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赤いテーブルの上のおせち

正月の「おせち」を食べる意味とは|中身や重箱の意味も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年1月22日

お正月には欠かせないおせち。なぜおせちを正月に食べるのか理由を知らない人も多い。この記事では、正月におせちを食べる意味や、おせちの中身や重箱の意味について紹介していく。何気なく食べていたおせちも意味を知ることで、正月の歴史を知ることができるだろう。

  

1. 正月の「おせち」とはどんな意味?

おせち料理
正月に食べるおせちは、もともと節句を意味する「お節共(おせちく)」という言葉からきている。古くから季節の変わり目などの祝いごとを節日というが、これは中国が一年を竹の節に例えて区切って節と呼んでいたことが日本に伝わったのだ。この節日は神様に食べ物を供えることからおせちと呼ばれるようになった。

2. 正月に「おせち」を食べる意味

豪華なおせち料理
おせちは、神様に食べ物を供える意味があると紹介したが、神様にお供えするおせちを一緒に食べることで、ご利益をもあやかる意味がある。また、おせちは台所を使わずに済むように事前に作っておく。これは、正月に火を使うと火の神を怒らせてしまうという風習があるからだ。ほかにも正月に包丁を使うと縁を切ってしまう象徴とされ、縁起が悪いといわれている。このようなさまざまな言い伝えにより正月にはおせちを食べる風習が生まれたのだ。

3. 代表的な「おせち」の中身の意味

伊勢海老
おせちには代表的な食材がいくつも使われる。おせちの中身にはそれぞれ異なる意味を持っている。

おせちの「えび」の意味

おせちの中でもひと際華やかなえびは、縁起のよい食材の代表格でもある。えびは長いひげがあることから、海の老人とも呼ばれている。そんなえびは火を加えることで、背中が曲がるので、長生きの象徴で健康長寿祈願としておせちに使われる。
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おせちの「黒豆」の意味

おせちの定番でもある黒豆は、健康や元気、丈夫という意味を持つ。これは、マメに暮らせ、マメに心を配り生活できるようにという願いが込められているのだ。そのため、健康や長寿祈願としておせちに使われている。
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おせちの「栗きんとん」の意味

おせちの栗きんとんは、美しく金色に輝いている。これらは金運アップの願いが込められていることからおせちに使われている。おせちの栗きんとんの多くはくちなしの実を使い、より色鮮やかに仕上げられることが多い。
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おせちの「かまぼこ」の意味

おせちに使われるかまぼこは、多くが紅白だ。これは、正月のめでたさを表現している。紅白のかまぼこは、初日の出をイメージしており、赤は魔除けや慶び、白は清浄や神聖を示している。

おせちの「れんこん」の意味

れんこんの断面にはいくつもの穴が開いている。この穴は、古くから未来が見通せる、将来の見通しが良くなるようにという願いが込められている。そのため、れんこんは縁起物の食材としておせちに使われるのだ。

おせちの「数の子」の意味

数の子はニシンの卵のことだ。このニシンの卵は、数が多いことから子孫繁栄の意味を込めておせちに使われている。
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おせちの「伊達巻」の意味

おせちの伊達巻は、鮮やかな黄色で目を引く。そんな伊達巻の伊達はもともと目立つ、おしゃれという意味を持つ。さらに、江戸時代にはおしゃれな人を伊達者と呼んでいた事にも由来すると言われている。また、巻物のような形をしていることから知恵が増えるという願いを込めておせちに使われているとも言われているのだ。
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4. 「おせち」を重箱に入れるのにも意味がある

重箱に入ったおせち
おせちを重箱に入れるのは、福が重なるようにという願いが込められている。さらに、おせちを重箱に入れることで、多くの料理をコンパクトに入れることができる。おせちの重箱は五段で用意されるのが基本だが、最近では核家族化や食べる人数の減少から三段で作る場合も多い。
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結論

正月に食べるおせちには、さまざまな縁起物が詰められている。おせちには祝いの意味が込められ、一年の始まりにおせちを囲むことで、無事に一年を過ごせるようにとの願いが込められているのだ。おせちの意味を知ることで、正月におせちを食べる喜びを改めて実感することができるだろう。

監修管理栄養士:佐々木倫美

経歴:管理栄養士取得後、介護施設、病院にて給食業務、栄養管理業務に携わる。現在病院にて主に透析患者への栄養指導に携わる傍ら、栄養・健康分野の記事監修を手掛ける。
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  • 更新日:

    2023年1月22日

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