1. 20分で完成!自宅で簡単燻製作りの道具と手順
燻製には熱燻、温燻、冷燻の3種類があるが、初心者が手軽に始めるなら熱燻がおすすめ。食材にもよるが、自宅にあるものを使い20分ほどで料理ができる。必要な道具は4つだ。
1.中華鍋・ダッチオーブン
自宅にありそうな道具の中で圧倒的におすすめなのがこの2種類。底面がやや深く丸みを帯びていることがポイントだ。
2.網
食材をのせるための網は、鍋の直径のひと回り小さいもので。網が鍋の途中で引っかかるくらいの大きさがよい。
3.スモークチップ
熱燻はスモークウッドではなくチップがおすすめだ。
4.アルミホイル
スモークチップをのせるのに使う。
まず鍋の底にアルミホイルを敷き、片手でひと掴み程度のチップをのせ、チップの上にもアルミホイルをかぶせる(脂がチップに落ちるのを防ぐため)。
網を鍋の上にのせ、食材を並べてふたをする。
最初は強火で、煙が立ち始めたら弱火にしてじっくり15~20分ほど燻せば完成だ。大事な煙が逃げないよう、燻しているときは何度もふたを開けないように注意しよう。
まず鍋の底にアルミホイルを敷き、片手でひと掴み程度のチップをのせ、チップの上にもアルミホイルをかぶせる(脂がチップに落ちるのを防ぐため)。
網を鍋の上にのせ、食材を並べてふたをする。
最初は強火で、煙が立ち始めたら弱火にしてじっくり15~20分ほど燻せば完成だ。大事な煙が逃げないよう、燻しているときは何度もふたを開けないように注意しよう。
2. オールラウンダーな燻製チップ×おすすめの食材
多種の食材で燻製を作るときは、どんな食材にもマッチする万能系の燻製チップが使いやすい。
- サクラ
日本でポピュラーなチップ。香りは強いが燻製といえばこの香りをイメージする日本人は多い。とくに風味の強い肉の燻製におすすめだ。牛肉やラム肉の燻製でも香りが負けることはないだろう。 - ヒッコリー
米国でポピュラーなチップ。色付きがよく、すっきりとした香りがある。オールラウンダーでいろいろな食材に合う。豚肉やチーズなどがおすすめだ。 - クルミ
クセの少ない燻製チップで、燻製独特の風味が苦手な人でも食べやすいといえるだろう。淡白系から濃い味の食材まで、素材の味わいを活かすことができる。はんぺんなどの練りもの系でも一度試してみてほしい。
3. 優しい香りで食べやすい燻製チップ×おすすめの食材
チップの中には燻製の香りが控えめで、子どもでも食べやすいものもある。
- リンゴ
日本人からの支持が高いチップ。ほのかな甘い香りが特徴で、さわやかな風味。日本では魚介系の食材と組み合わせるのが人気だ。ホタテとの相性もよい。 - ナラ、ブナ
ナラはクセが少ないが非常に色付きがよいチップ。短時間でも見た目の変化が楽しめる。ブナも色が濃く仕上がり、欧州ではベーコンの燻製に用いられる。色付きのよいナラは魚の燻製に使って変化を楽しむのがおすすめ。 - カエデ
ライトな香りはビギナー向け。色付きはよくほのかに甘いメイプルの風味が楽しめる。鶏肉のような淡白な味の食材なら、優しい風味が存分に感じられるだろう。
4. クセの強さが持ち味の燻製チップ×おすすめの食材
最後に、強烈なクセのある燻製チップを紹介しよう。苦手な人もいるが、一度ハマれば忘れられず、酒のつまみにもピッタリだ。
- ヒノキ
色の濃さ、香りの強さはともに上級。飲食店などでよく用いられる上級者向けのチップだ。熱燻との相性もよい。肉の燻製も旨いが、なかでもチーズとの相性には自信のあるチップといえる。 - ウィスキーオーク、バーボンオーク
酒樽に使われていた木材から作られた燻製チップ。それぞれ酸味が強く、上級向けだ。ウィスキーはスモークサーモン、バーボンは脂がのった豚バラなどと相性がよい。 - ピーチ
燻す前からわかるほどの強く甘い香りが特徴の珍しい燻製チップだ。スウィートで香ばしい風味は、鶏肉や牛肉の燻製から挑戦してみよう。
結論
燻製のチップには上記のほかにもメスキート、ブドウ、ミカン、ハンノキなどの種類もある。大勢で食べる、燻製を普段あまり食べないという場合はポピュラーなチップがおすすめだ。複数のチップをミックスし、オリジナルのブレンドチップを作ることもできる。燻製の味に慣れたころに、ぜひ試してみてほしい。
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