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布団乾燥機と布団の写真

布団乾燥機の意外な効果とは?天日干しとの違いやダニ退治のコツも解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年9月30日

布団乾燥機の購入を考えているが、どんな効果があるのか気になるという方も多いのではないだろうか?布団を乾燥させたり温めたりする以外にも、いろいろな効果が期待できる。本稿ではそうした布団乾燥機のさまざまな効果について解説するとともに、天日干しとの違いや選び方、おすすめなどまで徹底解説する。

  

1. 布団乾燥機の効果

ふかふか布団のベッドの写真
布団乾燥機とは文字通り布団を乾燥させるための家電だ。商品によって搭載している機能・していない機能および能力差などはあるが、基本的には次のような効果が得られる。

布団をポカポカに温める

布団乾燥機は温風を送り込んで布団を乾燥させるのだが、その際、布団を温める効果もある。とくに寒い冬などは、寝る前に布団乾燥機を使うことで温かい布団で眠ることができる。

布団に溜まった湿気を飛ばす

梅雨などの多湿な時期、天気が悪く布団が干せない時期などは布団に湿気が溜まりやすい。そんなとき布団乾燥機を使えば湿気を飛ばすことができる。夏場など布団が熱くなると困る時期に便利な「送風」モードを搭載した布団乾燥機もある。

布団に繁殖したダニを退治する

布団乾燥機を導入する動機がダニ退治である方も多いだろう。一般的にダニは50℃の熱で20〜30分、60℃の熱であれば一瞬で死滅するとされている。近年の布団乾燥機には高温の温風を送り込む「ダニ退治」といったモードを搭載しているものが多い。

布団の脱臭や除菌といった効果も期待できる

温風で乾燥させることにより、雑菌の繁殖を防いだり汗のにおいを軽減したりする効果も期待できる。

2. 布団乾燥機が持つ「ちょっと意外な」効果

布団乾燥機で洗濯物を乾かしているところのイメージ写真
布団乾燥機は布団の乾燥やダニ退治以外にもいろいろな使い方ができる。商品によって異なるが、たとえば次のような使い方があるので覚えておこう。

洗ったあとや、ムレたり濡れたりした靴の乾燥

専用のアタッチメントに付け替えることで、靴乾燥機になる商品も多い。雨に濡れたブーツや長靴などに差し込めば短時間で乾燥させられるため、雑菌の繁殖やにおい防止に役立つだろう。

部屋干ししている洗濯物の乾燥

部屋干しの大敵は雑菌の繁殖による生乾きのにおいだ。濡れている状態が長くなるほど雑菌が繁殖してしまうため、部屋干しはいかに早く乾かすかが重要である。布団乾燥機の温風を洗濯物に当てることで短時間で乾かすことができれば、生乾きのにおい対策となる。

枕やぬいぐるみ、靴下などの乾燥

布団乾燥機は敷布団と掛布団の間にノズルを差し込むといった使い方をするのだが、布団の中にぬいぐるみや枕、靴下や下着などの小物を入れておけば一緒に乾燥させることができる。ただしぬいぐるみはとくに「耐熱温度」にだけは気をつけよう。

クローゼットや押入れ、靴箱などの湿気・カビ対策

湿気が溜まりやすいクローゼットや押入れ、靴箱などに向けて布団乾燥機の温風を送り込むことで、効率よく湿気を飛ばすことができる。カビや雑菌の繁殖、におい対策などに効果的である。

3. 布団乾燥機と天日干しの違いは?

布団を天日干ししているところの写真
布団を天日干しした場合と、布団乾燥機を使った場合とでは効果に違いが出るのだろうか?

布団を「乾燥させる」「温める」という目的は同じ

天日干しも布団乾燥機も「布団を乾燥させる」「布団を温める」といった目的や効果は同じだ。だが布団乾燥機のほうがメリットが多いことに気づく。

布団乾燥機はより短時間で乾燥したり温めたりできる

天日干しは片面1〜2時間など時間がかかる場合も多いが、布団乾燥機であれば30分〜1時間もあれば十分だ。干したり取り込んだりする手間がかからない点も大きなメリットだろう。

ダニ退治効果は布団乾燥機のほうが遥かに高い

天日干しでは、布団が50℃以上(ダニが死滅するとされている温度)になることはほとんどない。そもそも「ダニ退治」といった専用モードが搭載されている布団乾燥機のほうが、ダニ対策という点では遥かに効果的だ。

布団乾燥機は天候や時間を選ばず好きなときに使える

天日干しはカラッと晴れている昼間などタイミングが限られている。その点、布団乾燥機は天候に左右されないうえ、朝でも夜でも好きなときに使える。

4. 布団乾燥機で効率よくダニ退治をするためのポイント

布団を掃除機がけしているところの写真
ダニ退治機能を使えば高温の温風でダニを死滅させられるが、それだけで済ませてしまうのはNGだ。

1.まずは布団乾燥機の「ダニ退治モード」で運転する

ダニ退治モードは布団乾燥機によって操作方法および時間などが異なるため、事前に取扱説明書などで確認しておこう。120分など一定の時間必要な場合もあるので、時間的に余裕があるときがおすすめだ。

2.ダニ退治モードが終了したら掃除機で死骸やフンを取り除く

布団乾燥機でダニを死滅させても、その死骸は布団に残ったままである。ダニのフンなどもそうだ。アレルゲンとなりうるのはそうした死骸やフンであるため、布団乾燥機でダニを死滅させたあとは掃除機をかけるなどして取り除くことを忘れないようにしよう。

5. 布団乾燥機の使用上の注意点

布団乾燥機で布団を乾かしているところの写真
ウレタン素材の布団は高温の温風で傷むおそれがある。使うときはノズルの先端を直接マットにのせるのではなく、布団やタオルケットなどを挟んで熱を軽減するとよいだろう。また羽毛布団なども、熱くなりすぎると羽が縮れたり切れたりするおそれがある。使用前に取扱説明書をよく確認しておこう。

6. 布団乾燥機の電気代はいくら?

