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ぶりの旬はいつ?特徴や産地と栄養など気になる情報を紹介

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年6月 1日

焼いてよし、煮てよし、生でいただくもよし、と調理の仕方によってさまざまな味わいを楽しめる魚「ぶり」。「寒ぶり」という言葉があることからも、ぶりの旬は一般的に冬だといわれている。しかし近年では、「夏が旬」として出回っているぶりを見かける機会も増えてきた。今回はぶりの旬をはじめ、主な産地や栄養など、ぶりについて気になる情報をチェックしてみよう。

1. ぶりの旬は冬か?夏か?

スーパーや鮮魚店では、一年中見かけるぶり。一般的にぶりの旬は冬といわれているが、夏を旬として出回っているぶりを見かけ、混乱した経験はないだろうか。じつはぶりの旬は、天然ものか養殖ものかで異なるのだ。

天然のぶりの場合は、12~1月の冬が旬。回遊魚であるぶりは、稚魚のときに群れで餌が豊富にある北海道まで北上していく。大きく育ったら、今度は産卵のために日本海を南下する。この途中で引き上げられるのがいわゆる「寒ぶり」だ。天然のぶりは身が黒く引き締まっており、大きいものでは10kgを超える場合もある。

一方、夏を旬として出回っているのが養殖のぶりだ。養殖のぶりは、産卵の時期を天然のぶりよりも半年前倒しにしている。本来ぶりは夏に身が痩せてしまいがちだが、養殖技術が進歩したことにより、春から夏の間にも美味しいぶりを市場に出せるようになったのだ。

2. ぶりってどんな魚?特徴は?

ぶりの大きな特徴として、成長とともに名前が変わる「出世魚」であることが挙げられる。一般的には、体長が「35cm以下」「35~60cm」「60~80cm」の段階で名前が変化し、「ぶり」と呼ばれるのは80cm以上のものだ。

また、名前の呼び方が地域によって異なるという特徴もある。関東地方では、稚魚のことを「モジャコ」、35cm以下を「ワカシ」、35~60cmを「イナダ」、60~80cmを「ワラサ」、80cm以上を「ぶり」と呼ぶ。

一方関西地方では、稚魚を「モジャコ」と呼ぶ点は同じだが、35cm以下は「ワカナ」、35~60cmは「ツバス」または「ヤズ」、35~60cmは「ハマチ」、重さが4kg以上の場合は「メジロ」と呼び、80cm以下であっても重さが8kg以上ある場合は「ぶり」と呼ぶ特徴があるようだ。

3. ぶりの主な産地が知りたい

ぶりは、日本各地や朝鮮半島あたりを回遊している魚だ。今回はぶりの主な産地のトップ3を紹介しよう。

漁獲量、養殖量ともに多い「北海道」

以前は日本海側が主な産地であったぶりだが、海水の温度が上昇していることなどが関係し、近年では北海道での漁獲量・養殖量が多くなっている。中には北海道を超えてオホーツク海まで回遊するぶりもいて、産卵期に北海道まで戻ってくるため、脂ののった美味しいぶりの漁獲ができるようだ。

「寒ぶり」といえば「石川県」

石川県金沢市では、冬を旬とした天然もののぶりの漁獲が盛んである。金沢で獲れるぶりは、適度な脂肪分がありながらも身が引き締まっているのが特徴。富山湾の餌をたくさん食べ、海流で泳ぐことで質のよい筋肉を付けたぶりは一食の価値アリだ。

漁獲量No.1の産地「島根県」

漁獲量No.1を誇るのは、島根県。有名な漁場としては、日卸碕沖や益田沖が挙げられる。また、一本釣りで漁獲し、釣りたてを船の上で活〆にして高鮮度処理を行った「大社縁結びぶり」も有名だ。

4. ぶりの栄養と効能

美味しいだけでなく、栄養も豊富なぶり。ぶりに含まれる特徴的な栄養素とその効能をピックアップして紹介しよう。

「DHA」や「EPA」が豊富

ぶりはDHAやEPAを豊富に含む魚だ。DHAは、脂質の脂肪産生を抑制する働きがあると言われており、EPAは血管・血液の健康維持に重要であり、「血液をサラサラにする」「中性脂肪値を下げる」などの働きがあると言われている。

ぶりはビタミンも豊富

ぶりは「ビタミンB1」「ビタミンB12」「ビタミンB6」「ビタミンD」「ビタミンE」などのビタミンも豊富に含有している。ビタミンB群は糖質や脂質の代謝に欠かせない栄養素であり、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きが、ビタミンEは抗酸化作用により細胞を酸化させる活性酸素を除去してくれる働きがあるといわれている。

貧血予防に欠かせない鉄分も豊富

ぶりは鉄分も豊富だ。また、赤血球中のヘモグロビンを合成するために欠かせないビタミンB12も含有している。ヘモグロビンは体の中に酸素を運ぶために必要な色素であるから、積極的にぶりを食べてみよう。

結論

スーパーや鮮魚店では一年を通して見かけるぶり。そんなぶりの旬は、天然ものは冬、養殖ものは夏と、育ち方によって異なる特徴がある。ぜひ季節ごとの旬を考慮して、美味しくて栄養も豊富なぶり料理をより楽しんでもらいたい。
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