1. かいわれ大根の保存と下処理のコツ

近年注目を集める「スプラウト」。スプラウトとは植物の新芽の総称で、種の段階では全く含まれていなかったり微量だったりする成分が発芽に伴って新しく作られ、栄養満点、というのが人気の理由。ブロッコリースプラウトやマスタードスプラウト、蕎麦やオクラのスプラウトなど新顔が続々登場するなか、かいわれ大根はその元祖のような存在だ。
元気いっぱいに成長中の新芽なので日持ちするかと思いきや、購入時のパックのまま放置すると、2日~3日で葉が黄色くなったり黒い斑点が出てきたり。その原因は、ほとんどが乾燥。密集した根やスポンジが乾いて、新芽が弱ってしまうのだ。買ったその日にちょっとした下処理をするだけで鮮度を保てるので、ぜひお試しを。
【パックのまま保存】
やり方はカンタン。パックのふたを剥がし、根元が浸るくらいの水を注ぐ。ラップで再びふたをして、冷蔵庫に立てて保存するだけ。その際、庫内の温度が少し高めの野菜室より、冷蔵室の方が鮮度を保ちやすい。水は1日~2日に1度は取り替えること。少量使う時は、必要な分だけ根元から切り取ろう。
■保存期間:約1週間
【根元をカットして保存】
忙しい時でもサッと使える状態で保存しておきたい場合は、こちらの方法で。用意するのは食品保存容器とキッチンペーパー。かいわれ大根は洗って根元を切り落とし、湿らせたキッチンペーパーに包み、食品保存容器に入れてふたをし、冷蔵庫で保存する。
■保存期間:約5日
※種の殻を一気に取り除く方法
根元の部分や葉の先に付いている茶色い粒は、芽が出たあとの種の殻なので食べても何の問題もないが、多少見た目や食味を損ねる。取り除くならふたを剥がしたあと、パックのまま水道の蛇口の下に置き、やや強めに水を流しながらパックを揺らせば、殻が浮いて流れ出す。またはボウルにたっぷり水を張り、かいわれ大根の根元の部分を持って水に浸け、振り洗いしてもOK。
元気いっぱいに成長中の新芽なので日持ちするかと思いきや、購入時のパックのまま放置すると、2日~3日で葉が黄色くなったり黒い斑点が出てきたり。その原因は、ほとんどが乾燥。密集した根やスポンジが乾いて、新芽が弱ってしまうのだ。買ったその日にちょっとした下処理をするだけで鮮度を保てるので、ぜひお試しを。
【パックのまま保存】
やり方はカンタン。パックのふたを剥がし、根元が浸るくらいの水を注ぐ。ラップで再びふたをして、冷蔵庫に立てて保存するだけ。その際、庫内の温度が少し高めの野菜室より、冷蔵室の方が鮮度を保ちやすい。水は1日~2日に1度は取り替えること。少量使う時は、必要な分だけ根元から切り取ろう。
■保存期間:約1週間
【根元をカットして保存】
忙しい時でもサッと使える状態で保存しておきたい場合は、こちらの方法で。用意するのは食品保存容器とキッチンペーパー。かいわれ大根は洗って根元を切り落とし、湿らせたキッチンペーパーに包み、食品保存容器に入れてふたをし、冷蔵庫で保存する。
■保存期間:約5日
※種の殻を一気に取り除く方法
根元の部分や葉の先に付いている茶色い粒は、芽が出たあとの種の殻なので食べても何の問題もないが、多少見た目や食味を損ねる。取り除くならふたを剥がしたあと、パックのまま水道の蛇口の下に置き、やや強めに水を流しながらパックを揺らせば、殻が浮いて流れ出す。またはボウルにたっぷり水を張り、かいわれ大根の根元の部分を持って水に浸け、振り洗いしてもOK。
2. かいわれ大根を薬味ミックスとして保存

