1. すぐに食べない納豆。冷凍保存のススメ

そもそも納豆の賞味期限が1週間程度と短く設定されているのは、納豆を発酵させる「納豆菌」の働きが強力だから。
製造工場で発酵・熟成を済ませ、一番美味しい状態で出荷される納豆。それ以上発酵が進まないよう低温で管理されているのだが、スーパーなどの店頭に並び、家庭の冷蔵庫で保存している間にも少しずつ発酵は進み、室温に置いたりすれば納豆菌が爆発的に増殖するのだという。
さらに発酵が進むと色が濃くなって本来の納豆とは違う臭いがしたり、アミノ酸成分チロシンの白い結晶ができてジャリジャリとした食感になったり...。それを食べても特に体に害はないとされているのだが、どうしても味は落ちる。ということで、納豆が美味しく食べられる期限=賞味期限は短めなのだ。
100℃の高温滅菌に耐え、マイナス100℃でも生き続けるという納豆菌。ただ10℃以下ではあまり働かず、マイナスの環境下では休眠する=発酵が進まない。だからこそ、「毎日食べるから切らしたくない。でもそんなに頻繁に買い物には行けない」という時は、冷凍保存がおすすめなのだ。
製造工場で発酵・熟成を済ませ、一番美味しい状態で出荷される納豆。それ以上発酵が進まないよう低温で管理されているのだが、スーパーなどの店頭に並び、家庭の冷蔵庫で保存している間にも少しずつ発酵は進み、室温に置いたりすれば納豆菌が爆発的に増殖するのだという。
さらに発酵が進むと色が濃くなって本来の納豆とは違う臭いがしたり、アミノ酸成分チロシンの白い結晶ができてジャリジャリとした食感になったり...。それを食べても特に体に害はないとされているのだが、どうしても味は落ちる。ということで、納豆が美味しく食べられる期限=賞味期限は短めなのだ。
100℃の高温滅菌に耐え、マイナス100℃でも生き続けるという納豆菌。ただ10℃以下ではあまり働かず、マイナスの環境下では休眠する=発酵が進まない。だからこそ、「毎日食べるから切らしたくない。でもそんなに頻繁に買い物には行けない」という時は、冷凍保存がおすすめなのだ。
2. 納豆の冷凍のコツ

納豆の味を落とさずに保存するコツは、購入後なるべく早く冷凍すること。発酵が進んでからではなく、必ず賞味期限以内に凍らせて納豆菌に休んでもらおう。
具体的な処理方法は以下の通り。
具体的な処理方法は以下の通り。
【10日以内に食べる場合】
短期間の冷凍なら、パックのまま冷凍室にインでOK。賞味期限が印字された包装フィルムをはがす場合は、念のためパックに転記しておくとよい。
【1カ月程度保たせたい場合】
長めに保存したいときは、冷凍焼けや乾燥対策をした方がよい。1パックずつラップで包むか、パックごと冷凍用の食品保存袋に入れてなるべく空気を抜き、密閉してから冷凍室へ。パック容器がいらない場合や、庫内で場所を取るのを避けたい場合は、中身だけを取り出してラップで包んだり、フタ付きの食品保存容器に移したりして冷凍することも可能だが、結構面倒な作業になる。
3. 冷凍した納豆の解凍方法

【冷蔵室で解凍】
もっともおすすめの解凍方法は、冷蔵室で自然解凍すること。朝や昼に食べるなら前日の夜、夜食べるなら当日の朝、冷凍室から冷蔵室に移しておくと、ちょうどよい具合に解凍されているはず。冷凍したものでも、常温で放置すると前述の通り二次発酵が進むので注意を。
【電子レンジで解凍】
急いでいる時は、電子レンジで解凍することもできる。その場合はパックから取り出し、タレや辛子を取り除き、納豆にかかっている薄いシートはそのままで20秒~30秒程度加熱する。中身が温かくなるほど加熱すると強い臭いを発して食感も変わってしまうので、様子を見ながら解凍を。肉や魚の「解凍」モードがある機種ならそれを利用しよう。
4. 冷凍した納豆のおすすめの食べ方

新鮮なうちに冷凍した納豆は、冷蔵庫で自然解凍すれば、ほぼ普通の納豆と変わらないので、好みの薬味と共に温かいご飯にかけて食べるのが一番。
「冷凍納豆ならでは」というおすすめの使い方は天ぷらだ。ほんの少し、包丁が入るくらいまで解凍した冷凍納豆を1/4~1/2に切り分け、天ぷらの衣を付けて揚げるだけ。凍っていて粘りが出ないので揚げやすく、天つゆやポン酢をかければ美味しいごはんのおかずに。衣に塩と青のりを効かせて揚げるとビールに合う絶品つまみに変身する。
また、細かく刻んでひきわり風にする場合も、冷凍納豆が便利。こちらもほんの少しだけ解凍した状態で刻むと、まな板や包丁がベタベタにならずに済む。刻んだ納豆はマグロ納豆やイカ納豆、納豆汁、納豆巻きや冷たい蕎麦のトッピングに!
「冷凍納豆ならでは」というおすすめの使い方は天ぷらだ。ほんの少し、包丁が入るくらいまで解凍した冷凍納豆を1/4~1/2に切り分け、天ぷらの衣を付けて揚げるだけ。凍っていて粘りが出ないので揚げやすく、天つゆやポン酢をかければ美味しいごはんのおかずに。衣に塩と青のりを効かせて揚げるとビールに合う絶品つまみに変身する。
また、細かく刻んでひきわり風にする場合も、冷凍納豆が便利。こちらもほんの少しだけ解凍した状態で刻むと、まな板や包丁がベタベタにならずに済む。刻んだ納豆はマグロ納豆やイカ納豆、納豆汁、納豆巻きや冷たい蕎麦のトッピングに!
結論
「油断していてうっかり賞味期限を過ぎてしまい、捨てることも多い」という人にもぜひ試して欲しい納豆の冷凍。ちなみに冷蔵庫で保存する場合、おすすめの場所は「チルド室」。避けたいのは、比較的温度が高めの野菜室や、扉の開閉で温度が上下しやすい扉ポケットだ。冷凍でも冷蔵でも、上手に保存して美味しい納豆を食べよう。