1. ドリップコーヒー(ホットコーヒー)の価格を比べてみた
まずはスターバックス、ドトール、タリーズのドリップコーヒー(ホットコーヒー)の価格を比べてみよう。なお本稿における価格はすべて、2021年1月22日時点に公式サイトで確認できたものだ。またチェーンで税込・税抜が異なるが、こちらも公式サイトの通り掲載させていただいた。またドトールは、エクセルシオールといった系列ブランドは除いている。
スターバックス
- ドリップコーヒーShort:290円
- ドリップコーヒーTall:330円
- ドリップコーヒーGrande:370円
- ドリップコーヒーVenti®:410円
スターバックスはいずれも税抜価格で掲載している。アイスも同価格だ(カフェインレスも用意されている)。
ドトール
- ブレンド/アメリカンコーヒーS:224(220)円
- ブレンド/アメリカンコーヒーM:275(270)円
- ブレンドコーヒーL:326(320)円
ドトールは税込価格を掲載している。カッコ内はテイクアウト時の価格だ。
タリーズ
- カフェアメリカーノShort:310円
- カフェアメリカーノTall:360円
- カフェアメリカーノGrande:410円
- 本日のコーヒーShort:305円
- 本日のコーヒーTall:355円
- 本日のコーヒーGrande:405円
- オーガニックデカフェコーヒーTall:400円
タリーズも税抜価格である。なおオーガニックデカフェコーヒーとはカフェインレスのコーヒーだ。
ドリップコーヒー(ホットコーヒー)が安いのは?
- スターバックス:ドリップコーヒーShort 290円
- ドトール:ブレンド/アメリカンコーヒーS 224(220)円
- タリーズ:本日のコーヒーShort 305円
上記の通り、各チェーンのもっとも小さいサイズの価格だけを単純比較した場合、ドトールが安いという結果になった。ちなみにスターバックスが200円台なのはShort(税抜の場合)のみだが、ドトールはMサイズまで税込200円台だ。タリーズにいたっては200円台の商品はない。しかも、ドトールのLサイズの価格はスターバックスのTallやタリーズのShortとさほど変わらない。一方、スターバックスとタリーズの価格帯はほぼ同じであった。したがって安さを最重視するのであればドトールが候補になるだろう。
もちろん単純比較はできない
上記はあくまで価格のみを比較した結果である。味わいも違うし量も同じとは限らない。それに店舗の雰囲気やブランドイメージ、居心地のよさや店舗数、今いる場所の近くにあるかなどさまざまな要因で選ぶ場合もある。多少高くてもスターバックスやタリーズが好きという方もいれば、とにかく価格が安いし味も好きなドトールがよいという方もいる。本稿は価格に特化して比較しているが、優劣をつけるものではないという点のみご理解を賜りたい。
2. アイスコーヒーの価格を比べてみた
続いてアイスコーヒーの価格を見てみよう。上述のように単純比較はできないが、価格のみを比べてみたところ次のような結果となった。
スターバックス
- ドリップコーヒー・アイスShort:290円
- ドリップコーヒー・アイスTall:330円
- ドリップコーヒー・アイスGrande:370円
- ドリップコーヒー・アイスVenti®:410円
- コールドブリューコーヒーShort:330円
- コールドブリューコーヒーTall:370円
- コールドブリューコーヒーGrande:410円
- コールドブリューコーヒーVenti®:450円
いずいれも税抜だ。コールドブリューコーヒーとは低温(水)でじっくり時間をかけて抽出したコーヒーのことで、お湯で抽出するよりもカフェインやタンニンが溶け出しにくいのが特徴である。コーヒーの苦みや渋みが苦手という方にも飲みやすいコーヒーといわれている。
ドトール
- アイスコーヒーS:224(220)円
- アイスコーヒーM:275(270)円
- アイスコーヒーL:326(320)円
- カフェインレスアイスコーヒーS:224(220)円
- カフェインレスアイスコーヒーM:275(270)円
- カフェインレスアイスコーヒーL:326(320)円
カッコ内はテイクアウト価格、いずれも税込だ。
タリーズ
- アイスコーヒーShort:305円
- アイスコーヒーTall:355円
- アイスコーヒーGrande:405円
- カフェアメリカーノ・アイスShort:310円
- カフェアメリカーノ・アイスTall:360円
- カフェアメリカーノ・アイスGrande:410円
ドリップコーヒーと同じくいずれも税抜だ。
アイスコーヒーが安いのは?
