- ドライジン:30ml
- トニックウォーター:120ml
- カットライム:1個
- 氷:適量
- タンブラー:1個
- マドラー:1本
- カットライムをグラスに搾り入れ、氷を加える
- ドライジンを注いだらトニックウォーターを加える
- 軽く混ぜれば完成
1. ジントニックとは
まずはジントニックというカクテルについて解説する。
ジンベースの爽やかなカクテル
世界4大スピリッツのひとつ「ジン」をベースとしたカクテルだ。居酒屋でもバーでも「定番」といえるカクテルのひとつだろう。シンプルな作り方であるがゆえ、バーテンダーの腕がモロに出るともいわれている。
ジントニックの味わい
ジントニックの主原料となるジンは穀物を原料としており、そこへボタニカル、すなわち薬草の香りがつけられている。トニックウォーターで割ることで、ほんのり甘くすっきりした味わいに仕上がる。
ジントニックのアルコール度数とカロリー
ジントニックのアルコール度数は10〜15度程度だ。ジンとトニックウォーターの比率を変えれば度数は調整できる。またカロリーは割り方で変わるが、1杯あたり150〜180kcal程度が一般的だ。
ジントニックの歴史
ジントニックの誕生は大英帝国時代にまでさかのぼる。植民地で働くイギリスの労働者が、マラリア予防のために飲み始めたトニックウォーターにジンを加えたことがきっかけとされている。
カクテル言葉
ジントニックは「強い意志」というカクテル言葉を持つ。何かを始めようとするときや決断しようとするとき、あるいは決起集会のようなパーティーにもピッタリだ。
2. 失敗しないジントニックの作り方
ジントニックをご家庭で作る際のレシピを紹介しよう。美味しく作るコツもお伝えするので、ぜひチェックしていただきたい。
材料と道具
以上を用意しよう。ジントニックの製法はビルドなので、シェイカーなどは不要だ。ビルドとはグラスに材料を注いでそのまま作ることをいう。
作り方
美味しく作るための4つのコツ
【ジンやグラスは十分冷やしておく】
使用する材料やグラスは、事前によく冷やしておこう。とくにジンは冷凍庫に入れても凍らないので、直前までキンキンに冷やしておくことをおすすめする。
【トニックウォーターはゆっくり注ぐ】
炭酸の爽快なのどごしを楽しむためにも、トニックウォーターは炭酸が抜けないようにゆっくり注ごう。氷になるべく当てないようにするとよい。
【混ぜすぎない】
混ぜすぎると氷が溶けて炭酸も抜けてしまう。マドラーを使って最後に混ぜるときはごく軽く、1〜2回程度にとどめておくのがおすすめだ。
【材料にこだわる】
ジントニックはシンプルだからこそ材料にこだわりたい。たとえばドライジンはイギリス・ロンドンを産地としたジンで、とくにジントニックと相性がよいのでおすすめだ。ライムも鮮度などをしっかりチェックした上で選ぼう。
3. ジントニックにおすすめのジンの銘柄5選
ジントニックをご家庭で作るにあたっては材料選びがポイントとお伝えした。とはいえ初めての方はどのジンを選べばよいか迷ってしまうこともあるだろう。おすすめの銘柄を紹介するので、参考にしていただければ幸いだ。
「ゴードン ロンドン ドライジン」
外せないのがゴードンだろう。迷ったらこちらを選べば間違いないはずだ。軽やかな味わいになったといわれているが、ゴードンでジントニックを作るバーテンダーも多い。初心者の方はぜひこちらから試してみよう。
「タンカレー ナンバーテン ジン」
1830年以来変わらない製法を守り続けてきた、世界中で売れているジンがこちら。3年連続でベスト・スピリッツに選ばれた実績はホンモノだ。厳選したボタニカルの深い香りと繊細な味わいは、ぜひジントニックにして楽しみたい。
「ビーフィーター ジン」
「洗練された」という言葉がピッタリな香りと味わいを持つジンだ。厳選したという9種類のボタニカルを使用しており、キーとなるレモンピール、セビルオレンジピールが爽やかな柑橘香を生んでいる。
「ボンベイ・サファイア ドライジン」
世界中から厳選した10種類のボタニカルを、独自の製法で。香り高い部分だけを吸収させている。それにより、なめらかでありながら複雑な味わいが堪能できる。シトラスとフローラルが基調の香りも抜群だ。
「サントリー ジン 翠(SUI)」
ジャパニーズジンも負けていない。日本人の味覚に合うように柚子・緑茶・生姜を使ったことで食事との相性も非常によい。シンプルにソーダ割りでも十分美味しいが、ぜひジントニックも作ってみてほしい。
4. ジンを使ったそのほかのカクテルと作り方5選
せっかくなので、ジンを使ったジントニック以外のカクテルについても紹介しておきたい。簡単なレシピも添えているので、ぜひチャレンジしてみてほしい。
マティーニ
マティーニもジンベースの代表的なカクテルだ。ジン45ml、ドライベルモット15ml、オレンジビターを1滴加えて混ぜ、オリーブやレモンピールを飾る。シンプルながら本格的な味わいが楽しめるカクテルだ。
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ジンフィズ
ジン45ml、レモンジュース20ml、砂糖2tspをシェイクしグラスに注ぐ。最後に炭酸水85mlを加え軽く混ぜたら完成だ。レモンの柑橘系の酸味が特徴で、ジントニック同様飲みやすいカクテルである。
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ジンリッキー
ライム1/2をグラスに搾り皮ごと入れる。ジン45mlを注ぎ炭酸水でグラスを満たす。軽く混ぜたら完成だ。ジントニックと比べてライム風味が強い、酸味のあるカクテルである。
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ギムレット
ジン45mlとライムジュース15mlをシェイクしグラスに注ぐ。完成したギムレットは凍らせてフローズンスタイルにしても美味しく楽しめる。
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オレンジブロッサム
ジン45mlとオレンジジュース15ml、アンゴスチュラビターズを数滴加えシェイクする。グラスに注いだら苦味と酸味が楽しめるカクテルの完成だ。
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5. 市販のジントニックもある?
ところで、ジントニックは市販品もあるのをご存じだろうか?こちらもぜひ紹介させていただこう。
カバラン「バー カクテル ジントニック」
ジントニックが気軽に楽しめる缶商品だ。6種のボタニカルが含まれるカバランジンを使用した、さわやかな味わいが特徴である。
サントリー「アイスジン ドライジントニック」
ソーダを加えるだけで簡単にジントニックが楽しめるのがこちら。アイスジン1に対してソーダ3の割合で混ぜれば、食事にも合うすっきりしたジントニックが完成する。
サントリー「プロカクテル ジントニック コンク」
ソーダを加えるだけで本格的なジントニックが作れる。プロ仕様の1.8Lなので、ジントニックをよく飲む人やパーティーなどにもおすすめだ。
結論
ジントニックはジンとトニックウォーター、ライムで作るシンプルなカクテルである。アルコール度数は10〜15度程度ですっきりした味わいが特徴だ。作り方は簡単なのでぜひご家庭でも試してみよう。またジンは、ジントニック以外にもさまざまなカクテルに使える。紹介したおすすめ銘柄を参考に、自宅用に1本購入してみてはいかがだろうか?