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市場にはあまり出回らない珍しいりんご【千秋】の特徴と選び方!

投稿者:ライター 亀崎智子(かめざきさとこ)

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年6月16日

数多くの品種があるりんごだが、その中に「千秋(せんしゅう)」と呼ばれるりんごがある。この千秋は、実はあまり市場に出回ることがない貴重なりんごでもある。果汁をたっぷり含んだ風味のよい千秋は、ぜひ一度は試してもらいたい逸品だ。今回は、あまり知られていない千秋の旬や特徴、選び方など詳しく紹介していこう。

1. 千秋ってどんなりんご?

千秋は秋田県生まれのりんごであり、母親に東光、父親にふじを持つ品種である。昭和55年に品種登録され、当時の秋田県知事により、秋田市を一望できる県内の花見スポットでもあった千秋公園から名前をもらい、千秋と名付けられたといわれている。また、千秋は秋映や美希ライフ、きおう、かんき、シナノゴールド、秋陽など、さまざまなりんごの親玉でもある。

生産地

千秋は秋田県で誕生した品種ではあるが、現在、約60%近くは青森県で収穫されている。次いで山形県、秋田県と続き、生誕の地である秋田県の収穫量は第3位。上位3県で、全体の約75%が収穫されている。しかし、りんご全体で見た場合の千秋のシェア率は約0.5%と非常に少ないので、なかなかスーパーなどで目にすることは難しいのが現状だ。

見た目

果実は円形で250~300gであり、あまり大きくはない。果皮は褐色かかった赤色をしていて、果皮の厚みが薄いのが1番の特徴である。果皮は赤いが、軸の周りは少し黄緑色をしている。

2. 千秋の旬や味の特徴

旬の時期

千秋は、誕生した秋田県では成熟するのが9月下旬頃であり、9月20日頃から収穫が開始される早生種である。その収穫期は11月下旬頃まで続く。中でも、千秋を1番美味しく楽しむのにおすすめの時期は、10月頃から11月上旬頃までともいわれている。

味の特徴

果汁がたっぷりでジューシーであるとともに、風味もよいのが特徴。甘みと酸味がともに強いが、双方のバランスがとれており、濃厚な味わいを楽しめる。りんご特有の甘酸っぱさを楽しみたい人にはおすすめの品種といえるだろう。

食感

果皮が薄いことが最大の特徴なので、生で皮ごと食べると、パリッとした歯触りで食べやすい。果皮の厚いりんごの場合は、口の中に果皮が残ってしまい食べにくいということもあるので、皮ごとまるごと食べたい時には千秋がおすすめである。また、果肉は硬めで緻密であることから、シャキシャキとした食感を楽しむことができるだろう。

3. 千秋の選び方とおすすめの食べ方

おすすめの選び方

千秋は赤色のりんごなので、赤色が濃いほど完熟しているサイン。全体が赤いのはもちろんだが、頭やお尻の部分に注目し、赤くなってはいなくても、青色ではないものを選ぶようにしよう。また、千秋は果汁が豊富な品種でもあるので、同じ大きさのものを比較する時に、重量感のあるものが果汁豊富でジューシーである。中身がスカスカなものを選ばないよう、重さの確認も忘れずに行おう。そして、千秋は完熟すると油上がりして、果皮の表面がベタベタしてくるものもある。ベタベタしていると避けたくなりがちだが、この油上がりは完熟しているサインでもあるので、ぜひ積極的に選ぶべきだ。布などで拭くことで、このべたつきは取れて光沢が出てくる。

保存方法

千秋はあまり日持ちがしない品種である。常温では20~30日、冷蔵では約3ヶ月の保存期間といわれている。果皮が薄いので、特に常温においては果皮が乾燥しやすいという危険性もあり、保管状態には注意が必要。そのため保管する場合には、乾燥を防ぐためにも
1つずつ新聞紙で包んでビニール袋などに入れ、風通しがよく直射日光の当たらない冷暗所や、野菜室などを利用するのがおすすめだ。

おすすめの食べ方

比較的小玉で果皮も薄いことから、生を丸ごとかぶりつくのが千秋の醍醐味である。果皮が薄いので食べた時の歯ざわりも悪くなく、生を皮つきでスライスしたり、皮つきのままジュースやスムージーにしたりしても美味しいだろう。また、日持ちがあまりよくないので、鮮度が落ちた場合には加熱してジャムやコンポートにして食べることもおすすめだ。

結論

果皮が薄いので、生での丸かじりでもシャキシャキと美味しく食べることができるのが、千秋の大きな特徴である。あまり市場には出回らない珍しい品種ではあるが、目にした際にはぜひ、手に取って一度食べてみることをおすすめしたい。
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