スターバックスは価格帯がやや異なるコールドブリューコーヒーがラインナップに加わっているものの、それを除けばドトールやタリーズと同様、ドリップコーヒー(ホットコーヒー)と同じ価格に設定されている。したがって先ほどと同じく、価格だけを比較すればドトールがもっとも安いという結果になった。やはり安さを最重視するのであればドトールが候補になるだろう。
3. 割引金額でコーヒーを手に入れる方法
嗜好品であるコーヒーは、価格の安さよりも味わいにこだわりたいという方も多いだろう。だがそうであっても安く手に入るに越したことはない。どんな方法があるか、各チェーンの割引システムを見てみよう。なおいずれも2021年1月22日時点、公式サイトで確認できたものだ。最新情報については各チェーンのホームページや店舗でご確認いただきたい。
スターバックス
自分が持っているタンブラーやマグカップを持参すると、コーヒーを始めドリンクが税抜価格から20円オフで購入できる。スターバックス社以外の製品でもOKだ。ただし一度でも使ったペーパーカップあるいはコールドカップは対象外なので気をつけよう。
またドリップコーヒー(カフェミストを含む)のレシートを当日の営業時間中に持参すれば、2杯目のドリップコーヒーを税抜150円で購入できる(カフェミストは税抜200円)。一部店舗を除き、1杯目とは別の店舗でも適用される。ちなみに1杯目をWeb登録済みのスターバックスカードで支払った場合、2杯目はさらに安く税抜100円(カフェミスト150円)になる。ホットかアイスの選択はできるが、サイズは1杯目と同じだ。ただしレシートを切り離した場合は無効になるので気をつけよう。
スターバックスには「スターバックス®リワード」というプログラムがあり、Web登録済のスターバックスカードやアプリで購入すると、税込54円あたり1つのStarがもらえる。Starが250貯まるとGreen Star会員からGold Star会員へとランクアップし、そのGold Starが150貯まるたびに「Reward eTicket」と交換できる。同チケットを使って、ドリンクやフード、コーヒー豆など好きな商品1点と交換できる。
またドリップコーヒー(カフェミストを含む)のレシートを当日の営業時間中に持参すれば、2杯目のドリップコーヒーを税抜150円で購入できる(カフェミストは税抜200円)。一部店舗を除き、1杯目とは別の店舗でも適用される。ちなみに1杯目をWeb登録済みのスターバックスカードで支払った場合、2杯目はさらに安く税抜100円(カフェミスト150円)になる。ホットかアイスの選択はできるが、サイズは1杯目と同じだ。ただしレシートを切り離した場合は無効になるので気をつけよう。
スターバックスには「スターバックス®リワード」というプログラムがあり、Web登録済のスターバックスカードやアプリで購入すると、税込54円あたり1つのStarがもらえる。Starが250貯まるとGreen Star会員からGold Star会員へとランクアップし、そのGold Starが150貯まるたびに「Reward eTicket」と交換できる。同チケットを使って、ドリンクやフード、コーヒー豆など好きな商品1点と交換できる。
ドトール
ドトールには「ドトール バリューカード」というチャージ式のプリペイドカードがある。300円の発行手数料がかかるが同額分のポイントが付与されるため実質無料だ。2,000円以上チャージすると、チャージ金額の5%〜といったポイントが貯まるほか、商品購入時も100円毎に1ポイントが貯まる。貯めたポイントは1ポイント1円単位でコーヒーやフード、コーヒー豆など全商品に利用できる。
なお毎月1日に1,000円以上チャージすると、ボーナスポイントとして10ポイントがプレゼントされる。2,000以上チャージすれば5%〜とあわせてさらにポイントが貯まる。
なお毎月1日に1,000円以上チャージすると、ボーナスポイントとして10ポイントがプレゼントされる。2,000以上チャージすれば5%〜とあわせてさらにポイントが貯まる。
