1. 餃子をオーブントースターで温め直す
さっそく、餃子の温め直し方をいろいろと紹介していこう。まずはオーブントースターを使ってパリッと仕上げる方法からだ。
下準備と温め方
オーブントースターのトレーにアルミホイルを敷こう。焦げつかず餃子が剥がれやすくなる。洗い物もラクになって一石二鳥だ。また餃子の「ひだ」に酒を塗ると固くなりすぎずに済む。酒がなければ水でもOKだ。
あとはアルミホイルの上に、焼き目を上に向けて餃子を並べて5分ほど加熱すれば完成だ。焼き加減はW数に左右されるので、焦げが心配ならW数を低めにし、中まで温まったらW数を上げるようにすると、カリッと仕上げやすい。
美味しく仕上げるコツ|ごま油で風味アップ
焼く前にアルミホイルの上にごま油を数滴垂らし、焼き目を下にした状態の餃子で塗り広げる。このひと手間で餃子の風味が格段にアップするのでぜひ試してみてほしい。
2. 餃子を電子レンジで温め直す
オーブントースターよりも手軽にできるのが電子レンジだ。
下準備と温め方
余計な水分を吸い取るため、ターンテーブルにキッチンペーパーを敷こう。「ひだ」を下に向けた状態で餃子を並べたら、ラップをふんわりかけて500〜600Wで30〜60秒ほど加熱する。ただし加熱時間は個数にもよるので、微調整してほしい。なおラップをかけるとベチャッとした仕上がりになることもあるため、その場合は次の方法を追加しよう。
美味しく仕上げるコツ|さらに焼く・オーブンで加熱する
電子レンジで温めただけではパリッと感が足りないはずだ。焼き立てのような仕上がりにするには、レンチンしたあとに油を熱したフライパンで表面を焼こう。または、焼き目を上にして並べてからオーブントースターで加熱するでもよい。
3. 餃子をグリルで温め直す
魚を焼くグリルも餃子を温め直すのにピッタリなアイテムだ。水分がほどよく蒸発し、パリッとした食感に仕上がる。
下準備と温め方
この場合、下準備はとくにない。片面焼きの魚焼きグリルという前提で説明すると、焼き目を上に向けて網に並べて1〜2分ずつ、様子を見ながら加熱すればOKだ。
美味しく仕上げるコツ|焦げ対策にアルミホイルをかぶせる
表面は焼けたのに中が温まっていないという場合は、アルミホイルをかぶせて再度温めよう。表面だけが先に焦げてしまうのを防げる。
4. 餃子をフライパンで温め直す
フライパンを使うと、一度に多くの餃子を温め直すことができる。ジューシーに仕上がる方法なので、ぜひこれも覚えておこう。
下準備と温め方
餃子がくっついてしまうのを防ぐため、フライパンに小さじ1の油を引いておこう。次に、焼き目を下にした状態で餃子を並べたら、お湯を大さじ3または40cc程度加えて、3分ほど中火で蒸し焼きにすれば完成だ。
美味しく仕上げるコツ|ふたを取って水分を飛ばす
3分ほど蒸し焼きにしたのち、ふたを取って水分をすべて蒸発させる。これでベチャッとした餃子にならずに済むし、蒸し焼きにすることで中まで火が通りジューシーに仕上がる。
結論
余った餃子も、きちんと温め直せば焼き立てのようなパリッと感を取り戻せる。本稿では4つの温め直し方を紹介したが、1人前ならオーブントースターや電子レンジが便利だ。量が多ければグリルやフライパンでまとめてやるのが手っ取り早い。なお、餃子の「ひだ」は飾りではない。奥深い餃子の世界を、ぜひオリひとで調べてみてはいかがだろうか。