1. ジンバックとは?

ジンバックはその名前の通りジンを使ったカクテルだ。まずはその材料やアルコール度数など基本的なことから名前の由来やカクテル言葉など、豆知識も合わせてみていこう。
ジンベースのカクテル
ジンバックは蒸留酒であるジンをジンジャーエールで割ったものに、レモンやライムなどの柑橘類の果物を加えたお酒だ。ジンはジュニパーベリーなどのボタニカルな風味が楽しめるお酒で、そこに爽快なジンジャエールが加わるためジンバックはキリっとした味わいが魅力のカクテルになる。
アルコール度数
ジンバックはほのかな甘さと炭酸が心地よく気軽に飲める味わいだが、アルコール度数はやや高めのカクテルだ。ジンバックのアルコール度数は12~15%でワインや日本酒などと変わらないため、さわやかな味わいにつられて勢いよく飲んでしまわないように気を付けたい。
名前の由来
カクテル名のジンバックは、材料であるジンと、英語で牡鹿の意味を持つバックを組み合わせたものだ。バックとつけられているのはキックがある飲み物であることに由来している。飲みやすい味わいだが、油断して飲みすぎると牡鹿に蹴られたように酔いが回ってしまうためだ。ジンバックはロンドンバックという別名で呼ばれることもある。
カクテル言葉
ジンバックが持つカクテル言葉は「正しき心」で、友情に関するカクテル言葉のひとつだ。大切な友情を保ち続けるためには、正しき心がなければならないということを示している。ぜひ自分の親友と飲むときにオーダーしてほしいカクテルだ。
2. ジンバックの美味しい作り方

ジンバックの基本的な情報が分かったところで、次はジンバックを美味しく作るための材料と作り方をみていこう。
材料
- ジン 45ml
- レモンジュース 20ml
- ジンジャエール 適量
作り方
グラスに氷を入れ、ジンとレモンジュースを注いでからジンジャエールで満たす。軽くステアし、カットレモンを添えればジンバックの完成だ。レシピによってはレモンジュースでなくライムジュースを使うものもあり、好みで選ぶとよい。ジンバックは簡単に作れてアルコールの強弱も自分で調整できるため、ぜひ自宅で試してみてほしい。
3. ジンを使った美味しいカクテル5選

ジンを使ったカクテルはジンバック以外にも数えきれないほどの種類がある。一度は飲んでほしい、ジンを使った美味しいカクテル5種類をみていこう。
マティーニ
マティーニはカクテルの王様とも呼ばれる、ジンベースのショートカクテルだ。材料にはジンのほかに、ワインベースのお酒であるドライ・ベルモットと塩漬けオリーブを使う。シンプルに見えるが、作り手の技量が試されると言われるカクテルのひとつだ。
ジンフィズ
ジンフィズのフィズは泡が立つという意味で、その名の通りシュワシュワした爽快感とほのかな甘味のあるカクテルだ。材料にジンと炭酸水、レモンジュース、砂糖を使う。ジンバックに近い味わいなのでジンバックが好きな人はぜひジンフィズにもトライしてみてほしい。「あるがままに」というカクテル言葉を持っている。
ジンリッキー
カクテルは甘いものが多いイメージがあるが、ジンリッキーはドライでさっぱりとしたカクテルだ。ジンと炭酸水、ライムのみというシンプルなレシピだが、使うライムの量が多いため、より柑橘系の風味がしっかり楽しめる。ジンバックは甘すぎると感じる人には、ジンリッキーが向いているかもしれない。
ギムレット
ギムレットはジンにライムジュースを加え、シェークして作るショートカクテルだ。フレッシュライムを使うか、甘味のあるコーディアルライムジュースを使うかで味わいが変わってくる。アルコールが25%ほどあり、飲みごたえがあるカクテルのひとつと言えるだろう。
オレンジブロッサム
オレンジブロッサムは、ジンとオレンジジュースを混ぜて作るカクテルだ。オレンジブロッサムにはショートカクテルとロングカクテルがあり、ロングカクテルの方は氷を入れたグラスに材料を入れて混ぜるだけなので自宅で簡単に用意できる。
結論
ジンバックはさっぱりした味わいが楽しめて、飲めるお店も多いカクテルだ。材料も手に入りやすく作り方もシンプルなので、自宅でカクテルを楽しみたい人にもおすすめできる。またジンが1本あればちょっとした材料を加えて作れるカクテルもたくさんあるので、ぜひ自分好みにアレンジして晩酌タイムを盛り上げてほしい。