電気代をイメージしたお金と電卓の写真
布団の乾燥以外にもさまざまな効果がある便利な布団乾燥機だが、電気代が気になるという方もいるのではないだろうか?機種によって消費電力が異なり、また地域や契約内容などで電気代も変わるためあくまで概算だが、計算方法も含めて目安をお伝えしておこう。

布団乾燥機の電気代の目安

電気代は「消費電力(W)×使用時間(h)÷1000×1kWhあたりの単価(円)」で算出できる。1000で割るのは「kWh」に変換するためだ。単価は「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」が定めている電気料金の目安単価27円を採用する。
たとえばアイリスオーヤマの布団乾燥機「ふとん乾燥機ツインノズル FK-W1」は高温運転時の消費電力が700Wである。60分使用した場合、式に当てはめると「700W×1h÷1000×27円=18.9円」となる。1カ月30日毎日使ったとすると「18.9円×30日=567円」だ。
あくまで概算だが、仮に布団をクリーニングに出した場合シングルで3000〜4000円程度、コインランドリーの乾燥機を使った場合、1回300〜600円程度かかるため、布団乾燥機はかなりリーズナブルだといえるだろう。

7. 布団乾燥機の効果を維持するためのお手入れ方法

白い布団乾燥機の写真
布団乾燥機も適度にお手入れをしなければ効果が下がってしまう。詳しいお手入れ方法については取扱説明書に従ってほしいのだが、基本的なお手入れはそれほど難しくない。

布団乾燥機のフィルターは定期的にお手入れを

お手入れの必要があるのは主にフィルターだ。ここが目詰まりしてしまうと十分なパワーを発揮できず、布団が温まりにくくなったり故障につながったりするおそれがある。取扱説明書に従ってカバーやフィルターを取り外し、掃除機などでホコリを取り除こう。
布団乾燥機本体の表面は、台所用中性洗剤を水で薄めて雑巾に含ませ、ギュッと絞ってから拭き掃除をするといった方法が基本になる。最後に水拭きをして洗剤をキレイに拭き取ることも忘れないようにしよう。汚れが気になるときはもちろんだが、そうでなくとも月1回など定期的にお手入れをしておくことが大切だ。

8. 布団乾燥機の種類と選び方

マットタイプの布団乾燥機のイメージ写真
各メーカーからいろいろな布団乾燥機が発売されている。選ぶときはどういったポイントに着目すればよいのだろうか?

マットの有無

【マットなしタイプ】

近年主流となっているのはマットなしの布団乾燥機だ。ノズルを敷布団と掛布団の間に差し込み、モードを選んで運転ボタンを押すだけでよい。時間がきたら自動で停止するので、あとはノズルを収納して片付ければよい。

【マットありタイプ】

ノズルの先端にマットがあり、そのマットに温風を送り込むことで布団全体を乾燥させるタイプの布団乾燥機だ。まんべんなく行き渡らせやすいが、毎回マットを出し入れ・セットする手間がかかるうえ収納スペースもそれなりに必要になる。主流はノズル式だが、マットがあれば布団全体を効率よく温め・乾燥できる。出し入れの手間や収納スペースなども加味しながら絞り込もう。

サイズと重さ

長時間持ち歩くことはまずないはずだが、使うたびに出し入れすることを考えると重い商品は億劫になるかもしれない。片手で楽々持ち運べるサイズ感・重量感のものを選ぶのがおすすめだ。

搭載している機能

ダニ退治はもちろん、高温や低温が選べたり、靴を乾かすためのアタッチメントが付いていたり、衣類乾燥や送風などの機能を搭載していたりする布団乾燥機もある。タイマーや消臭・除菌などを搭載したものもある。どういった機能があると便利か、よく考えて絞り込もう。

9. おすすめの布団乾燥機3選

マットタイプの布団乾燥機で布団を乾燥させているところのイメージ写真
最後に、おすすめの布団乾燥機を紹介しよう。選ぶのに迷ったら、以下のような商品はいかがだろうか?

パナソニック「ふとん暖め乾燥機 FD-F06X2」

ホースとノズルが一体型の、マットなしタイプの布団乾燥機だ。ダニ退治といった効果はもちろん、ナノイー搭載で脱臭効果も期待できる。

日立「ふとん乾燥機 HFK-VS2500」

ホースやアタッチメントを本体に収納できる、コンパクトな布団乾燥機だ。敷布団を一度に両面乾燥できるV字型アタッチメントが付属している。

アイリスオーヤマ「ふとん乾燥機ツインノズル FK-W1」

ツインノズルを搭載したお手頃な布団乾燥機だ。ダニ退治効果はもちろん、高温・低温、送風など基本的な機能はほぼ搭載されている。

結論

布団乾燥機は布団を温めたり湿気を取り除いたりする効果だけでなく、ダニ退治やカビ対策などにも有効だ。靴や衣類の乾燥などうれしい効果が期待できるものも多い。天候を選ばず自分の好きな時間に使えるのも大きな魅力だろう。導入コストはかかるが、一台持っていても損はないアイテムである。
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  • 公開日:

    2019年5月18日

  • 更新日:

    2022年9月30日

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