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火災報知器が誤作動するのはなぜ?その原因と適切な対処法とは

火災報知器が誤作動するのはなぜ?その原因と適切な対処法とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2020年8月13日

2006年6月に消防法が改正され、新築住宅への火災報知器の設置が義務付けられるようになった。ところが、設置した火災報知器の誤作動に悩む方も多いようだ。火災をいち早く知らせる火災報知器に誤作動があっては、いざというとき素早い消火活動や避難ができないかもしれない。火災報知器の誤作動の原因や誤作動を起こした時の止め方、その後の対処の方法などを紹介しよう。

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1. 火災報知器が誤作動する原因【天井の水漏れ】

火災報知器が誤作動する原因として、天井からの水漏れや火災報知器内部の結露がある。

水は電気を通す性質がある

火災報知器の内部に水が溜まってしまった場合、水が火災報知器のプラスとマイナスの接点に接触することで通電が起こる。火災報知器が作動したのと同じ状況ができてしまうのだ。つまり、火災報知器の回路に水が入り込むことでショートが起こり、誤作動をしてしまう。完全に乾燥するまで火災報知器の復旧ができないこともある。

結露にも注意

水漏れだけでなく、梅雨時など室内の湿度が高くなることがある。すると火災報知器内部に結露ができて、誤作動が頻繁に起こることがある。できるだけ結露の起こらない場所に火災報知器の設置を検討するか、防水機能のある火災報知器にすると水が原因の誤作動も起こらなくなる。

2. 火災報知器が誤作動する原因【温度上昇】

温度を感知して警報を鳴らす火災報知器は、温度の上昇が原因で誤作動を起こす場合がある。

エアコンの風による誤作動

冬になるとたびたび誤作動を起こしてしまうというケースがある。これはエアコンの暖房温度の設定が高すぎるのかもしれない。室内の温度が急激に上昇したため、火災報知器が誤作動を起こしてしまった可能性がある。

さらに、エアコンの吹き出し口と火災報知器の位置が近すぎることでチリやホコリが舞い上がり、光の乱反射によって誤作動を起こすこともある。

火災報知器は、エアコンの吹き出し口から1.5m以上離れた場所に設置するように消防法で定められているのも、このような誤作動を防ぐためだ。

3. 火災報知器が誤作動する原因【機器の変形】

火災報知器が誤作動する原因には、機器が何らかの衝撃により変形してしまって起こることがある。

機器が変形すると正しく感知できない

火災報知器は仕組みによって、空気の膨張を感知して作動する「差動式」と一定の温度以上になると作動する「定温式」がある。

どちらの場合も感知する場所が変形してしまうと、正しく感知できないため誤作動を起こしてしまうことがある。

例えば引っ越しのときに、大きな荷物を火災報知器にぶつけてしまったり、部屋でゴルフの素振りをしてぶつけてしまったりすると誤作動を起こすケースもあるので十分注意しよう。

4. 火災報知器が誤作動したときの止め方

火災報知器が誤作動を起こしてしまったら、早急に止めなくてはならない。住宅用火災報知器と集合住宅用火災報知器では、止め方に違いがある。

住宅用火災報知器の止め方

まず、本当に誤作動かどうか安全を確認しよう。そのうえで、問題がなければ報知器の警報音を止める。火災報知器はいろいろな機種があるが、ほとんどの機種で「停止ボタンを押す」か「ヒモを引く」ことで警報音が止まる。

集合住宅用火災報知器の止め方

マンションで使用されている火災報知器は「自動火災報知システム」であることが多い。このシステムでは、マンションを管理しているところによって集中管理されているので、個々で火災報知器を止めることはできない。

もし誤作動を起こしてしまった場合には、すぐにマンションの管理人、もしくは管理組合などに連絡をして止めてもらうことだ。

5. 火災報知器が誤作動した後の対応

火災報知器の誤作動がわかり、警報音が止まったとしても、それですべてが終わったわけではない。火災報知器の誤作動によって、迷惑する方たちがいることも忘れてはならない。

近隣への説明とお詫び

火災報知器の警報音は、思ったよりも大音量だ。とくに夜中に誤作動を起こすと近隣の住民を驚かせてしまう。火災報知器の誤作動であることを説明し、お詫びをしておくべきだろう。

また、住宅用火災報知器と警備会社への通報システムが連動している場合などは、すぐに警備会社に火災報知器の誤作動であることを連絡することだ。

誤作動によって消防車の出動も

マンションなどの集合住宅の場合には、自動火災報知器であることが多い。このシステムでは、自分で警報音を止めることができない。また、場合によっては火災警報は消防署に届くシステムになっている。

もし、火災報知器の誤作動で消防車が来てしまった場合には、正直に報告することだ。また、周りの住民にもお詫びをしよう。

結論

火災報知器がたびたび誤作動すると「あ、またか」と慣れっこになってしまうことがある。さらに、火災報知器の電源を切ってしまうこともあるかもしれない。しかし、これはいざというとき、とても危険な状況を招いてしまう。火災報知器の誤作動には原因がある。原因を突き止めて、正常に作動するように専門業者に点検してもらうことが大切だ。
  

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