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注目のグレープフルーツ交配種【スウィーティー】ってどんな果物?

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年6月10日

グレープフルーツと、文旦の仲間であるポメロとの交配で作られたのが、今回紹介する「スウィーティー」である。1991年に輸入が解禁された、比較的新しい柑橘類だが、現在ではすっかりお馴染みのフルーツだ。そんな人気の「スウィーティー」について、特徴や産地、旬の時期について解説していこう。

1. 新しいグレープフルーツの品種「スウィーティー」とは

スウィーティーの誕生

1958年に、アメリカのカリフォルニア州にあるカリフォルニア大学リバーサイド校柑橘類研究所において、グレープフルーツと文旦(ぶんたん)の一種であるポメロを交配させ、新たな品種が開発された。これがスウィーティーである。アメリカでは「オロブロンコ」と呼ばれ、カリフォルニアを中心に栽培されている。その後、1984年になってイスラエルでも栽培されるようになり、イスラエル産のものはスウィーティーという商品名で輸入され、流通している。日本では、1991年から輸入が解禁された比較的新しいフルーツで、ガムや清涼飲料水などに使われたことで一気に知られるようになった。

スウィーティーの特徴

スウィーティーは、グレープフルーツと文旦の仲間であるポメロとが交配された品種であるため、純粋なグレープフルーツではないが、味も形もよく似ている。ほかのグレープフルーツの品種と大きく違うのは、鮮やかな緑色の果皮。見た目では未熟のイメージを受けるが、ホワイト系のマーシュと比較して酸味が少なく、口当たりのよい甘みが特徴である。ちなみに、オロブロンコとスウィーティーでは、栽培される場所の気候の違いによって、スウィーティーの方が緑が濃く、オロブロンコは緑が薄く、黄色味がかっている傾向にある。

2. スウィーティーは冬の時期が美味しいグレープフルーツ

先述したオロブロンコの主な産地は、アメリカのカリフォルニア州。スイーティーはイスラエルが産地である。最近では国内でも
一部栽培されており、少量ではあるが愛媛県産のものも出回っている。

また、ほかの多くのグレープフルーツの品種は、年間を通じて流通しているが、オロブロンコとスウィーティーは、いずれも11月から
2月頃が旬となっている。

3. スウィーティーの美味しい食べ方

スウィーティーは、ほかのグレープフルーツの品種のように、半分に切ってスプーンですくって食べてもよいが、おすすめは1房ずつむいて食べる方法。果皮が厚いので、手でむく際には、あらかじめナイフで数か所に切れ目を入れておくとむきやすい。

甘味が強いので、生食はもちろん、搾ってジュースにする、ゼリーの具として使う、ヨーグルトに混ぜる、ケーキのトッピングにするなどしても美味しく食べられる。

4. スウィーティーの栄養価と効果

スウィーティーの栄養価

グレープフルーツの仲間であるスウィーティーには、ビタミンの一種である葉酸が含まれている。葉酸は胎児の正常な発育に役立ち、妊娠初期の女性が十分な量の葉酸を摂取すると、胎児が神経管閉鎖障害という発育不全になるリスクを減らすことがわかっている。また、ビタミンB群の一種であるパントテン酸も含まれており、これは糖や脂肪酸代謝に関わっている水溶性ビタミンの一種で、広く食品に存在することから、どこにもあるという意味でこの名前がついたと言われている。

薬を飲む際には注意が必要

スウィーティーには、ほかのグレープフルーツと同様にフラノクマリンという成分が含まれいる。フラノクマリンは、薬剤の血中濃度を上昇させ、薬の作用や副作用を増強させることがあるといわれているので、注意が必要だ。特に果汁100%のジュースは、果汁を濃縮させているのでフラノクマリンが多く含まれる。薬を飲んでいる人は、グレープフルーツを食べたり、グレープフルーツジュースを飲んでもよいか、医師や薬剤師に相談するとよい。

結論

スウィーティーは、1991年に日本への輸入が解禁された、比較的新しい柑橘類であった。ガムや清涼飲料水に使われるなど、身近に感じられる機会も多いだろう。酸味が少なく、口当たりのよい甘みが特徴なので、普段グレープフルーツは苦くて食べたがらないという子どもにも、おすすめの品種である。葉酸など、体に嬉しい栄養素も豊富に含まれているので、ぜひ食卓に加えて頂きたい。
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