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布団乾燥機の電気代|毎日使うといくらになる?安く抑えるコツも伝授

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年9月14日

「布団乾燥機の購入を検討しているが電気代が気になる」「毎日使うといくらになるのだろうか?」といった疑問をお持ちではないだろうか。本稿では布団乾燥機の電気代の目安を解説するとともに、少しでも電気代を抑える使い方のコツ、賢い布団乾燥機の選び方なども解説する。電気代と天秤にかけてほしい「メリット」もお伝えするので、参考になれば幸いだ。

  

1. 布団乾燥機の電気代はいくら?

紙幣と貨幣、電卓など「電気代」のイメージ写真
さっそく、布団乾燥機の電気代について見ていこう。まずは電気代の計算方法からおさらいしておきたい。

電気代の計算方法

電気代は【消費電力(W)×使用時間(h)÷1,000×1kWhあたりの電気料金(円/kWh)】で求められる。1000で割るのは単位をkWhに揃えるためだ。電気料金の単価は契約しているプランなどによって異なるため、ここでは(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会が定める「27円/kWh」を用いることとする(※)。

1時間あたりの電気代の目安

消費電力680Wの布団乾燥機を使い、布団乾燥モードで1時間使用した場合の電気代の目安は【680W×1h÷1000×27円/kWh=18.36円】となる。使用頻度によっては、やや高い印象を受けるかもしれない。

1カ月間毎日使用した場合の電気代の目安

仮に1カ月間毎日、1時間ずつ使用した場合の電気代はいくらになるのだろうか?こちらは単純に30日をかければOKなので【18.36円×30日=550.8円】となる。

1年間毎日使用した場合の電気代の目安

では1年間、毎日1時間使った場合はいくらになるだろうか?同じく365日をかければOKなので【18.36円×365日=6701.4円】となる。

2. 布団乾燥機の電気代を抑える使い方のコツ

和室に敷かれた布団の写真
たとえば4人家族で30分ずつ使った場合、1日の電気代の目安は【36.72円】である。週1回(52週)で計算してみると【1909.44円】なので、さほど大きな額ではない。だが使用頻度が高かったり1回の使用時間が長かったり、洗濯物の乾燥や消費電力が高いダニ退治モードなどを使用したりということもあるだろう。少しでも電気代を抑えるための使い方を紹介する。

消費電力が高い「ダニ退治モード」の使用頻度を減らす

ダニ退治は布団乾燥の2〜3倍の電力を使う。そのため、布団乾燥と同じように毎日行ってしまうと、電気代がかなり高額となってしまう。ダニ退治は毎日するのではなく、1週間に1回などあらかじめ決めたタイミングで行うとよいだろう。

温風を逃がさないようにする

効率よく温風が行き届くようにすれば、使用時間が無駄に延びてしまうということも少なくなるはずだ。たとえば布団を乾燥させる際などは、温風が逃げてしまわないように布団乾燥機と布団との隙間をなくすといった工夫をしよう。

フィルターをこまめに掃除する

フィルターがゴミで目詰まりすると効率が悪くなり、使用時間も延びて電気代がかさむおそれがある。使用頻度にもよるが、少なくとも月1回はフィルターを掃除しよう。

3. 布団乾燥機の電気代が高く感じるなら契約プランや電力会社も見直そう

電気メーターの写真
「使用頻度や使用回数の割に、布団乾燥機の電気代がどうも高く感じる」ということもあるだろう。この場合、電力会社との契約プランや、電力会社そのものを変更することで解決できるかもしれない。

契約アンペア数を減らす

電力会社は変えず、契約中のアンペア数を減らす方法がある。一般的に4人家族であれば50アンペアが基準になる。現在の契約アンペア数を確認し、高すぎるようなら下げてもらうとよいだろう。

料金プランを見直す

夜間や土日など、電気を多く使う時間帯や曜日に単価が安くなるプランがあれば、ぜひ変更を検討しよう。

電力会社を変更する

新電力は大手電力会社に比べて電気代が安いことが多い。乗り換えるだけで電気代が安くなることもあるというわけだ。現在契約中の電力会社でアンペア数やプランを見直しても布団乾燥機の電気代が抑えられない、というのであれば電力会社の乗り換えも考えてみよう。

4. 電気代を抑えるには布団乾燥機の選び方も重要

白い布団の写真
布団乾燥機の使い方なども重要だが、そもそも電気代を抑えられる可能性がある布団乾燥機を選ぶことも大切だ。

消費電力や省エネ性をチェックする

当然ながら、消費電力が多い布団乾燥機は電気代も高くなりがちだ。布団乾燥モードやダニ退治モードなど、使用頻度が高そうなモードの消費電力は確認しておこう。ただし消費電力が少なすぎると期待する効果が得られず、使用時間が延びるなど本末転倒になるケースもある。省エネ性を備えているかどうかなども確認しておこう。

専用マットの中に温風を送り込むタイプを選ぶ

布団乾燥機には温風を直接布団に当てるタイプのほか、掛け布団と敷き布団の間に専用マットを挟み、その中へ温風を送り込むタイプがある。電気代に大差は見られないが、後者のタイプはマットに溜まった温風が全体を効率よく温めてくれるため、乾燥時間を短くできる可能性がある。

ダニ退治1回あたりにかかる時間もポイントに

ダニ退治モードは布団乾燥モードよりも消費電力が多い。だが電気代を抑えたいからと時間を短くしてしまうと、十分な効果が得られないため葛藤するところだ。ダニ退治1回の時間はメーカーや機種で異なるが1時間半〜5時間などと差が大きい。消費電力が多く使用時間が長ければ、それだけ電気代も膨らんでしまうため両者のバランスをよく見て判断しよう。

5. 布団乾燥機のメリットなど電気代以外の部分にも着目しよう

部屋干しに布団乾燥機を活用しているところのイメージ写真
布団乾燥機の電気代に特化して解説を進めてきたが、最後に布団乾燥機のメリットについてもお伝えしておこう。こうしたメリットがあることを知れば、少しくらい電気代が高くても使う価値があると判断されるご家庭もあるかもしれない。

効率よくダニ退治ができる

干した程度では死滅させられないダニも、布団乾燥機のダニ退治モードなら効率よく死滅させられる。消費電力こそ多いが、快適に眠れるしアレルギーの予防にもつながるなどメリットは大だ。

湿気やにおい、カビ対策ができる

布団を定期的に乾燥させることで、湿気や染み込んだにおい、カビなどを防ぐ効果も期待できる。布団はこまめに洗ったり干したりするのが難しい大物だが、電気代と引き換えに快適に使用できる状態が手に入る。

天気を気にせず乾かせる

梅雨時などは外に干せないが、布団乾燥機さえあれば室内でも乾燥させられる。

冬は温かい布団で眠れる

就寝の30分前などに温めておけば、冬の寒い夜もぬくぬく、ほっこりと眠れるだろう。

靴や衣類の乾燥にも使える

機種にもよるが、アタッチメントが付属していて靴が乾かせる商品、衣類乾燥に使える商品もある。幅広く活用できるのであれば、購入する価値があるかもしれない。

結論

布団乾燥機1時間あたりの電気代はさほど高くはないが、使用頻度や使用時間、モードなどによっては大きく膨らむこともある。上手な使い方をすること、電力会社を見直すことなども頭に入れておくとよいだろう。古い布団乾燥機で電気代が高いという場合は、最新機種に買い替えるだけでも電気代を抑えられる可能性がある。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2020年9月13日

  • 更新日:

    2022年9月14日

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