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油染みが付いた白いシャツと洗剤の写真

【衣類の油染みの落とし方】応急処置や頑固な汚れを落とすコツも解説!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2022年8月15日

厄介な汚れの代表でもある「油染み」。上手に落とすコツはご存じだろうか?対処方法を誤ると悪化させるおそれがあるため、スピーディーに適切な対処をすることが大切だ。本稿では、外出先で役立つ「油染みの応急処置」や、ご家庭で手軽にできる「油染みの落とし方」をいくつか紹介する。

  

1. そもそも「油染み」とはどんな汚れなのか?

油の写真
染み(シミ)は、その性質により大きく「水溶性」「油溶性(脂溶性)」「不溶性」の3種類に分けられる。このうち、油染みは油溶性(脂溶性)の汚れを指すのが一般的だ。

油染みとはどんな汚れ?

バターやチョコレート、油性ペンのインクや口紅、機械油による汚れなどが油染みに分類される。油に溶ける性質がある一方、水には溶けにくい。油染みが水で洗い流しただけでは落ちにくいのには、こうした性質が関係している。なお水溶性の汚れはコーヒーやしょうゆ、果汁など、不溶性の汚れは泥やサビといった金属汚れのことである。

2. 外出先でも役立つ衣類の油染みの応急処置

油汚れが付いてしまったワイシャツの写真
油染みは時間が経つと固着するため迅速な対応がモノをいう。とはいえ外出先などですぐに対処できないこともあるだろう。衣類に付着してしまった油染みに対する、応急処置を紹介するので覚えておこう。

衣類に付着した油染みの応急処置

  • 食品などの固形物があればティッシュでそっとつまんで取り除く
  • ティッシュを油染みに押し当てるようにして吸い込ませる(こするのはNG)
  • 油染みの裏側からティッシュを当てる
  • ティッシュに石鹸を含ませて軽く叩く
  • ティッシュを濡らして軽く叩き石鹸を拭き取る
  • 乾いたティッシュで水分を取り除く
手順ごとに新しいティッシュを使おう。なければハンカチなどでも構わないが、その場合は手順ごとにキレイな部分を使うように心がけたい。ただしあくまでそれ以上の悪化を防ぐための応急処置であるため、これだけではキレイに落とせない。帰宅したら速やかに、のちほど紹介するいずれかの方法で落とそう。

3. 油染みを落とす際の注意点

洗濯表示のイラストの写真
油染みが付着した衣類をご家庭で処理する際、注意したいポイントがあるので先にお伝えしておこう。

洗濯表示は必ず確認すること

その衣類が水洗いOKの素材か、OKであれば液温の上限は何度かなど、必ず確認しておこう。色落ちやシワなどの二次被害を招くおそれがあるため、洗濯表示は忘れずにチェックすることが大切だ。

【洗濯表示には「新旧」がある】

洗濯表示には平成28年11月30日までのものと、同12月1日からのものがある。まだまだ新旧が入り乱れている状態であり、それぞれ微妙にアイコンや表記などが変化しているため、中には混乱してしまう方もいるだろう。消費者庁のホームページに詳しく書かれているので、ぜひこの機会に目を通しておこう。(※1)(※2)
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4. 軽い油染みの落とし方

軽い油染みを落とすのに使用する台所用中性洗剤の写真
それでは、油染みの落とし方を紹介していく。まずはごく軽い油染みだった場合の落とし方から見ていこう。

軽い油染みの落とし方|台所用中性洗剤を使う方法

  • 桶にぬるま湯をはり、油染みを濡らしながら軽くもみ洗いする
  • 油染みに台所用中性洗剤を含ませ、歯ブラシで軽くこすり洗いする
  • 水でよく洗い流し、洗濯機でいつもどおりに洗濯する
ぬるま湯は40℃程度が目安だが、素材により適温が異なる場合がある。事前に必ず洗濯表示を確認しよう。そもそも洗濯機で洗えない衣類だったときは手洗いで仕上げよう。

5. 時間が経ってしまった油染みの落とし方

広範囲に付いた油染みの写真
時間が経過して頑固になった油染みの落とし方を解説する。外出先で応急処置を済ませておけば、完全に落とすことはできなくてもかなりキレイになるはずだ。

頑固な油染みの落とし方|クレンジングオイルを使う方法

  • 油染みの裏からタオルを当てる
  • 油染みにクレンジングオイルを垂らす
  • 軽くもみ洗いまたは歯ブラシで擦り洗いする
  • ぬるま湯ですすぎ、洗濯機で洗濯する
クレンジングオイルを使用した落とし方は、軽い油染みはもちろん、時間が経った頑固な油染みにも有効だ。クレンジングオイルを垂らして10分ほど待ってしっかり浸透させよう。衣類が濡れているとクレンジングオイルが弾かれるため、乾いた状態でおこなうのがポイントだ。洗濯機で洗えない素材の衣類は、同様に手洗いで仕上げよう。

6. 耐熱性のあるタオルなどに付着した油染みの落とし方

グツグツとお湯が湧いている鍋の写真
白いタオルなど、耐熱性があり強い素材の場合は、煮洗いで落とすという方法もある。

油染みを煮洗いで落とす方法

  • 鍋にお湯を入れて火にかける
  • 沸騰したら粉末石鹸を入れる
  • 耐熱素材の衣類やタオルなどを入れる
  • 弱火にして10〜15分ほど「煮る」
  • 火を止めて汚れの落ち具合を確認する
  • よくすすぎ、洗濯機で脱水させて乾かせば完了
煮洗いをしても油染みが残っているようなら、洗濯用の酸素系漂白剤(原液)を数滴含ませて10〜30分ほど放置したのち、そのまま洗濯機へ入れて普段どおり洗濯してみよう。
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7. 作業服に付着した頑固な機械油などの油染みの落とし方

作業着に付着した機械油のイメージ写真
もうひとつ、作業着などに付着してしまった、機械油といったかなり頑固な油染みの落とし方も紹介しておく。

機械油などの油染みの落とし方|専用洗剤を使う方法

  • 大きめの桶に60℃ほどのお湯をはる
  • 油汚れ専用洗剤を適量溶かし、作業着を所定の時間(最長2時間程度)つけ置きする
  • 洗濯用もしくは使い捨ての歯ブラシなどで油染みをこすり洗いする
  • そのまま洗濯機へ入れて普段どおりに洗濯する
油染みを落とすための洗剤が販売されているので、事前に用意しておこう。なお洗剤は商品ごとに使い方(適量や放置時間、適温など)が異なる場合があるため、パッケージに書かれている手順や注意点を優先していただきたい。

8. どうしても落ちない油染みはクリーニングへ!

クリーニング店の写真
時間が経ちすぎた油染みや、上述した方法で落ちない機械油などによる油染みは、それ以上セルフケアをしてもキレイにならないことが考えられる。何度も処理を繰り返すと素材を傷めるおそれもあるため、切り替えてクリーニングに出すことをおすすめしたい。
もちろんセルフケアをせず、最初からクリーニングに出してもよい。とくに大切な衣類に付いてしまった油染みは、早めにプロの手で処理をしてもらったほうが安心だ。

結論

油染みは、落とし方さえ知っていればそれほど難しい汚れではない。だが応急処置をせずに時間が経ったり、誤った方法で汚れを広げてしまったりすると落ちにくくなるため注意しよう。正しい方法で迅速に対処できるように、基本的な知識は蓄えておきたいところだ。とにかく速やかに、かつキレイに落としたい方は最初からクリーニングに出そう。
(参考文献)
  • 公開日:

    2020年2月 6日

  • 更新日:

    2022年8月15日

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