどの部分的な変化を生じることが多い。

ドゥワイエンヌ・デュ・コミスの特徴

栽培が難しく、生産量が少ないことから幻の洋梨と呼ばれている。果実の大きさは250g程度で、果皮は黄緑色だが熟すにつれて黄色く変化する。口の中でとろけるような食感で、ほどよい甘さと芳醇な香りが特徴である。

2. ゼネラル・レクラークの特徴

ゼネラル・レクラークの特徴や生産地、収穫時期について紹介したい。

ゼネラル・レクラークの特徴

大きさは400~600gと、一般的な洋梨の250gと比べると大きく、果皮はサビがある黄金色である。味は甘みと酸味のバランスがよくとれている。舌ざわりはざらつきがなく滑らかで、果汁が多いため食べごたえがありジューシー。収穫時は薄緑色だが、熟すに従い薄い黄色から黄金色へと変化する。

ゼネラル・レクラークの生産地

ゼネラル・レクラークは青森県で導入されたこともあり、一番多く生産されているのはやはり青森県である。次いで山形県、岩手県、北海道である。全体と比べても、青森県での生産量が特に多く、全国の約半分を占める。青森はりんごで有名だが、ゼネラル・レクラークもひそかな銘品となっているのだ。

ゼネラル・レクラークの収穫時期

収穫時期は9月下旬~10月上旬にかけてである。収穫後、予冷・追熟させて出荷されるため、市場に出回るのは10月上旬からが多い。購入後、追熟の期間を経て食べごろは10月下旬~12月あたりまでである。ちなみに、予冷とは2~5℃の低温冷蔵庫に入れて果実の呼吸を抑制することである。この過程を経てから常温で追熟させると一斉に呼吸を始めることにより、果実に含まれているでんぷんを糖分に変えることができる。甘さを引き出すための大事な工程であり、多くの西洋梨は収穫後に予冷が行われる。

3. ゼネラル・レクラークの保存方法と注意点

ゼネラル・レクラークは果皮が薄い黄色から黄金色へと変化したころが食べごろである。完熟までの保存方法や、冷凍保存について紹介したい。

保存方法

新聞紙に包み、涼しい場所に保存する。完熟後はすぐに食べることが最良であるが、食べきれない場合はラップにくるむかビニール袋に包み冷蔵庫で保存する。

冷凍保存

冷凍保存する場合は、好みの大きさに切りしっかりラップをして凍らせる。食べるときは半解凍で食べるとシャーベットのような舌ざわりで美味しい。完全に溶かしてしまうと水分が出て水っぽくなるので注意が必要だ。風味や味を損ねないためにも1~2週間で食べきることがおすすめである。

注意点

30℃以上の温度になると追熟障害が起こる。追熟障害が起こると美味しく食べることは難しい。色の変化が見られず、肉質が悪くなり香りも少なくなる。また、完熟したものをそのまま常温で置いておくと、追熟のしすぎになり傷み始めるため完熟後はすぐに食べることが最良である。

結論

ゼネラル・レクラークは「幻の洋梨」と呼ばれているドゥワイエンヌ・デュ・コミスが親であることが推測されている。ドゥワイエンヌ・デュ・コミスはほとんど手に入れることは不可能であるが、ゼネラル・レクラークは時期になると北海道や東北産のものを手に入れることができるだろう。ドゥワイエンヌ・デュ・コミスの味を引き継いだであろう、ゼネラル・レクラークを一度味わってみてはいかがだろうか。
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