目次
1. 卒業祝いに贈りたいメッセージの基礎知識

卒業祝いのメッセージを贈る際は、NGワードや使わないほうがいい表現などいくつか注意点がある。相手に失礼のないように事前にマナーを知っておこう。
卒業祝いのメッセージを贈る前に進路を確認する
進路が決まっていない相手に「進学おめでとうございます」「ご就職おめでとうございます」はNGだ。卒業祝いのメッセージを贈る前に、必ず進学先や就職先が決まっているか確認しよう。
卒業祝いのメッセージは贈る相手に合わせて選ぶ
後輩の立場から先輩など目上の人にメッセージを贈る場合は、敬語を使うことはもちろん、上からの表現となるような言葉は控えよう。例えば「頑張ってください」や「ご苦労様でした」は目上の人には適さない表現だ。「頑張ってください」は 「ご活躍をお祈りいたします」、「ご苦労様でした」は「お疲れ様でした」を用いるのが常識となる。
卒業お祝いのメッセージは3月中旬から下旬を目安に贈る
卒業祝いのメッセージを贈る時期に明確な決まりはないが、入学祝いと重ならないように3月中旬から下旬を目安に贈るのがよい。贈るタイミングを逃すと、相手を不快な気持ちにさせかねないので気をつけよう。
2. 卒業祝いのメッセージはどうやって贈る?

卒業祝いのメッセージの贈り方は手紙や電報が一般的だったが、携帯電話が普及した現代ではメールやSNSに加え、オンラインサービスで伝えることも増えつつあるようだ。ここでは、卒業祝いのメッセージはどうやって贈るのかについて紹介する。
卒業祝いの贈り方:手紙
卒業というハレの日を祝う気持ちを相手に伝えたいときには、やはり手書きのメッセージがおすすめだ。あらたまったメッセージを贈る場合は、白を基調としたシンプルなレターセットがよいだろう。春らしい季節感のある花や植物が描かれたものなど、年齢や性別を問わず万人受けするものもおすすめだ。
卒業祝いの贈り方:電報
電報には、配達時間を指定できる、便箋と封筒を用意する手間がかからない、文字を書く必要がないなど手紙にはないメリットがある。また格式があり、祝う気持ちがダイレクトに伝わりやすいのも魅力だ。メッセージカードはもちろん、ぬいぐるみや花束といったプレゼントもさりげなく添えることができるので、改まったメッセージを伝えたいときは電報が最適といえる。
電報はNTTや携帯グループ会社のホームページから申し込むことができ、価格も1,000円程度から用意がある。申し込みも簡単なので、利用したことのない方も一度ホームページをのぞいてみよう。
電報はNTTや携帯グループ会社のホームページから申し込むことができ、価格も1,000円程度から用意がある。申し込みも簡単なので、利用したことのない方も一度ホームページをのぞいてみよう。
卒業祝いの贈り方:メール・SNS・オンラインサービス
気心の知れた間柄であれば、メールやSNSを介してフランクにメッセージを贈るケースも増えているようだ。さらに最近では、卒業祝いの定番の寄せ書きがオンライン上でできてしまうサービス「オンライン寄せ書きyosetti」も登場している。大勢で集まる機会がないときは、便利な方法なので覚えておこう。
卒業祝いの贈り方:メッセージカード
プレゼント贈る場合は、メッセージカードを添えて気持ちを伝えるのも方法のひとつだ。二言三言文章を添え、シンプルにお祝いの気持ちを伝えよう。
3. 小・中学校の卒業祝いにおすすめのメッセージ【文例】

小・中学校の卒業祝いには、短くても心のこもった「おめでとう」のメッセージを伝えよう。
卒業祝いのメッセージその1
〇〇(名前)へ
卒業おめでとう!これからも笑顔で元気いっぱい過ごしてください。心から応援しています。
卒業おめでとう!これからも笑顔で元気いっぱい過ごしてください。心から応援しています。
卒業祝いのメッセージその2
〇〇(名前)へ
卒業おめでとう!6年間よく頑張ったね。中学生になっても〇〇(名前)らしく、部活に勉強に頑張ってください。家族みんなで応援しています。
卒業おめでとう!6年間よく頑張ったね。中学生になっても〇〇(名前)らしく、部活に勉強に頑張ってください。家族みんなで応援しています。
卒業祝いのメッセージその3
〇〇(名前)へ
卒業おめでとう!中学生になっても充実した学校生活を過ごせるように祈っています。
卒業おめでとう!中学生になっても充実した学校生活を過ごせるように祈っています。
4. 高校・大学の卒業祝いにおすすめのメッセージ【文例】

高校・大学の卒業祝いには、進路に応じた贈る言葉をメッセージにするとよい。また、卒業祝いの言葉をカッコよく英語で表現したい場合の文例も紹介するので参考にしてほしい。
卒業祝いのメッセージその1
〇〇(名前)へ
卒業おめでとう!受験という大きな試練を乗り越えて手に入れた大学生活がまもなく始まりますね。未来へ向かって輝けるように応援しています。
卒業おめでとう!受験という大きな試練を乗り越えて手に入れた大学生活がまもなく始まりますね。未来へ向かって輝けるように応援しています。
卒業祝いのメッセージその2
〇〇先輩
卒業おめでとうございます。一緒に部活動で汗を流した2年間はとても充実した時間でした。帰り道のお話もとても楽しかったです。大学生になっても時々顔を出してくださいね。
卒業おめでとうございます。一緒に部活動で汗を流した2年間はとても充実した時間でした。帰り道のお話もとても楽しかったです。大学生になっても時々顔を出してくださいね。
卒業祝いのメッセージその3
〇〇(名前)へ
大学卒業おめでとう!希望の企業に就職が決まったと聞いたときには自分のことのように喜びました。健康に気をつけて頑張ってください。父も母も応援しています。
大学卒業おめでとう!希望の企業に就職が決まったと聞いたときには自分のことのように喜びました。健康に気をつけて頑張ってください。父も母も応援しています。
卒業祝いのメッセージその4
Congratulations. All the best for your new life.
(卒業おめでとう。新たな人生に多くの幸せが訪れることを願っています。)
(卒業おめでとう。新たな人生に多くの幸せが訪れることを願っています。)
結論
心をこめて贈りたい卒業祝いのメッセージ。門出を祝う気持ちを伝えるにも、手紙や電報、メールやオンラインの寄せ書きサービスなど実に方法はさまざまだ。何を書こうか迷ったときは今回紹介した文例を参考にして、相手の顔を思い浮かべながらメッセージを作ってみよう。大切な人の一生に一度の卒業を心からお祝いすることに役立てていただければ幸いだ。