「根元をカットして保存」する方法をもう1歩進めたのが、かいわれ大根をより多用途な薬味ミックスにして保存すること。1度作れば、きっとリピートしたくなるはず。
【かいわれ大根の薬味ミックスの作り方・保存のコツ】
材料は、かいわれ大根、青ネギ、しそ、みょうが。すべてを細かく刻んで氷水にさらし、ザルでしっかりと水気を切ってから食品保存容器に入れる。その際、容器の大きさに折り畳んだキッチンペーパーを載せ、ふたをする。そしてふたの方を下に(容器を逆さまに)して冷蔵庫で保管するのが、長持ちさせるコツだ。こうすると、通常は重さがかかって傷みやすい底の方から先に使えるし、キッチンペーパーを随時取り替えることで薬味が水っぽくならない。使う時は雑菌が入らないよう、必ず清潔なスプーンや箸を使おう。
■保存期間:約3日
※かいわれ大根の薬味ミックスの使い方
そのまま小鉢に盛って鰹節と出汁醤油をかけてもよいつまみになるし、冷や奴や納豆のトッピングに、蕎麦やうどん、そうめんの薬味に。味噌汁や卵焼き、和風パスタの具、親子丼やマグロ丼などの丼物に青味が欲しい時、野菜なしのインスタントラーメンが気になる時も、これをバサッとのせるだけ。いちいち何種類もの香味野菜を出して刻んで...という手間をかけずに、料理に彩りを添え、野菜のビタミンやカロテン、食物繊維をプラスできる。
材料は、上で紹介したほかにも、三つ葉や生姜、本わさびなど、家族の好みでカスタマイズを。
【かいわれ大根の薬味ミックスの作り方・保存のコツ】
材料は、かいわれ大根、青ネギ、しそ、みょうが。すべてを細かく刻んで氷水にさらし、ザルでしっかりと水気を切ってから食品保存容器に入れる。その際、容器の大きさに折り畳んだキッチンペーパーを載せ、ふたをする。そしてふたの方を下に(容器を逆さまに)して冷蔵庫で保管するのが、長持ちさせるコツだ。こうすると、通常は重さがかかって傷みやすい底の方から先に使えるし、キッチンペーパーを随時取り替えることで薬味が水っぽくならない。使う時は雑菌が入らないよう、必ず清潔なスプーンや箸を使おう。
■保存期間:約3日
※かいわれ大根の薬味ミックスの使い方
そのまま小鉢に盛って鰹節と出汁醤油をかけてもよいつまみになるし、冷や奴や納豆のトッピングに、蕎麦やうどん、そうめんの薬味に。味噌汁や卵焼き、和風パスタの具、親子丼やマグロ丼などの丼物に青味が欲しい時、野菜なしのインスタントラーメンが気になる時も、これをバサッとのせるだけ。いちいち何種類もの香味野菜を出して刻んで...という手間をかけずに、料理に彩りを添え、野菜のビタミンやカロテン、食物繊維をプラスできる。
材料は、上で紹介したほかにも、三つ葉や生姜、本わさびなど、家族の好みでカスタマイズを。
3. かいわれ大根の冷凍・使い方のコツ

かいわれ大根を新鮮なまま冷蔵庫で保存できるのは、上手に下処理しても1週間くらい。それ以上の期間使う予定がないなら、冷凍してしまおう。
【冷凍する手順】
かいわれ大根は洗って水気をよく切り、根元を切り落として好みのサイズに切る。それを冷凍用の食品保存袋に入れ、冷凍庫へ。約1時間後に1度取り出して袋ごと振り、中のかいわれ大根をバラバラにほぐしておくと取り出しやすい。
■保存期間:約1カ月
※冷凍したかいわれ大根の使い方
冷凍すると、残念ながら特有のシャキシャキ食感は失われてしまう。サラダや手巻き寿司の具などには向かないが、葉の部分の緑色はそのままなので、味噌汁やスープ、麺類の浮き実におすすめ。特に解凍作業はしなくても、凍ったまま鍋に投入すればOKだ。
【冷凍する手順】
かいわれ大根は洗って水気をよく切り、根元を切り落として好みのサイズに切る。それを冷凍用の食品保存袋に入れ、冷凍庫へ。約1時間後に1度取り出して袋ごと振り、中のかいわれ大根をバラバラにほぐしておくと取り出しやすい。
■保存期間:約1カ月
※冷凍したかいわれ大根の使い方
冷凍すると、残念ながら特有のシャキシャキ食感は失われてしまう。サラダや手巻き寿司の具などには向かないが、葉の部分の緑色はそのままなので、味噌汁やスープ、麺類の浮き実におすすめ。特に解凍作業はしなくても、凍ったまま鍋に投入すればOKだ。
結論
年間を通して、いつでも手に入りやすい価格で店頭に並んでいるかいわれ大根。天候不順などで野菜の価格が高騰する時でも安定して供給がある、頼りになる食材だ。さわやかな辛味とハリのある食感が魅力なので、購入後はできるだけ早く下処理を済ませ、新鮮さをキープしよう。