1. トマトの産地ランキング

2017年の農林水産省作成、作物統計を参照すると、トマトの生産量1位は熊本県。ついで北海道、茨城県である。2位の北海道とは、およそ倍ほど違いがあり、全体のおよそ17%が熊本で生産されている計算である。関東近県のスーパーでは、上記の3都道府県以外にも生産量4位を誇る愛知県産、5位の千葉県産のものもよく目にする。
トマトの原産地はアンデス高原と言われており、食用として栽培され始めたのは19世紀。それまでは、観賞用として栽培されていたそうだ。毎日の食卓に広く並ぶようになったのは、日本では戦後になってからと比較的最近である。
トマトの原産地はアンデス高原と言われており、食用として栽培され始めたのは19世紀。それまでは、観賞用として栽培されていたそうだ。毎日の食卓に広く並ぶようになったのは、日本では戦後になってからと比較的最近である。
2. トマトの種類

トマトは、品種改良がどんどんと進み、今ではさまざまな種類が販売されている。一般的なスーパーで販売されているのは、普通のトマト、中型のミディトマト、甘みの強いフルーツトマト、ミニトマトに大きく分類される。
あまり知られていないことであるが、フルーツトマトは品種ではない。普通のトマトと品種としては同じであるが、栽培方法に変化をつけることで、小ぶりでより甘いトマトに育てているのだ。実際には、水をあまり与えないなど、過度なストレスをかけることで甘くなると言われている。一般的なトマトの糖度は4~5度とされているのに対し、フルーツトマトは8度以上にもなる。栄養価もギュッと濃縮していると言われている。
あまり知られていないことであるが、フルーツトマトは品種ではない。普通のトマトと品種としては同じであるが、栽培方法に変化をつけることで、小ぶりでより甘いトマトに育てているのだ。実際には、水をあまり与えないなど、過度なストレスをかけることで甘くなると言われている。一般的なトマトの糖度は4~5度とされているのに対し、フルーツトマトは8度以上にもなる。栄養価もギュッと濃縮していると言われている。
トマトも糖度を重視する時代?
甘いトマトが人気を集めることから、糖度を表示するのも一般化している。糖度が高いトマトは、比較的価格も高く、箱入りで高級品として販売されることもしばしばだ。数年前まではフルーツトマト=糖度が高いという印象であったが、近頃ではミニトマトなどでも糖度が高いことを売りにしているものがある。
3. 人気のブランドトマトは?

ブランドトマトの火付け役・アメーラトマト
牛肉や魚のように、トマトもブランド化が進んでおり、人気銘柄が多く誕生している。その火付け役ともなったのが「アメーラ」だ。アメーラは前述のフルーツトマトに分類されるもので、小ぶりで、ハリがあり、適度な甘みとバランスの良い酸味が特徴。形も美しく、厳選されたものだけが販売されているので、味にばらつきも少ない。静岡と長野県・軽井沢で栽培されている。
ほんのり塩気が特徴の塩トマト
トマトの生産日本一を誇る熊本県産のトマトで、特に人気を集めているのが、塩トマトである。塩を散布しているということではなく、海に面した塩分濃度がそもそも高めの地域で栽培されているトマトで、こちらもフルーツトマトに分類される、甘く小ぶりなタイプ。シャキッとした歯ごたえと、ほんのり感じる塩気が特徴で、生食だけでなく、火を通す料理にも向いている。
人気のミニトマト・アイコ
ミニトマトでは、アイコという品種が人気を集め、一般的になった。卵型をしていることから、ミニロケットと呼ばれることもある。イエロータイプもあり、やや固めの果肉も特徴。割れにくいため、比較的日持ちするといった利点もある。
結論
トマトの生産量は、全国ランキングで見ると、熊本県が圧倒的に多いことがわかった。甘いトマトに人気が集まることから、各地でブランドトマトもどんどん登場している。価格も千差万別なので、好みやシーンに合わせて選ぶのが正解だ。
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