1. かぼちゃの歴史
かぼちゃが日本へ伝わってきたのは16世紀頃で、ポルトガル船によって運ばれてきたといわれている。その後、明治時代以降にアメリカから西洋かぼちゃが伝わった。現在、一般的に多く出回っている品種が、この西洋かぼちゃである。原産地は、さまざまな説があるが、一般的には中南米あたりが有力な原産地として知られているようだ。
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2. かぼちゃの栄養と効能
かぼちゃは栄養豊富なことから、江戸時代頃より冬至に食べる健康によい野菜として親しまれている。粘膜や皮膚の抵抗力をアップさせるβカロテンや、腸まで届くといわれる食物繊維、日本人に不足しがちなビタミン類が多く含まれる野菜。ポリフェノールの一種で、種に多く含まれているリグナンは、育毛に効果的だといわれる栄養素だ。
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3. かぼちゃの保存法
かぼちゃは皮が分厚いため、長期保存に適した野菜のひとつである。まるごとであれば、3ヶ月程度保存が可能だ。まるごと保存するには、新聞紙で包み、風通しのよい冷暗所に置くのが基本だ。切った場合は、種やワタの部分から傷みはじめるため、まずはこの2つを取り除こう。切った断面が空気に触れないよう、ラップでぴったりと包み、野菜室で保存すると、1週間程度は保存できる。
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4. かぼちゃを安全に切る裏ワザ
まずは、包丁の刃先を使ってヘタの周りに円を描くように切れ目を入れ、ヘタをくり抜くようにして取り除く。次に、ヘタを取り除いた部分に包丁を入れて手前側半分を切っていく。切れたらかぼちゃを逆にして、反対側も切っていくと、かぼちゃが安定して比較的切りやすい。かぼちゃの皮は硬く滑りやすいため、十分注意して切ろう。
5. かぼちゃの煮物の簡単な作り方
美味しいかぼちゃの煮物を作るには、素材が重要だ。皮の色がよく、ずっしりしたものを選ぼう。下処理で気をつけたいのは、種とワタを取り除き、なるべく均等な大きさに切ること。煮崩れの防止と火の通りを均等にするために、面取りすることも覚えておきたいコツだ。下ごしらえが終わったら、鍋にかぼちゃと調味料、水を入れ、味のムラをなくすため、落しぶたをして加熱しよう。
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6. 30分でできるかぼちゃコロッケの作り方
冷凍かぼちゃを使うことで、簡単にかぼちゃコロッケが完成する。レンジで柔らかくなるまで冷凍かぼちゃを加熱し、塩を入れて木べらでほぐすようにして混ぜ合わせよう。ほぐれたかぼちゃに、みじん切りにして炒めた玉ねぎとひき肉を入れて混ぜ合わせる。粗熱が取れたら俵型に成形し、薄力粉、卵液、パン粉の順番に衣をつけて
180℃の油で4分前後揚げれば完成だ。
180℃の油で4分前後揚げれば完成だ。
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7. かぼちゃプリンの作り方
種とワタを取ったかぼちゃを、柔らかくなるまでレンジで5分程度加熱する。竹串が通るくらい柔らかくなったら、スプーンを使って皮を外し、ボールに入れて潰す。熱いうちに砂糖を加え、牛乳を少しずつ加えていこう。さらに卵とシナモンパウダーを加えて生地は完成。型に生地を流し入れ、180℃のオーブンで20分、さらに170℃に温度を下げ20分ほど焼けば完成だ。
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8. 黒皮栗かぼちゃの特徴や選び方
比較的ポピュラーなかぼちゃとされているのが、黒皮栗かぼちゃである。日本各地で栽培されており、収穫時期は初夏から秋にかけて。果肉が粉質で加熱することで甘みが増し、ほくほくとした食感が特徴だ。軸が太く乾燥しており、形は左右対称のものを選ぶのが好ましい。手に取った際にずっしりと重みを感じるものを選ぶことも覚えておきたい。
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結論
古くから多くの人に親しまれているかぼちゃ。長期保存に適している野菜のため、まるごと購入して、さまざまな料理にアレンジして楽しむのもおすすめだ。おかずだけでなく、おやつにもかぼちゃを使った料理を作って食べてみてほしい。