1. ズッキーニの栄養と効能
メキシコが原産の野菜で、実はかぼちゃと同じウリ科カボチャ属に分類される。カロリーは低いが栄養価が非常に高い野菜で、夏バテ改善にも効果的だ。主な栄養は、強い抗酸化力を持つβカロテンやカリウムなどのミネラル。さらに、ビタミンCやビタミンB群、キャベツと同じくらい豊富な食物繊維なども含んでいる栄養満点の野菜だ。
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2. ズッキーニの種類と選び方
夏が旬の野菜で、日本では1980年代に入って栽培が始まった。きゅうりのように細長いタイプやコロッとした丸いタイプ、花がついたタイプなど、さまざまな種類が存在する。美味しいズッキーニの見分け方は、全体が均一な形であることと、ふっくらとした見ためのものを選ぶのが好ましい。乾燥しやすい野菜のため、切り口をチェックして、乾燥していないかどうかもチェックしよう。
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3. イエローとグリーンのズッキーニの違い
細長いタイプのズッキーニのなかに、グリーンのものとイエローのものがある。色以外の見ためはほとんど同じだが、イエローのほうが、果肉が若干柔らかい。グリーンは青臭さが強いため、生で食べるならイエローのほうが向いているだろう。グリーン本来の味わいを楽しむなら、油で炒めて深みとコクを出すのがおすすめだ。イエローはもともと薄味なので、炒めると淡白な味わいが楽しめる。
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4. ズッキーニの冷凍保存のコツ
冷凍保存する場合は、硬めに加熱しよう。輪切り、もしくは角切りなどの使いやすい大きさに切ったズッキーニをオリーブオイルなどでさっと炒めたら、金属トレイに並べて急速冷凍する。凍ったら保存袋に入れて冷凍庫に入れよう。保存可能期間は1ヶ月程度。冷凍したズッキーニを使うときは、とくに解凍する必要はなく、凍ったままスープや煮込み料理、炒め物などに使うことができるので便利だ。
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5. ズッキーニの切り方と下処理
幅広い料理に使えるズッキーニ。生で食べる場合は、薄切りや千切りにすると食べやすい。アクが気になる場合は、軽く水にさらしたり、軽く塩もみしたりするといいだろう。煮込み料理や炒め物に使う場合は、食感を楽しむため1cm程度に輪切りにするのがおすすめだ。スープには、サイコロ状に切って入れると、食べやすく見栄えがよくなる。
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6. ズッキーニの美味しい調理法
ズッキーニを薄くスライスしたり千切りにしたりして、生で楽しむのも美味しい食べ方のひとつだ。生のズッキーニは、チーズやオリーブオイルなどと相性がよい。ズッキーニの旨みをしっかり引き出すなら、サッと油で炒めたあと、鍋にふたをして蒸し焼きにする調理法がおすすめだ。もちろん、軽く焼いただけでも美味しくいただける。
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7. ズッキーニのリボンサラダ料理
ズッキーニを細長く切り、パスタに見立てたサラダ料理も人気を集めている。ズッキーニで作った麺にパスタソースを和えれば、低カロリーなパスタ風サラダの完成だ。ズッキーニを千切りにしてオリーブオイルと塩コショウ、レモン汁をかければズッキーニ・ラペに早変わり。ピーラーでズッキーニを帯状にすれば、まるでリボンのようなサラダが楽しめる。
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8. 花ズッキーニとは?
日本ではあまり目にする機会が少ない花ズッキーニ。イタリアでは、初夏の定番野菜として親しまれている。花ズッキーニは開花前後のものを若採りしたもので、ほんのわずかな期間しか収穫できない貴重なものだ。雄しべや雌しべも食べられるが、あまり味がよくないため取り除いて食べることが多い。日持ちはしないので、購入したらその日のうちに食べるのがおすすめだ。
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結論
生はもちろん、煮ても焼いても美味しくいただけるズッキーニ。栄養が豊富なのに、低カロリーでダイエット中の人にも注目してもらいたい野菜のひとつだ。普段の食卓におしゃれなズッキーニ料理を取り入れてみてはいかがだろうか。