タリーズ
タリーズには、20,000円を上限として1,000円単位で好きな金額をチャージして繰り返し使えるプリペイドカード「タリーズカード」がある。発行手数料は無料だ。このカードで商品の支払いをすると、ドリンク類が1杯あたり10円引きとなる。店舗や商品によっては対象外の場合もあるということだが、わずかな金額とはいえよく利用する方にとっては見逃せないサービスだろう。
なおプラスチックのタリーズカードをお持ちでない方は、スマホのタリーズ公式アプリからデジタルタリーズカードを新規発行することも可能だ。ドリンク類が同じく10円引きになるほか、買い物1回あたり1Beansが付与される。10,000Beansまで貯めると「デジタルインビテーションチケット」がアプリに届く。これは2名以上4名以下で来店した際、好きなドリンクを4杯まで50%オフ(全サイズ適用)で購入できるチケットだ。
そのほか、現金またはタリーズカードで本日のコーヒーまたはアイスコーヒーを購入した場合、当日中1杯目と同じ店舗に限り、レシート持参で税抜140円で2杯目を購入できる(水出しアイスコーヒーは対象外)。ちなみに公式アプリを使って「本日のコーヒー」「アイスコーヒー」「オリジナル~マラウイ&ダージリン~」「水出しアイスティー」いずれかを購入した場合は 同様のチケットがアプリに付与される。こちらは全店舗での利用が可能だ。
なおプラスチックのタリーズカードをお持ちでない方は、スマホのタリーズ公式アプリからデジタルタリーズカードを新規発行することも可能だ。ドリンク類が同じく10円引きになるほか、買い物1回あたり1Beansが付与される。10,000Beansまで貯めると「デジタルインビテーションチケット」がアプリに届く。これは2名以上4名以下で来店した際、好きなドリンクを4杯まで50%オフ(全サイズ適用)で購入できるチケットだ。
そのほか、現金またはタリーズカードで本日のコーヒーまたはアイスコーヒーを購入した場合、当日中1杯目と同じ店舗に限り、レシート持参で税抜140円で2杯目を購入できる(水出しアイスコーヒーは対象外)。ちなみに公式アプリを使って「本日のコーヒー」「アイスコーヒー」「オリジナル~マラウイ&ダージリン~」「水出しアイスティー」いずれかを購入した場合は 同様のチケットがアプリに付与される。こちらは全店舗での利用が可能だ。
4. スターバックス、ドトール、タリーズのコーヒーの特徴は?
最後に、各チェーンのコーヒーの特徴について簡単に解説させていただく。まずはスターバックスから見ていこう。
スターバックスのコーヒーの特徴
世界中のコーヒー産地から厳選した、高品質の「アラビカ種コーヒー豆」を使ったのがスターバックスのドリップコーヒー(ホット/アイス)だ。種類ごとに異なるロースト(焙煎)レベルのコーヒーが日替わりで提供される。何日か続けて通ってみると、お気に入りの1杯に出会えるかもしれない。
ドトールのコーヒーの特徴
世界の約20カ国からコーヒー豆を調達しているのがドトールだ。安定して高品質のコーヒーを提供できるよう「地域」「農地」「味」という3パターンの指定買いをしている。焙煎方式には、熱風式と比べて3倍の時間がかかるという直火式を採用し、あの深みのある味を実現させているのである。
タリーズのコーヒーの特徴
タリーズは、グァテマラ国内に多数ある農協が自信を持って出品したコーヒー豆を評価して買い付けている。焙煎したての美味しいコーヒーを提供するため、国内焙煎に強くこだわっているのも特徴だ。また「本日のコーヒー」として、世界中のコーヒー豆約10種類の中から選んで日替わりで提供している。
結論
安さを重視したい方にとって本稿が少しでも参考になれば幸いだ。またどうせ買うなら安いほうがよい。よく利用するという方は割引システムも上手に活用しよう。各コーヒーチェーンそれぞれが我々に「最高の1杯」を提供するため、豆選びから焙煎、抽出など目に見えない細かい部分まで強くこだわっている。これを機会にいろいろと飲み比べしてみるのもまた一興ではないだろうか?