- 1. ウイスキーの割り方・飲み方(定番)
- 2. 初心者におすすめの割り方・飲み方
- 3. ウイスキーを使うおすすめカクテル
- 4. おいしく飲むコツ・黄金比
- 5. そもそもウイスキーとは?
- 6. おすすめ銘柄3選
- 7. 自分好みの飲み方を見つけよう
- スコッチウイスキー:スコットランドでつくられる、スモーキーな香りが特徴のウイスキー
- アイリッシュウイスキー:アイルランドでつくられる、マイルドな味わいのウイスキー
- アメリカンウイスキー:アメリカでつくられる、芳醇で甘みのあるウイスキー
- カナディアンウイスキー:カナダでつくられる、軽やかで飲みやすいウイスキー
- ジャパニーズウイスキー:日本でつくられる、繊細な香りと飲みやすさが特徴のウイスキー
あわせて読みたい
1. ウイスキーの割り方・飲み方(定番)
さっそく、ウイスキーのいろいろな割り方・飲み方を紹介していこう。
ストレート
ウイスキーの味や香りを楽しむならストレート。アルコール度数が高いので、飲むというよりは舐めるイメージでちびちび楽しむのがポイントだ。チェイサーを忘れないことと、可能であればテイスティンググラスに注いで味わおう。
トワイスアップ
ウイスキーと常温水を1:1の割合で混ぜたものがトワイスアップだ。ストレートよりもアルコール度数を抑えることが可能なうえ、ウイスキーの風味もしっかり残せるところがポイントである。
オンザロック
ロックグラスにロックアイスを入れ、ウイスキーを注ぐだけというシンプルな飲み方である。氷が徐々に溶けるにつれて変化する味わいを楽しむことができる。また溶けた分だけ加水されるため、ストレートに比べると若干ではあるがアルコール感を抑えることができる。
ハーフロック
オンザロックにウイスキーと同量の常温水を加えたものがハーフロックである。オンザロックやトワイスアップよりもさらにアルコール感を抑えることができる。冷やすためトワイスアップほどではないが、それでもウイスキーの風味はしっかり残っているのが特徴だ。
水割り
水割りは日本独特の飲み方だが、もはやウイスキー定番の割り方・飲み方になっている。グラスにたっぷり氷を入れてウイスキーを注いだらマドラーで混ぜ合わせ、ウイスキーとグラスをよく冷やす。
氷が減ったらその分を加え、水を注いで最後に軽くステアすれば完成だ。水は軟水のミネラルウォーターをおすすめしたい。
ホットウイスキー(お湯割り)
寒い冬場にピッタリなのがホットウイスキーである。耐熱グラスにウイスキーを注ぎ、ウイスキーの倍量のお湯を加えて軽く混ぜれば完成する。あらかじめ耐熱グラスにお湯を入れて温めておくとぬるくなりにくい。シナモンやお好みのジャムをトッピングしてもおいしくいただける。
ハイボール
居酒屋などでも大人気のカクテルだ。ウイスキーは飲めないがハイボールは好き、という方も多いだろう。たっぷり氷を入れたグラスにウイスキーを注ぎマドラーで混ぜ合わせウイスキーとグラスをよく冷やしておく。
そこへソーダを注ぎ最後に縦に一度だけ混ぜたら完成だ。最後に混ぜすぎると炭酸が抜けすぎてしまうので注意しよう。柑橘類と相性がよくレモンなどを添えてもおいしい。
ウイスキーミスト
やや番外編的な割り方・飲み方がこのウイスキーミストである。細かく砕いたクラッシュドアイスをグラスにたっぷり入れ、そこへウイスキーを注ぐ。ウイスキーが急激に冷えることから口に入れたときのアルコール感が抑えられる。
また氷が細かいため溶けるのも早く、その分アルコールが薄まりやすい。パッと見カクテルのようなオシャレな飲み方のひとつだ。
ウイスキーフロート
こちらもオシャレな見た目が特徴の飲み方である。ウイスキーの比重が水よりも若干軽いという特徴を生かした割り方で、先にグラスに水を注ぎ、あとから竹串などを伝わせてそっとウイスキーを注ぐといった作り方をする。
すると水の上にウイスキーが浮いているような状態になり、二層のコントラストができがある。ひとくち目はウイスキーの風味が強く感じられるが、以降は水と混ざって飲みやすくなる。
2. 初心者におすすめの割り方・飲み方
