1. 冷凍・水煮・乾燥素材で簡単お好み焼き

冷凍素材で簡単お好み焼き
例えば新鮮なキャベツがなくても、お好み焼きはできる。冷凍のアスパラガスやインゲン、ホウレンソウなどを生地に混ぜ込んでみよう。ミックスベジタブルも、手軽に利用できて便利だ。豚肉がなければ、鶏肉でもハムでも、あり合わせのものでよい。普段は野菜を食べたがらない子どもも、お好み焼きにすれば、緑黄色野菜をたくさん食べてくれることだろう。
水煮素材で簡単お好み焼き
生野菜を切らしているときは、水煮のダイストマト・コーン・うずら卵などを使った、簡単お好み焼きはいかがだろうか。ケチャップ味にアレンジすれば、子どものおやつにもぴったりだ。
乾燥素材で簡単お好み焼き
買い物に行く時間がないとき、冷蔵庫が空っぽのときなどに活躍するのは乾物だ。基本の具材は、豚肉とキャベツさえあればいい。旨み成分が豊富なサクラエビ・とろろ昆布・乾燥山芋を加えれば、本格的な味わいのお好み焼きが簡単にでき上がる。
2. 「ご当地風」の簡単お好み焼き

全国各地には、さまざまなお好み焼きがある。そのいくつかを紹介しよう。わが家流にアレンジして、「ご当地風」の簡単お好み焼きを、ぜひ楽しんでいただきたい。
ご当地風簡単お好み焼き1
写真は、静岡県の「遠州焼き」だ。棒状にくるんだお好み焼きの一種で、キャベツを使わないかわりに、たくあんのみじん切りを入れるところが特徴である。紅ショウガと青ネギも加わり、彩りも賑やかなお好み焼きだ。
ご当地風簡単お好み焼き2
次に、埼玉県行田市名物の「行田フライ」だ。実はこの行田フライは、揚げ物のフライではなく、お好み焼きの一種を指す。具材は豚肉と長ネギが中心で、お好み焼きよりも緩い生地で焼き上げるので、もっちりとした食感となる。簡単にできるので、軽食やおやつにもおすすめだ。ソースのほか、しょうゆをつけても美味しい。
ご当地風簡単お好み焼き3
最後に、兵庫県高砂市の「高砂にくてん」を紹介しよう。「にく」はスジ肉、「てん」は天かすのことで、甘辛く煮たじゃがいもとこんにゃくが加わることが多い。おでんの残り物を利用して始まったのではないかと言われている高砂にくてんは、おでんが余ったらぜひ作ってみたい、簡単お好み焼きだ。
3. 和風食材を使った簡単お好み焼き

普通に食卓にのせたのでは好き嫌いがあるような食材も、お好み焼きスタイルにすれば食欲がわくことも多いだろう。子どもにもおすすめのアレンジを紹介しよう。
カルシウム補給の簡単お好み焼き
しらすは栄養豊富で、成長期の子どもには、ぜひ食べさせたい食材だ。お好み焼きの生地にたっぷり混ぜこむだけでカルシウムが手軽に取れるので、ぜひ試してみてほしい。
ビタミンと鉄分補給の簡単お好み焼き
普段は、おにぎりや手巻き寿司などに活躍する焼き海苔。ミネラルやタンパク質、食物繊維の多い海苔は、もっと積極的に摂取したい食材の1つだ。手でちぎってお好み焼きの生地に混ぜ込めば、生地の色のアクセントにもなるし、簡単にたくさん食べられる。
クエン酸たっぷり簡単お好み焼き
梅干しも、種を取って手でちぎり、生地に入れれば、包丁いらずで簡単だ。加熱によって梅干しの酸味がまやろかになるので、梅干しのおにぎりは苦手な子どもも、抵抗なく食べられるかもしれない。
4. 「韓国チヂミ風」の簡単お好み焼き

最後に、韓国風お好み焼きであるチヂミをざっと紹介しておこう。
コチュジャン常備で簡単!
チヂミのタレの構成は、しょうゆ・酢・ごま油・コチュジャンといったところだ。コチュジャンさえ常備しておけば、あとは家にあるもので簡単に作れるのがありがたい。好みで、ニンニク・煎りゴマ 一味唐がらしなどを加えてもよいだろう。
冷凍のニラがあれば簡単!
餃子には必須のニラだが、普段は使いきれずに余ることも多いかもしれない。そんなときは、すぐに水気を拭いて冷凍しておくと良いだろう。そして、イカやタコの刺身などがほんの少し余ったときなどは、このチヂミが簡単にでき上がる。わざわざ作ろうとすると少々億劫にもなるが、余り物を利用して手早く作れば、酒の肴にもおやつにもなって便利なものだ。
結論
お好み焼きにはキャベツ・豚肉・お好み焼きソースが必須と決めつけてしまわなければ、さまざまなアレンジが簡単にできる。思いがけない食材の組み合わせに、食卓での会話も弾むことだろう。ここに挙げたもの以外にも、自由な発想でオリジナルのお好み焼きレシピを作り出してもらいたい。
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