目次
- 1. ツイストパーマに失敗してしまう原因
- 2. 失敗しないツイストパーマのオーダー方法
- 3. ツイストパーマに失敗したときの対処方法
- 4. ツイストパーマは失敗しても直せる!まずは焦らず美容師に相談を
1. ツイストパーマに失敗してしまう原因

せっかくカッコいい仕上がりをイメージしてツイストパーマをオーダーしたものの、仕上がりが今ひとつだったり完全な失敗に終わったりしたとき、そのショックは計り知れない。ツイストパーマが失敗してしまうのには、どのような原因があるのだろうか。
イメージがうまく伝わっていなかった
ヘアスタイルを思い通りの仕上がりに近づけるためには、施術前のカウンセリングが非常に重要である。カウンセリングでうまくイメージを伝えられなければ、いくら美容師の腕がよくてもお互いのイメージにズレが生じ、失敗につながるおそれがある。
薬剤の選定ミスまたは付けている時間が長すぎた
ツイストパーマではチリチリした質感とウェーブを出すため、通常のパーマよりも強い薬剤が使用される。その薬剤の選定を誤ったり、放置時間が長くなったりすると髪がダメージを受けて硬くゴワゴワした仕上がりになるおそれがある。結果として、扱いにくくなるといった失敗につながる。
髪にダメージアがあった
過度なカラーや縮毛矯正を繰り返してダメージがある髪は、ツイストパーマに失敗しやすい。ダメージを受けた髪にパーマをかけると切れやすくなるためだ。とくに強力な薬剤を使うツイストパーマは施術が難しいため、ダメージが大きい場合は断られることもある。
髪をすき過ぎた、こまかくねじり過ぎた
ツイストパーマをかける前のカットで、髪をすき過ぎてスカスカになってしまったという場合も、失敗につながるおそれがある。スカスカということは束も細くなるということである。その細い束をねじっていくと、ほどいたときにチリチリし過ぎてしまう。これも失敗のひとつだ。
2. 失敗しないツイストパーマのオーダー方法

ツイストパーマで失敗しないためにも、美容院でのカウンセリングは非常に重要だ。実際にオーダーするときのポイントを解説するので、カウンセリングでしっかりイメージを伝えて失敗のリスクを回避しよう。
写真でイメージを伝える
ツイストパーマのイメージを伝えるには写真がもっとも手っ取り早く、美容師もわかりやすい。言葉で表現できないところがあっても、写真で伝わる可能性が高いためだ。よりイメージに近づくためにも、写真は何枚か用意しておくとよいだろう。
【骨格などが自分に近いモデルの写真を選ぶのもポイント】
自分が目指しているツイストパーマの写真は、自分の骨格などと近いモデルだろうか?そこが大きくかけ離れていると、当然ながらイメージどおりの仕上がりにはなりにくい。これは美容師にはどうしようもないことだ。ただ写真を選べばよいというわけではなく、自分に限りなく近いモデルの写真を探すことを心がけよう。
より細かく、より的確にイメージを伝える
写真を見せる際、その写真の「どんな部分が気に入っている」のかをより具体的に、かつ的確に伝えることも重要になる。またたとえば「強めにツイストパーマをかけたい」という場合であっても、何をどう強めにしたいのかまで汲み取れる美容師は少ないだろう。「束を太めに」「ねじりを強めに」など、より具体的にオーダーできるようにしておこう。
過去の施術履歴や髪のダメージ具合も伝える
パーマは髪にダメージがあるとかかりにくい。とくに強い薬剤を使うツイストパーマでは、髪が切れるおそれもある。カウンセリングで、過去のカラーやパーマの施術履歴やそのときの傷み具合などを覚えている範囲で正確に伝えることも重要だ。それにより美容師が最適な薬剤を選びやすくなる。すなわち失敗のリスクを低減できるというわけだ。
3. ツイストパーマに失敗したときの対処方法

自身も美容師も最善を尽くしたものの、結果としてツイストパーマに失敗してしまった。ということは起こりうる。明らかな美容師のミスであれば修正してもらえるはずだが、そうでないケースもあるだろう。ツイストパーマに失敗してしまったときの対処方法も知っておくと安心だ。
ツイストパーマに失敗したときの対処方法3選
【おすすめは「パーマ戻し」で直す方法】
パーマ戻しは髪へのダメージが少なく、費用も安く抑えられる可能性が高い。加えてパーマもほどよく緩められるため、今回紹介する対処方法の中ではもっともおすすめだ。
【「カット」で直す方法にはメリットとデメリットがある】
カットの場合、髪へのダメージはもっとも少ないというメリットがある。しかしながら必然的に髪が短くなるため、ヘアスタイルそのものが大きく変わるというデメリットもある。
【「ストレートパーマ」という手もあるが髪へのダメージは避けられない】
ストレートパーマに関しては、しっかり修正すること自体は可能である。その点ではおすすめだが、髪へのダメージは上記の2パターンよりも大きい。トータルで考えると、やはりパーマ戻しが最善策といえるだろう。
ツイストパーマに失敗しても絶対に自分で対処してはいけない
ツイストパーマに失敗してしまったとき「美容師に言いにくい」「自分の伝え方が悪かったのではないか」などと遠慮し、ストレートアイロンを使ったり市販のパーマ落としを使ったりして自分で対処することは絶対に避けよう。
【自分で対処してはいけない理由】
ストレートアイロンは髪にさらなるダメージを与えるおそれがあり、パーマ落としはプロの技術が必要なため自分でやってもうまくいかないことが多い。というのが理由だ。失敗した状態を一刻も早く修正したいと思う気持ちはわかるが、自分で直すことは避けよう。
【だからといっても放置もNG】
ツイストパーマをかけた髪は、毛先のもつれなどの刺激を受けやすい。よりダメージが深刻になるおそれがあるため、何もせずに放置するということも避けよう。
4. ツイストパーマは失敗しても直せる!まずは焦らず美容師に相談を

お伝えしてきたように、たとえツイストパーマに失敗してしまったとしても、パーマ戻しをお願いすることで修正は可能だ。美容室まで足を運ぶのが面倒だったり、美容師に申し訳ないと思ったりするかもしれないが、失敗した状態を放置するのもNGだし、なによりそのまま人に会うことも自分の精神衛生上よろしくない。失敗してしまったものは取り返しがつかないが、修正はできる。意を決して直してほしいと伝えることが肝心だ。
結論
ツイストパーマに失敗する原因として、仕上がりのイメージをうまく伝えられていないことや、髪のダメージによってかかりにくくなっていることなどが挙げられる。貴重な時間とお金を使ったにもかかわらず失敗してしまっては、気分も憂鬱になってしまうだろう。本稿でお伝えしてきたオーダー方法などを参考に、ぜひとも理想のヘアスタイルを手に入れてほしい。