【グレープフルーツ】大辞典！栄養や調理法など、これを見れば丸わかり

グレープフルーツはフロリダや南アフリカ、イスラエル、メキシコなど亜熱帯地域で栽培されている。国産のグレープフルーツもあるが、流通しているほとんどが輸入品だ。品種にもよるが基本的には夏が旬となる。グレープフルーツを選ぶポイントは、形と張り。凹みなどなく、表面にツヤがあるずっしりと重いものを選ぶといいだろう。

グレープフルーツは美味しいが皮をむくのが面倒という人も多い。皮のむき方に決まりはないが、リンゴのようにむいたり切り込みを入れて手でむいたりという方法が一般的だろう。そのほかに沸騰させたお湯にグレープフルーツを入れて3分間茹で、冷水で1分間冷やすという方法を知っているだろうか？こうすることでミカンのように簡単にむけるのだ。実を取り出す切り方は、リンゴのように皮をむくときに薄皮もはがすように切る。そして薄皮の筋に沿って包丁を入れることで1つずつ実が取れるだろう。

グレープフルーツは生で食べるだけでなく加熱しても美味しく食べられる。生で食べるときは、サラダに和えるといいだろう。フレンチトーストと組み合わせて焼くというのもおすすめ。そのほかにグレープフルーツを絞ってジュースにするという方法がある。ジュースにするだけでは普通だが、それを電子レンジで温めたり温かい紅茶で割って飲んだりという方法も興味深い。

グレープフルーツのカロリーと糖質について触れている。グレープフルーツは、リンゴやブドウに比べるとカロリーも糖質も低め。ジュースにしてもさほど変化はないが、ジュースや缶詰になると加糖されることもあるのでその場合はカロリーや糖質が高くなる。また、ジュースだと飲みやすいためにコップ2杯も3杯も飲んでしまう可能性がある。そうなるとカロリーも糖質も高くなるので、ダイエット中は注意が必要だ。

グレープフルーツは皮が厚いので、オレンジやミカンよりも長持ちするだろう。また船便で輸入されることが多いため、防腐剤や防カビ剤が使用され傷みにくい傾向にある。そのため冷暗所に置いておけば1週間ほど保存できるだろう。湿度や気温が高いときはビニール袋に入れて冷蔵庫に保存するのがおすすめ。そのほかには、皮と薄皮をむいた果肉のみの状態であれば、冷凍保存もできる。

グレープフルーツの名前の由来はブドウにある。グレープフルーツの実の付き方がブドウのように房状になることからつけられたようだ。そんなグレープフルーツにはダイエットや美容、疲労回復への効果が期待できるといわれている。その理由はイノシトールやリモネン、ビタミンCが含まれているからである。そのほかにもミネラルやアミノ酸も含んでいる。

甘酸っぱくほのかな苦みがクセになるグレープフルーツは、スムージーにするとより飲みやすく、ほかの食材と組み合わせるので栄養価もアップする。たとえば、グレープフルーツにパイナップルと黄パプリカを加えたスムージーはトロピカルな美味しさ。そのほかにはグレープフルーツにキウイとレタスを加えたスムージーもおすすめである。手軽にビタミンやミネラルのチャージができるだろう。

グレープフルーツは工夫すれば日本各地で栽培が可能である。ただ、寒い地域では鉢植えにして室内での温度管理の徹底が必要だろう。グレープフルーツは生育期間が長く、実がなるまでに15～20年ほどかかるといわれているので、気長に育てるといい。グレープフルーツは病害虫がつきやすく、病害虫によって枯れてしまうこともあるので注意しよう。

美容や健康にいいとされ注目されているグレープフルーツには、さまざまな切り方や食べ方がある。また、種類によって味わいも変わってくるので楽しみも多いだろう。お気に入りのグレープフルーツの種類を見つけ、自分にとって食べやすい方法で食生活に取り入れていこう。