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電子レンジのアース線の必要性と取り付け方を解説!端子がないときは?

電子レンジのアース線の必要性と取り付け方を解説!端子がないときは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年12月 8日

アース線が付いている電子レンジをお持ちの方、正しく接続できているだろうか?本稿では電子レンジにアース線が必要な理由を解説するとともに、取り付け方やコンセントに端子がない、アース線が届かないといったイレギュラー時の対処法も紹介する。

  
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1. 電子レンジのアース線の必要性

電子レンジのアース線とは、電源プラグ部分または本体から伸びている、緑あるいは黄色と緑の細いコードのことだ。電子レンジのアース線が必要な理由は何なのか、基本的なところから解説しよう。

電子レンジにアース線が必要な理由

電子レンジのアース線は、コンセント側にあるアース端子に接続する。たとえば故障や漏電が発生すると感電のおそれがあるが、アース線が正しく接続されていればその端子から電気が地面へ流れるため、感電リスクを大幅に低減できる。逆にアース線が正しく接続されていなければ、故障や漏電などにより感電する確率が高くなってしまう。電子レンジのアース線が必要であるもっとも大きな理由はここにある。

ただしほかにもアース線にはさまざまな役割がある。電子レンジ本体に生じている静電気を逃がす役割、電子レンジが発する電磁波による妨害からほかの電化製品を守る役割、そして避雷だ。普段電子レンジのアース線など意識することは少ないだろう。だが私たちの身を守るために大切な役割を果してくれているのだ。

アース線をつながなければならない場所

  • 飲食店の厨房
  • 酒および醤油などの貯蔵庫
  • コンクリート床
  • 土間や地下室
  • 生鮮食料品の作業場 など
このような湿気が多い・結露が起こりやすい・水が飛び散りやすいといった場所は、法律でアース工事が義務付けられている。通常、一般のご家庭では電子レンジはキッチンに設置するが、これらと比べて小規模とはいえ水を使う場所に近い。そのため義務ではないもののアース線は接続すべきだろう。

アース線をつないではいけない場所

  • ガス管
  • 水道管
  • 電話のアース端子
  • 避雷針 など
これらはアース工事が法令で禁止されている場所・モノだ。ガス管に接続するとガス漏れ・引火・爆発などのおそれがあり、水道管は樹脂製が多いため安全に機能しない。また電話のアース端子や避雷針は落雷があったときに危険といった理由からだ。一般的にこうした場所に電子レンジを置いたりアース線を取り付けたりすることはないはずだが、頭の片隅にでも入れておこう。

アース線を接続せずに電子レンジを使うと?

仮にアース線をつながなくても電子レンジは問題なく使用できる。そのためアース線の効果を実感することはほとんどないだろう。だが電化製品はいずれ劣化する。長年使い続けていれば故障や漏電のリスクが大きくなり、万が一そうしたトラブルが生じた際にアース線の有無が大きな意味を持つことになるだろう。

2. 電子レンジのアース線の取り付け方

特別な知識がなくてもアース線は簡単に取り付けできる。

まずは電源プラグを抜く

作業前に、必ず電子レンジの電源プラグが抜けているか確認しよう。慣れているからと油断すると思わぬ事故を招くおそれがある。目に見えない電気を扱うからこそ、慎重に作業してほしい。それではアース端子の構造別に取り付け方を説明しよう。

ふた付きのアース端子の場合

コンセント側のアース端子がふた付きの場合、まずはそのふたを開く必要がある。開けづらいときはマイナスドライバーを差し込み、テコの原理で開けるとよい。中にネジがついているはずなので、ドライバーで適度に緩めたところでアース線を差し込む。あとはドライバーでネジを締めてふたを閉じるだけだ。最後に軽く引っ張ってみて抜けないか確認しておこう。

つまみ式のアース端子の場合

アース端子がつまみを回すタイプだった場合、回して緩めたらアース線の先端をフック状に少し丸めて端子に巻きつける。あとは外れないようにしっかりつまみを締めればOKだ。

ワンタッチ式のアース端子の場合

アース端子がワンタッチというタイプもある。この場合はカバーを押し上げ、アース線を丸めずにまっすぐな状態で差し込む。その後、カバーを閉めてアース線が抜けなければ完了だ。

アース線の取り外し方は?

引っ越しや電子レンジの買い替えなどでアース線を外さなければならないということもあるだろう。この場合も、最初に電源プラグを抜き、取り付けたときと逆の手順を踏めば簡単に外せる。

3. コンセント側にアース端子がないときは?

電子レンジにはアース線がついているのに、コンセント側にアース端子がない、というケースもある。その場合、以下のいずれかの方法で対処する必要がある。

アース工事を依頼する

1つめは、アース端子のあるコンセントに取り替えるというものだ。コンセントを取り替えるには「D種接地工事」と呼ばれる工事が必要になる。これは電気工事士にしかできない工事のため、電子レンジの販売店や近所の電気店など有資格者のいるところへ依頼しよう。賃貸物件にお住まいであれば大家または管理会社などに相談だ。

漏電遮断器を設置する

もう1つ、漏電遮断器を設置する方法もある。漏電があった場合、漏れ出た電流を検出して自動的に回路を遮断する機器が漏電遮断器で、通販やホームセンターなどで簡単に購入できる。アース工事と違い自分で設置することが可能だ。コンセントに差し込むだけと作業自体もとても簡単である。ただし、漏電遮断器に関する知識や正しく接続する必要がある。少しでも不安があればアース工事を依頼することをおすすめする。

4. コンセント側のアース端子に空きがないときは?

コンセント側にアース端子が1箇所しかなく、すでに冷蔵庫などで使ってしまっているというケースも想定されるが、その場合でも心配は無用だ。

複数のアース線を接続できる

1箇所のアース端子に対し、複数のアース線を接続することができる。つまり電子レンジと冷蔵庫などが同じアース端子に接続されていてもよいというわけだ。とはいえ3本も4本もとなれば正しく接続できないおそれがある。面倒に思わずアース工事を依頼して端子を増設してもらうなどしよう。賃貸物件にお住まいなら大家や管理会社に相談しよう。

5. アース線が短く端子まで届かないときは?

一方、コンセント側にアース端子はあるものの、距離があって届かない、アース線自体が短くて接続できないという場合もある。そのときは長いアース線に付け替えて対応しよう。

長いアース線に付け替える

アース線はホームセンターや電気店などで手軽に手に入る。同じ規格のアース線を購入するため、先に電子レンジに元から付いていたアース線を取り外し、持参して店員に見せるとよいだろう。ドライバーなどで簡単に外せるが、やはり電源プラグを抜いてから作業にあたってほしい。また、長さもどれくらい足りないのか計っておくことを忘れないようにしよう。

アース線の「継ぎ足し」はおすすめしない

ネット上には延長用のアース線を購入して2本つなげるといった方法も数多く紹介されている。もちろんそうした方法もあるのだが、目に見えない電気を扱うことを忘れないでほしい。正しい知識と確実な接続ができなければ、いざというときに正常に機能せず、感電のリスクも生じる。アース線が届かないときは「継ぎ足し」「延長」ではなく「1本の長いアース線に付け替える」ことをおすすめする。

結論

電子レンジを安全に使用するためにも、アース線は端子に正しくつなごう。コンセント側にアース端子がない、アース線が端子に届かないという場合はアース工事を依頼したり、長いアース線に付け替えたりして対応しよう。感電や火災などを招いてからでは取り返しがつかない。未接続の方はさっそく、今日にでも取り付けておこう。
  • 公開日:

    2019年2月17日

  • 更新日:

    2020年12月 8日

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