ウイスキーの割り方や飲み方の定番は上記のとおりだが、初心者の方はとくに、風味やアルコール感が気になるだろう。そこで、続いては初心者の方にもおすすめの割り方や飲み方を紹介する。
ジンジャーエール割り/コーラ割り(ハイボール)
ハイボールは無味の炭酸水のみならず、さまざまなソーダを割りものにできるカクテルだ。たとえばハイボールの個性は残しつつスパイシーさと甘さがほしければ、ジンジャーエールを使った「ジンジャーハイボール」がおすすめである。
甘さとのどごしの爽快感にこだわりたければコーラを使った「コークハイボール」もよい。一例だがこのように、ウイスキーはさまざまなソーダと相性がよい。ぜひお好みのソーダでハイボールを作ってみよう。
お好みのジュース割り
ジンジャーエールもコーラもジュースだが、ここでのジュースはオレンジジュース、トマトジュース、りんごジュースなど。酸味とほのかな甘みが不思議とウイスキーに合い、スモーキーさも軽減されて飲みやすくなる。いずれも100%のものを使うのがポイントだ。
牛乳割り(カクテル・カウボーイ)
ウイスキーと牛乳はミスマッチのようなイメージがあるかもしれないが、両者は相性がよい。「カウボーイ」というカクテルで、ウイスキーファンからも愛される飲み方のひとつだ。
氷を入れたグラスにウイスキーと牛乳を注ぐだけのシンプルなカクテルで、ウイスキーとは思えないほど甘い香りと味わいが楽しめる。甘さが足りない方は砂糖を少量加えてもOKだ。
お茶割り/紅茶割り
水割りと同じ比率で割るとおいしいのがお茶割り。ただし味は物足りないこともあるため、どちらかといえばおすすめしたいのは紅茶割り。ストレートでもレモンでもミルクでも、お好みの紅茶で割って飲んでみてほしい。比率や選ぶ茶葉などでも味わいが変わる、意外と奥深い飲み方である。
3. ウイスキーを使うおすすめカクテル
続いて、ウイスキー初心者はもちろん上級者にもおすすめしたい割り方や飲み方、アレンジレシピを紹介する。
アイリッシュコーヒー
ウイスキーの割りものにコーヒーを使用したものがアイリッシュコーヒーで、口当たりがなめらかで身体も温まるホットカクテルである。温めた耐熱グラスに砂糖を入れてホットコーヒー、ウイスキーの順に注いだのち、生クリームを浮かべて完成する。
ボイラーメーカー
こちらはウイスキーをビールで割ったカクテルだ。ボイラー技士が仕事明けに手早く酔っぱらうため、グラスビールの中にショットグラスごとウイスキーを沈めて飲んだのが始まりとされている。ビールののどごしとウイスキーの風味を同時に味わえる、まさに上級者向けのカクテルだ。
ゴッドファーザー
ウイスキーとアマレットを合わせたカクテルである。アマレットはイタリアを代表するリキュールで杏仁豆腐のような甘い風味を持つ。アルコール度数の高いカクテルだが、ウイスキーの風味をアマレットの甘さがやさしく包み込むことで飲みやすく仕上がる。同名の映画「ゴッドファーザー」の公開後、間もなく誕生したカクテルとしても知られている。
4. おいしく飲むコツ・黄金比
ウイスキーを割るにあたっておいしいとされている黄金比も知っておこう。
水割りの比率|ウイスキー1:水2(2.5)
水割りの黄金比は「ウイスキー1」に対し「水2(2.5)」程度とされていりる。水のほか、お茶などで割るときもこの比率でOKだ。ストレートやロックはアルコール感が強すぎて苦手という方がいれば、ぜひこの比率を参考に水割りを試してみてほしい。
ハイボールの比率|ウイスキー1:ソーダ3(4)
根強いブームが続くハイボールの黄金比は、上記の通り「ウイスキー1」に対し「ソーダ3(4)」程度である。ジンジャーエールなどで割るときもこの比率がおいしいとされている。
ジュース割りの比率|ウイスキー1:ジュース4
ウイスキーは甘口のジュースとも相性がよい。ジュースの種類にもよるが、この場合の黄金比はおおよそ「ウイスキー1」に対し「ジュース4」あたりが目安となる。甘口ジュースの味わいの中に、ウイスキーの風味がほのかに香る程度の分量だ。
5. そもそもウイスキーとは?
