目次
- 1. ツイストパーマの失敗例とその原因
- 2. ツイストパーマに失敗したときの直し方
- 3. ツイストパーマに失敗したときの誤った対処方法
- 4. ツイストパーマの失敗を防ぐためのオーダーのポイント
- 5. ツイストパーマに失敗しても正しく対処すれば直せる
1. ツイストパーマの失敗例とその原因

せっかくカッコいい仕上がりをイメージしてツイストパーマをオーダーしたものの、今ひとつだったという経験はないだろうか?ツイストパーマが失敗してしまうとどうなるのか、またそこにはどのような原因があるのかを解説しよう。
ダメージでチリチリになってしまう
ツイストパーマの失敗例としてよく挙げられるのが、チリチリになってしまうという状態だ。
【薬剤の選定ミスまたは付けている時間が長すぎた】
ツイストパーマはチリチリした質感とウェーブを出すため、通常よりも強い薬剤が使われる。その薬剤の選定を誤ったり、放置時間が長すぎたりすると髪がダメージを受けてチリチリ、ゴワゴワした仕上がりになる場合がある。
パーマが強くかかりすぎてしまう
思い描いていたよりも強くかかりすぎてしまうという失敗例も多い。
【薬剤やロッドの選定ミスまたは仕上がりの認識の違い】
こちらも薬剤の選定を誤ったり、髪質に合わないロッドを使ったりした場合に起こりうる失敗だ。そもそも美容師との間で仕上がりのイメージを正しく共有できていなかったときも、強くかかりすぎる場合がある。
全体的に広がりすぎてしまう
髪が全体的にボワッと広がってしまうという失敗例もある。
【薬剤やロッドの選定ミスまたは仕上がりの認識の違い】
やはりこうした失敗も、元をたどると薬剤の選定を誤っていたり、髪質に合わないロッドを使用したりといったことに起因していることが多い。美容師とのコミニュケーションがいかに大切であるかがわかる事象だ。
くせ毛っぽいなどイメージと異なる仕上がりになってしまう
画像を見せたはずなのに、いざ仕上がりを見てみたらまったく異なるくせ毛のような感じになってしまった、という失敗例もある。
【カウンセリングが不十分/イメージをきちんと伝えられていない】
思い通りの仕上がりに近づけるには、施術前のカウンセリングが非常に重要だ。ここで正確にイメージを伝えられなければ、いくら美容師の腕がよくてもお互いのイメージにズレが生じ、失敗につながる。
2. ツイストパーマに失敗したときの直し方

ツイストパーマに失敗しても何かしらの方法で直す道は残されているはずだ。たとえば次のような方法があるので、美容師に遠慮なく申し出て相談してみよう。
チリチリになってしまったときの直し方
「髪質改善トリートメント」「パーマ直し」などのメニューがおすすめだ。カットという手もあるが、髪へのダメージは少ないものの短くなるためヘアスタイルが大きく変わってしまう
トータルで考えると、髪質改善またはパーマ直しといったメニューが最善だろう。
パーマが強すぎたときの直し方
弱すぎる分にはかけ直せばよいが、強すぎた場合はそうもいかない。このケースもやはり、髪質改善トリートメントやパーマ直しといったメニューを選ぶことをおすすめしたい。
広がりすぎてしまったときの直し方
一部であればカットで対応できる可能性もあるが、全体的に広がってしまっている場合は、一度パーマを落とすなどしたほうが賢明だろう。髪質改善トリートメントやパーマ直しができないか相談してみよう。
イメージと違う仕上がりだったときの直し方
パーマをかけ直してもらうか、一度リセットする意味でストレートパーマや髪質改善トリートメント、パーマ直しなどを選ぼう。
3. ツイストパーマに失敗したときの誤った対処方法

一方、ツイストパーマに失敗したときにやらないほうがよいとされる対処方法もある。
市販のパーマ落としを使う
パーマはかけるのもそうだが落とすにも専門的な知識や技術が必要だ。市販のパーマ落としは安価で便利ではあるが、闇雲に使用した場合、事態を悪化させるおそれがある。よほど自信がない限り、市販のパーマ落としは使わないほうがよいだろう。
ストレートアイロンで無理やり伸ばす
チリチリに傷んだ状態の髪をストレートアイロンで無理に伸ばした場合、どうなるか想像がつくだろうか?そう、ちぎれたりダメージが深刻化したりするだけである。コテやブラシなどもそうだが、無理に伸ばそうとすることは控えよう。
シャンプーやトリートメントで自力で直す
メンテナンスをした直後であれば、一時的にパーマが落ちた感じがするかもしれない。だが強力な薬剤を用いてかけられているツイストパーマが、市販のシャンプーやトリートメントで落ちるとは考えにくい。したがってこの方法もおすすめできない。
ストレートパーマや縮毛矯正をかける
ストレートパーマに関しては、しっかり修正すること自体は可能である。その点ではおすすめだが、髪へのダメージは大きい。縮毛矯正においても同様のことがいえる。
4. ツイストパーマの失敗を防ぐためのオーダーのポイント

ツイストパーマで失敗しないためには、美容院でのカウンセリングが非常に重要だ。実際にオーダーするときのポイントを覚えておき、カウンセリングでしっかりイメージを伝えて失敗のリスクを回避しよう。
美容師にイメージを具体的かつ正確に伝える
とにかく「自分がなりたいイメージ」を具体的に、より正確に伝えることを心がけよう。美容師とて人の心が読めるわけではない。「伝わるだろう」ではリスクが大きいし、もしかすると自分が表現した言葉が美容業界では別の意味を持つ言葉かもしれない。
写真を見せる際「どの部分が気に入っているのか」をより具体的に、かつ的確に伝えることも重要になる。たとえば「強めにかけたい」という場合も「束を太めに」「ねじりを強めに」など、より具体的にオーダーできるようにしておこう。
【過去の施術歴や傷み具合なども伝えておく】
パーマは髪にダメージがあるとかかりにくい。とくに強い薬剤を使うツイストパーマは髪が切れるおそれもある。カウンセリングで、過去のカラーやパーマの施術履歴、そのときの傷み具合などを覚えている範囲で正確に伝えることも重要だ。
それにより美容師が最適な薬剤を選びやすくなる。すなわち失敗のリスクを低減できるというわけだ。
自分の輪郭や骨格に近いモデルの写真を選ぶ
写真は自分の輪郭や骨格などと近いモデルのものだろうか?そこがかけ離れていると当然ながらイメージした仕上がりにはなりにくい。これは美容師でもどうしようもないことだ。ただ写真を選べばよいわけではなく、自分に限りなく近いモデルの写真を探すことを心がけよう。
5. ツイストパーマに失敗しても正しく対処すれば直せる

お伝えしてきたように、たとえツイストパーマに失敗してもパーマ直しなどによって修正は可能だ。美容室まで足を運ぶのが面倒だったり、美容師に申し訳ないと思ったりするかもしれないが、失敗した状態を放置するのはNGである。
なによりそのまま人に会うことも自分の精神衛生上よろしくない。失敗してしまったものは取り返しがつかないが、修正はできる。意を決して直してほしいと伝えることが肝心だ。
結論
ツイストパーマに失敗する原因として、仕上がりのイメージをうまく伝えられていないことや、髪のダメージによってかかりにくくなっていることなどが挙げられる。貴重な時間とお金を使ったにもかかわらず失敗してしまっては、気分も憂鬱になってしまうだろう。本稿でお伝えしてきたオーダー方法などを参考に、ぜひとも理想のヘアスタイルを手に入れてほしい。
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