1. 車のエアコンのにおいの原因と準備する掃除道具

まずは車のエアコンの仕組みやにおいの原因、掃除に必要な道具について解説する。
車のエアコンのにおいの原因
車のエアコンをつけると、車内や車外から吸い込んだ空気が「エアコンフィルター」を通過し、「エバポレーター」という場所で冷やされて、車内に入ってくるという仕組みになっている。エアコンフィルターはほこりや花粉などをシャットアウトする場所なので汚れがつきやすく、雑菌が繁殖しやすい。
またエバポレーターでは、液化されたエアコンガスを気化させることによって空気を冷やしている。ほこりや花粉の付着に加え、結露がつきやすい場所なのでカビやダニも繁殖しやすいのだ。エアコンの嫌なにおいを解消するためには、エアコンフィルターとエバポレーターの掃除が必要なのである。
またエバポレーターでは、液化されたエアコンガスを気化させることによって空気を冷やしている。ほこりや花粉の付着に加え、結露がつきやすい場所なのでカビやダニも繁殖しやすいのだ。エアコンの嫌なにおいを解消するためには、エアコンフィルターとエバポレーターの掃除が必要なのである。
エアコンフィルターの掃除に使う道具
エアコンフィルターは外して水洗いできるものもあるようだが、基本的には掃除ではなく交換がおすすめだ。自分の車の車種に適応した新しいフィルターを準備しよう。
エバポレーターの掃除に使う道具
エバポレーターの掃除には専用のクリーナーを使用する。家庭用のエアコンクリーナーではなく、カーエアコン用の洗浄剤を準備しよう。
2. 車のエアコンの掃除方法

エアコンの嫌なにおいを解消するためには、エアコンフィルターの交換と、エバポレーターの洗浄が必要だ。ここではそれぞれの方法を解説する。
車のエアコンフィルターの交換方法
- 助手席のグローブボックスを外す
- エアコンフィルターのふたを外す
- エアコンフィルターを引っ張り出す
- 新しいエアコンフィルターを差し込む
エアコンフィルターは助手席のグローブボックスの奥にあるのが一般的だが、車種によっては異なるため、説明書などで事前に確認しておこう。車のエアコンフィルターは1年に1回、または1万キロメートル走行ごとの交換が推奨されている。
車のエアコンのエバポレーターの掃除方法
- 助手席のグローブボックスを外す
- エアコンフィルターのふたを外す
- エアコンフィルターを引っ張り出す
- 洗浄剤のノズルを差し込む
- 洗浄剤の説明書通りにエアコンを設定し、噴射する
- エアコンフィルターを戻す
エバポレーターはエアコンフィルターの奥にあることが多い。エアコンをつけた状態で洗浄するクリーナーなどもあるので、製品の説明書通りにエアコンの設定をしよう。洗浄後の汚れはドレンホースをつたってから車の下から出てくるが、クリーナーを噴射するときにフロアマットに垂れないように、新聞紙やタオルなどを敷いておくと安心だ。
3. 車のエアコン掃除の注意点

最後に車のエアコン掃除をするときの注意点を確認しておこう。
注意点1.掃除の前に説明書を確認する
エアコンフィルターの場所や、グローブボックスの外し方などは車種によっても異なるため、掃除をはじめる前に説明書を確認しよう。無理に分解すると故障の原因になるので、わからない場合はディーラーに確認することをおすすめする。
注意点2.定期的に掃除をする
掃除で嫌なにおいが改善されたとしても、使っているうちにまた雑菌やカビが発生することは避けられない。年1回を目安にエアコンフィルターの交換とエバポレーターの洗浄を行うようにしよう。
エアコンのにおいの対処法は?
車のエアコンの内部には結露がつきやすく、湿った場所を好むカビや雑菌が繁殖しやすいことが、エアコンから出る嫌なにおいの原因になっている。つまり、エアコン内の結露を毎回乾燥させることができれば、カビが発生しにくくなるので、においも予防することができるのだ。
そのための対処法として、車が自宅に到着する5~10分前になったらエアコンを停止し、送風やヒーターを強風でつけっぱなしにしておくのがおすすめだ。車のエアコンを使うたびにやっておくと、エアコン内の雑菌を予防することができるだろう。
そのための対処法として、車が自宅に到着する5~10分前になったらエアコンを停止し、送風やヒーターを強風でつけっぱなしにしておくのがおすすめだ。車のエアコンを使うたびにやっておくと、エアコン内の雑菌を予防することができるだろう。
結論
今回は車のエアコンの掃除方法について解説した。自分では掃除できないと思っている人も多いかもしれないが、フィルターを交換しエバポレーターに洗浄液を吹きかけるだけなので、素人でも意外と簡単に行うことができる。年1回の掃除で車内の環境を改善することができるので、ぜひ挑戦してみてほしい。
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