そもそもウイスキーとはどのようなお酒なのか、原料や種類など基本的なところをおさらいする。
穀類を主原料とする蒸留酒
ウイスキーは小麦、大麦、トウモロコシ、米などの穀類を主原料として作られる蒸留酒の総称である。それぞれの特色がウイスキーとなっても残るため、同じ穀類でもなにを原料にするかでウイスキーの味わいも異なる。製造方法や熟成期間などによっても変化するなど、実は意外に奥深いお酒なのだ。
ウイスキーの基礎知識はこちら!
世界5大ウイスキーを知ろう
一般的に、これらは世界5大ウイスキーと呼ばれている。初心者で飲みやすいのは、アメリカンウイスキーやカナディアンウイスキー、そしてジャパニーズウイスキーあたりだろう。
ウイスキーは産地によって味わいが異なる!
ストレートではなく、割って飲む意味・魅力とは?
ウイスキーそのものの味や香りを楽しむなら、やはりストレートだ。アルコール度数40度程度と高いため「飲む」というよりは「舐める」イメージでちびちび楽しむ。しかし、あえて割って飲むという選択肢も。その理由や魅力はどこにあるのだろうか?
まずは、割ることで飲みやすくなるというメリットがある。飲み慣れない方または、ストレートやロックだとおいしさを感じられないという人も、割って飲むことでウイスキーのおいしさに気づけるだろう。
もうひとつ、さまざまな割り方を試すことで、同じウイスキーでも何通りもの楽しみ方ができるようになる点も魅力だ。後述する割り方・飲み方をぜひ参考にしていただき、自分好みの楽しみ方を見つけてほしい。
ウイスキーの選び方
割って飲む場合、高級な銘柄を選んでしまうのは少々もったいないかもしれない。もちろんNGというわけではないが、冷やしたり割ったりすることで少なからず風味が失われるため、ストレートやトワイスアップでウイスキー本来の風味を楽しみたいというケース以外は、そこまで高級なウイスキーを選ばなくてもよいだろう。
6. おすすめ銘柄3選
割って飲む場合のウイスキーの選び方とおすすめを3銘柄ほど紹介しよう。
サントリー「シングルモルトウイスキー山崎」
国産ウイスキーは数多くあるが、選ぶならこちらがおすすめだ。華やかな香りとなめらかな味わいが幅広い世代に支持されている。
Dewar's「デュワーズホワイト・ラベル」
アメリカではスコッチ=デュワーズというほど広く支持されている。甘い香りとまろやかさ、スパイシーさが見事に共存している。
JOHNNIE WALKER「ジョニーウォーカーブラックラベル12年」
販売量世界一を謳う、まさにスコッチウイスキーの代表ともいうべき銘柄だ。ほどよい甘さとフルーティーさ、樽香やスモーキーさがある。
7. 自分好みの飲み方を見つけよう
本稿で紹介したウイスキーの割り方・飲み方はまだまだ一例だ。ほかにもさまざまな飲み方があるので、ぜひこれをきっかけにいろいろと試していただき、自分好みの飲み方を見つけてほしい。
結論
そのアルコール度数の高さから、これまでウイスキー自体を敬遠していた方もいるのではないだろうか?だが割り方によってはウイスキーとは思えないほどすんなり飲めてしまうことも多い。さまざまなジュースなどで割ってもおいしいので、初心者の方は自分が飲みやすそうなところから試してみるとよいだろう。
こちらの記事もおすすめ!