1. マカロニの正しい保存方法

マカロニは、直径2~5㎜の円筒状のショートパスタのことである。家庭でよく使われているパスタなので、馴じみがあるのではないだろうか。マカロニを使った代表的な料理にグラタンがある。そのほかにも、サラダやスープの具、ロングパスタの代わりなどに使われたりもする。マカロニを使うときは、事前に使う分量を予測してから茹でることが多いため、使いきることが多いが、たまにはすべてを使いきれずに余らせてしまうこともある。では、余ったマカロニの正しい保存方法を知っているだろうか。マカロニは茹でたまま放置していると腐ってしまうので、冷蔵か冷凍で保存することになる。冷蔵保存する場合と冷凍保存する場合とで、保存方法や保存期間が違うので紹介する。また、茹でた状態のマカロニとソースに絡めた状態のマカロニでも、保存方法が異なるので気を付けなければいけない。マカロニの正しい保存方法を知って、上手に活用してほしい。
2. ソースありとなしのマカロニの冷蔵保存

ここでは、余ったマカロニを冷蔵保存する方法を紹介していこう。
茹でたマカロニの冷蔵保存方法
まずは、茹でただけで、ソースなどと混ぜていない状態で余ったマカロニの保存方法から。茹でた状態で冷蔵保存するときは、できればアルデンテの状態に茹でておくことが好ましい。アルデンテの状態とは、歯ごたえが残る固さで茹でることだ。表示されている茹で時間より1~2分程度早く湯からあげておこう。そして、マカロニの水気をしっかりきったら、オリーブオイルを絡ませて、粗熱を取ったら保存容器に入れて冷蔵保存する。オリーブオイルを絡ませておくことで、マカロニの表面から水分が逃げることを防ぐことができ、時間が経っても美味しく食べることができる。マカロニを皿にのせたまま冷蔵保存する場合は、ラップをぴったりとかけておく。
ソースと混ぜたマカロニの冷蔵保存方法
ソースなどと混ぜたマカロニを冷蔵保存する場合は、保存容器に入れるか、ラップをしっかりとかける。ソースがオリーブオイルの役割をしてくれるので、マカロニの水分が逃げることを防いでくれるのだ。
どちらのマカロニも、冷蔵保存期間は約1日程度。食感が悪くなることを気にしないのであれば、2~3日程度は冷蔵保存ができると考えてよいだろう。
3. ソースありとなしのマカロニの冷凍保存

次に、余ったマカロニの冷凍保存について紹介する。
茹でたマカロニの冷凍保存方法
冷蔵保存するときと同様、茹でただけの状態のマカロニを冷凍保存する場合は、オリーブオイルにしっかりと絡めておく。そして、マカロニの粗熱が取れたら、平らに並べてラップに包み、金属トレーなどの上に置いて急速冷凍をする。マカロニが完全に冷凍されたら、保存用の袋などに入れて、しっかりと空気を抜いて冷凍保存しておく。
ソースと混ぜたマカロニの冷凍保存方法
ソースと混ぜたあとのマカロニを冷凍保存する場合は、ソースが偏らないように全体に絡めてから保存する。その後の手順は同じで、粗熱が取れたマカロニを平らに並べてラップで包み急速冷凍したのち、保存用の袋に移し替えて冷凍保存しよう。マカロニを冷凍保存する場合は、できればアルデンテよりも固い状態で保存することが好ましい。表示されている茹で時間の2~3分早く茹でることが目安だ。
マカロニを冷凍保存した場合の保存期間は約1ヶ月。これを過ぎると、マカロニやソースの味や食感が落ちてしまうので気を付けよう。また1ヶ月以内であっても、食べる前に見ためやにおいを確かめることが大切だ。
4. 冷凍したマカロニの解凍方法

最後に、冷凍保存したマカロニの解凍方法を紹介する。冷凍したマカロニの解凍には、電子レンジが便利。使う分だけのマカロニを取り出し、耐熱容器に入れてラップをしてから加熱する。ソースと混ぜていないマカロニの解凍方法は、電子レンジのほかに、熱湯を使う方法もある。必要な分のマカロニを取り出し、30秒ほど熱湯に入れて解凍したら、ソースと絡めると完成。少し固めに茹でて冷凍保存したマカロニであれば、あまり食感を変えずに美味しいマカロニを食べることができるだろう。
結論
茹でたマカロニの保存は、冷蔵、冷凍とどちらもできる。しかし、保存期間を考えると、冷凍保存をしたほうがおすすめといえる。茹でたマカロニを保存しておくと、忙しい時に時短料理ができて便利だ。茹で時間には十分に気を付けて、美味しいマカロニを食べてほしい。